ばいばい、アース〈4〉今ここに在る者 (角川文庫)

著者 :
制作 : キム・ヒョンテ 
  • 角川書店
3.70
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本棚登録 : 506
レビュー : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (377ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044729073

作品紹介・あらすじ

「試者の灰」をもって王を葬り、闇のものたちを率いて世界をも壊そうとする剣士アドニス。彼と少女剣士ラブラック=ベルの闘いは痛く果てしなく、濃密に続く-生きとし生けるもの、全てのことわりを巻き込み続けながら。そしてついに訪れた終わりのとき、ベルが見いだしたものは-?異能の世界構築者冲方丁、最初期の傑作ファンタジー、堂々の完結。

感想・レビュー・書評

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  • 完結。

    全体的に長すぎといえばそうなんだろうなぁ。エピローグなんて、「ロード・オブ・ザ・リング」並な感じです。
    でも、これぐらい物語に対しては、やっぱり、これぐらいのエピローグが必要なのかなぁと思います。

    熱くて、ぶっとい、良い物語でした。

  • 2014/1/27

  • 「生きてここに立っている」のがテーマ。過去の自分から脱皮し、新たな自分を花開かせる。どんなに環境が変わろうとも、たくましく、それなりに適応して生きていけるものだ。
    ベルが物語の最初に取り出して、やむなく捨てた種子が、本来の成長できる環境で無いにも関わらず、適応して、見事花開いたエピローグは、全ての人に希望を与える。

  • とうとう読み切った!読了後にまず感じた。あまりにも長い。

    不必要な部分が長く、特に戦闘シーンはチャンバラと作者がいっているように、一種の劇であって、その形式の上に展開されるママゴトのような戦いをみても訳がわからないだけである。各種造語と意味不明な設定も
    読者を置いてけぼりにしている。

    何でも突っ込んだせいで分けの分からない長大な物語になってしまった。
    冲方丁は本質的に戦闘ばかり書いているのか、それとも私が読んだ「マルドゥック・スクランブル」「マルドゥック・ヴェロシティ」「ばいばい、アース」が”たまたま”戦闘ものだったのか。

    マルドゥック・スクランブルの解説文にて鏡明が「読者のためと言うよりも、作者が自分のために書いているという気がした。習作めいたところを感じたのだ。」と記してあるように、これは習作なのである。

    本書はマルドゥック・スクランブルの下書きといってもいい。
    戦って存在意義を求めているという大筋は変わらない。
    テーマを伝えるならば、ネグローニのエピソードで十分。作者のやりたいSF的テーマをやるなら解説で上がっていたSF短編のような形でいいのだ。

  • 全4巻で5年前くらいに発売され
    スゴいスローな感じで読みました。

    それこそ
    最終巻はもう前回までの流れが
    あやふやになっちゃうくらい

  • 何が何だか分からずキャラクターにも感情移入できないままなんとなく終わってしまった。あれれ……と思いつつあとがきを読んだら、そこにすべての回答が。個人的に参考になったので以下メモ。

     当時、この冲方丁という人は、やたらと小説技法の「習得段階」にこだわっていた。
     といっても今もこだわっているのだが、要するに小説を主題・世界・人物・物語・文体の五つの側面に分けて考え、上から順に身につけていこうというものであった。そして本作では、「主題と世界」の構築と発見に特化して修練するのであって、それ以外はひとまず忘れる——という、理にかなっているようで、はなはだ無謀な作品作りを心がけた。

  • 何が悔しいってここまで来てもわからないことが多いと言うこと。
    言い回しや名前が理解できそうでわからない。
    完全にお手上げではなく、なんとなくわかるようなわからないような…みたいな状態なので、一応最後まで読むことはできたけれど、もやもやで頭の中がいっぱいに。
    面白い、面白くないの前にわからないというのはとても悔しい。
    これはまた1巻から再読します。

  • 圧倒される世界観。広げられた風呂敷のたたみ方は「斜め上」を言った。

    若さゆえの勢い。熱めいたものがなんというか「むぎゅっ」としている。勢いで押し切られた…ってのが、素直な感想。

    無人のテーマパーク。神々の末裔。彼らが与える答えは想像以上にお粗末で、納得のいくものではなく。「お前らのいうことはちっともわからないな!」はベルでなくても、言いたくなるセリフ。

    田村由美「BASARA」と物語の構造が似ているようにも感じたし、士郎正宗「APPLE SEED」に世界観が類似しているようにも感じた。

  • 表紙のベルが一気に巨乳に(笑)!!
    最後まで旅に出ないのかと思ったけど最後でようやく…
    1巻ではファンタジーかと思ったけど、これはSFファンタジーだったのね。

  • 表紙のベルが一気に巨乳に(笑)!!
    最後まで旅に出ないのかと思ったけど最後でようやく…
    1巻ではファンタジーかと思ったけど、これはSFファンタジーだったのね。

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プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)。1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。

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