黒い季節 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2010年8月25日発売)
3.06
  • (10)
  • (44)
  • (54)
  • (38)
  • (8)
本棚登録 : 558
感想 : 60
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784044729103

作品紹介・あらすじ

未来を望まぬ男と、未来の鍵となる少年。縁で結ばれた二組の男女。すべての役者が揃ったとき、世界はその様相を変え始める。衝撃のデビュー作! ――魂焦がすハードボイルド・ファンタジー!!

みんなの感想まとめ

多彩な描写と独特の世界観が印象的な作品で、著者の若さと勢いが感じられるデビュー作です。異能者とヤクザが絡むストーリーは、緻密な設定と共にエンターテインメントとしての魅力も兼ね備えています。特に、終盤の...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今更説明は不要と思いますが冲方丁のデビュー作。
    作者に絵の素養があるからなのか、描写がとても多彩。終盤の描写は後の「ばいばい、アース」を思わせる。一見ディテールフルで難しい小説を書くイメージがありますが、根っこは多分にエンターテインメントなんだと再認識させられる1編です。

    • 青格子さん
      私は言葉選びのセンスにうなりました。五感に訴えかけてくる単語の暴力。
      私は言葉選びのセンスにうなりました。五感に訴えかけてくる単語の暴力。
      2023/05/12
  • 全く何がしたかったのか分からなかった。ただ読み終わるために読んだだけ…みたいな…

  • ある範囲の知識あって深読みすれば面白いのかもしれないけど、やっぱりファンタジー系は苦手です。
    ーーーーー
    身のうちに病を飼い、未来を望まぬヤクザ「藤堂」、記憶を喪い、未来の鍵となる美少年「穂」、未来を手にせんとする男「沖」、沖と宿命で結ばれた異能の女「蛭雪」、未来を望まずにはいられぬ少年「誠」、誠と偶然で結ばれた異能の女「戊」―縁は結ばれ、賽は投げられた。世界は、未来は変わるのか?本屋大賞作家、冲方丁が若き日の情熱と才能をフル投入した、いまだかつてない異形のエンタテインメント。

  • 冲方丁は歴史ものしか読んだことがなかったので、こんな話も書いてたんだと借りてみました

    なんとデビュー作です
    18歳でこれだけの長編ができあがるのがすごい

    不思議な力をもつ異形の人とヤクザの抗争?が絡み合う話
    菊池秀行っぽい感じでした

  • あまりファンタジー系統は読まないのですが、冲方さんの作品ならどうかなぁと思い読み始めて、早々に挫折しかけました。
    私の理解力の乏しさ故ですが、世界観が全く入ってこない。
    最後まで誰が誰だか何なんだかわからないまま終わってしまいました。


  • 身のうちに病を飼い、未来を望まぬヤクザ「藤堂」、記憶を喪い、未来の鍵となる美少年「穂」、未来を手にせんとする男「沖」、沖と宿命で結ばれた異能の女「蛭雪」、未来を望まずにはいられぬ少年「誠」、誠と偶然で結ばれた異能の女「戊」―縁は結ばれ、賽は投げられた。

    いろいろな人物や舞台設定、背景や組織を作った割にはあっさりと終わってしまった印象。ここまで作るならば、続編とかがあった方が話に深みが出た気がする。バトル描写とか面白かった分、残念。

  • えっ、これは何かの続編なの?と思うくらい世界観に置いてかれました…。
    ヤクザと神道陰陽道がまぜまぜの話で、過去の、嫉妬と醜い闇と残酷さが鬼になってしまってそれを調伏するみたいな話。鬼を生み出し人がヤクザで、ちょうど内部抗争というか生まれに対して腹たってるとか何やらかんやらで血祭りあげようぜみたいな。ややこしい。
    しかも、調伏する側の異形の者も内部で対立してるけど背景がさっぱりわからない…説明してくれてるのになんで対立してんだったかな…。

    天地明察みたいなスッキリ一本通った話かと思ったら、設定モリモリのデビュー作でした。いっぱい調べて書いたってのは天地明察とかに似てるから作り込みはすごいんだろうなぁ…。
    (デビュー作ということで星1つおまけの2つにしました)

  • ヤクザ藤堂の前に現れた記憶喪失の穂。謎の力を持つ戈と父の絵を探す誠。狂気を抱える沖とアルビノの美女蛭雪。世界の表と裏が混ざりあう異能バトルが始まる。
    冲方丁さんの天地明察が面白かったので読んでみたが、ライトノベルであった。18の頃の作品ということで、オッドアイやらアルビノやらネーミングやらに中2感。登場人物が多いので、藤堂の過去や、沖の狂気やら、背景設定やらがいまいちよくわからないまま終わった。一番好きなのは戈かな。

  • 異能者とヤクザをうまく絡めましたな。
    一つの絵を中心に、細かい説明は全て端折ってそれらしい世界が広がっている。

    デビュー作だから若さと勢い◎
    もう少し現代の人物を掘り下げてあると面白かったような。
    過去に何があったのか蛭雪が気まぐれ出さなきゃ何も明かされなかっただろうけど、落とし方としては手抜きっぽい。

  • 正直世界観についていけなかった。

  • ファンタジー、歴史物を読んできて、現代物。
    格好良さというか、中2っぽさ全開。好きです。漢字の使い方が、かっこいいです。まあでも、これをかっこいいと思うのは、ヤンキー的な、夜露死苦的な感じがないこともないですが。

    「天地明察」は、ちょっと中2っぽさは少なかったかな?
    まあ、題名と初手天元とかは、ちょっといい感じか。

    これを読んでいる間、古川 日出男古屋を思い出していました。とんでもない話なのに見てきたように書くところがにているのかなと思います。
    この2人は凄いです。

    それにしても、これが16歳の処女作。おとろしい話です。
    荒い。でも、ものすごいものが埋まっている感がメチャクチャします。
    これが、洗練されて、「ばいばい、アース」にもなるし、「天地明察」にもなっていくんですよねぇ。

  • 著者のデビュー作。

  • 「眠っていた厨二魂が疼く」

    いわゆる符牒や「右眼の龍を少し起こした」などのいかにも厨二病な表現は若干恥ずかしさを覚えるが、裏の世界のそのまた裏、この世界の平行に我々が気づかないだけでずっと存在していた世界とその住人という設定が胸熱すぎてすぐに物語に引き込まれる。

    現在の組織の成り立ちに関わり今は変化を望まないやくざと記憶を失い過去を持たない代わりに赤い棒と大きな刺青を持つ少年、父の描いた絵を失い苦しむ青年と人智を超えた能力を持ち弟を探す少女、大いなる野望を抱く片青眼の若頭と不吉な能力を持つ赤目の女性。この六人がそれぞれの目的のために手を組み三つ巴となり、世界が壊れ始める。

    主人公がやくざというなので、 死ぬということに恐怖の重点が置かれていないように思う。むしろ読み手としては、ありえない世界を文章で表しているのに容易にそれを想像させられてしまうのが恐怖だった。あの世でも夢でもない不気味な世界に自分が迷い込んだような錯覚を覚える。

    文中では分かりづらい単語もあるので何度か手が止まり一気に読み終えてしまうような疾走感はなかったが、一度入るとなかなか抜け出すことのできない世界観。ライトノベルの新人賞を受賞したとはとても思えない暴力的でヘビーな今作はいま読んでるのドス黒さと読後の爽快感が対照的なのもいい。

    文庫版のあとがきを読んで天地明察の作者だったことを思い出す。ああ、原点はここだったのかとしみじみ考えた。
    2014.9.11 MORIOKA TSUTAYAで購入

  • 未完成で荒削りな物語。もう何か、読み手としても戸惑うばかりの勢いと熱さが文章に現れている。『もらい泣き』や『はなとゆめ』などで見られる、《こなれた》冲方丁はない。物語としても、今の冲方丁の水準からみれば、多分に甘いし、文章も不親切でわかりづらい箇所が散見される。
    それが本書の短所であり、魅力でもある。
    私は、この本のあとがきが大好きだ。一生、読み返すだろうと思う。本文以上に、著者の勢いと熱さがほどばしっている。

  • 面白かったけど、とても読みにくい文章でした。陰陽の思想に闇の社会と対立、記憶喪失の少年とそれを拾った男性とツボは多いのですが、とにかく読みにくかったです。文章から醸し出される勢いで読んだような感じ。デビュー作ということですが、確かに納得できる部分も多く、「天地明察」あたりと比べると驚くほど読みやすさが違っています。

  • 冲方さんの本や、と思って購入したら、まさかのデビユー作!

    ちょっと内容が書きたいから書いてはる感じで、説明不足じゃないかな、と思う箇所も多かったけど、デビューからこの表現力はすごい。

  • 怒濤の勢いで濃いものが流れていってる感じ。
    よく分からないところもあったけど、嫌いじゃあないなあ。

  • /1a&…&&ー&&&74p~gwww22rs(>_< )(((>_< )(>_< )>_< )^_^)>_< )

  • 独特の世界観と強烈なキャラクター、描写の激しさは、読んでいる人を圧倒します。
    でも、そのハードさは、好き嫌いが分かれますね。

  • 小難しい漢字とルビいっぱい、な感じに、同じスニーカー文庫で刊行されてたされど~シリーズを思い浮かべたけど、あそこまでの無茶苦茶な展開、無茶苦茶すぎるが故の突破力みたいなものは無かったなぁ。大賞取ったとは思えない平凡さだった気がする。

全53件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

冲方丁の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×