デビルズ・ダイス 2の目 (角川スニーカー文庫 205-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044735029

作品紹介・あらすじ

未来を見通す悪魔のサイコロ「デビルズ・ダイス」を手に入れた白河才は、ダイスを狙う巨大組織「財団」に対抗するため、広域暴力団に接近していた。一方、法地は暴走を続ける才を殺すため、宿敵である「財団」と手を組み、特殊部隊を使って才に襲撃をかける。しかしダイスの力で襲撃時間を割り出した才は、法地たちを殲滅する恐るべき罠を張り巡らせていた。数字を読み、先の先を読んで裏の裏をかく頭脳戦。もうゲームから降りられない。

感想・レビュー・書評

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  •  図書館から借りました

     ファンタジー。サイコ・クライム小説。

     悪魔のサイコロを手に入れた、白河才。
     未来を見通すそれを用いて、自分と姉にとって害なす義母とその恋人を葬り去り、巨額の宝くじを当てるのだが。

     たった一人の友人山寺法地、そして最愛だったはずの姉彩。
     すべてを利用し、踏みにじり、傷つけ、殺し、才は悪魔になっていく。
     一巻目はまだおとなしい。
     これでもまだ、行儀がいいほう。
     二巻目になると、もはや大量の人間を殺すために存在する、殺戮の悪魔のごとき行動をとる。
     もはや、いったい何人殺したのだか、数えられない。
     
     才に愛していた彩を殺された法地は、才を殺すために追いかける。
     友情として、才を殺して、デビルズ・ダイスをこの世から抹消するために。
     そのためならば、法地は才を追う『財団』と手を組み、あらゆる犠牲を出して戦おうと決意する。

     雰囲気的には、デスノート。あの頭脳戦。
     これは、おもしろい。
     続編が楽しみだ。

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