ストライクウィッチーズ 乙女ノ巻3 (角川スニーカー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2009年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044739034
作品紹介・あらすじ
「もしかしたらネウロイとわかり合えるかもしれない」人型のネウロイと遭遇し、その行動に今までとは違う何かを感じた芳佳だったが、そんな彼女をミーナは軍規違反として謹慎処分にしてしまう。どうしても自分が感じたものが何なのか確かめたい芳佳は、基地を抜け出し、一人ネウロイの巣へと向かうのだが!?扶桑で芳佳の帰りを待つみっちゃんの妄想全開(?)な書き下ろしオリジナルエピソードも追加。大人気ノベライズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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まだ20歳なのに。
総量が決まっているのか、ある年代にしか力が発現しないのか。
力がある数年間の間に訓練を受け、さらに戦果を挙げ、そして次の世代に教育を施す…。
そりゃもう自転車操業だな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
メディアミックス企画として立ち上がった「ストライクウィッチーズ」のノベライズ版です。
小説ではなく、TVのノベライズという立ち位置ですので、TVと結構ダブります。
というか本巻はほぼTV版第1期をなぞる形になっています。
インターミッション「みっちゃん・いんぽっしぶる」がオリジナルで、みっちゃんがなにげにアホ子なのが微笑ましい。
内容的に、
第1章 守りたいもの
TV版第9話相当
第2章 信じてほしい
TV版第10話相当
第3章 空へ
TV版第11話相当
第4章 ストライクウィッチーズ
TV版第12話相当
という感じです。 -
ストパンの1期は視聴した事が無かったんだけど、こんな終わり方だったのか。
この巻にでできた人型は関連作品でも滅多に扱われていないけど、このまま黒歴史になったしまうのだろうか?それとも何処かで保管してくれるのだろうか?
今まではストライクウィッチーズの面々と宮藤が1人ずつ交流する形の短編の積み重ねだったと思うけど、最終巻でこれらが一本に纏まった形なのだと思う。
そこにはネウロイの謎や人類軍の怪しさ、坂本少佐の葛藤などが含まれているのだと思う。
ストライクウィッチーズは軍隊としては失格なのは明らかだけど、元よりウィッチという存在が年若い少女を戦場へと駆り立てるし、異常でない部分の方が少ないからあんまり違和感はないな。
[more]
結局、『ウォーロック』に始まったネウロイ化の開発は2期を視聴した限りでは継続されているんだよね。しかし、ブリテンのマロニー大将の独断ではなく、連合国で共同開発だろうけどね。
一国であんな兵器を開発されたらミリタリーバランスが確実に崩れるからしょうがない。
マロニー大将も多少は少女を戦場に送る罪悪感はあったのかな? -
アニメの内容を文章にした感じなので、スラスラ読めた。
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内容は昨夏放送されたアニメ後半の話のノベライズ。おまけみたいな幕間もあるけれど。ひとまず完結?になるのだろうか。アニメ二期が始まればまた出そうだけど、その時はいらん子中隊とも絡んで欲しいな。
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クリスの描写がたまらなく可愛かった。宮藤の凱旋もとても良かった。みっちゃん・いんぽっしぶる以外はアニメエピソードのノベライズだが、終盤で捉えにくかったミーナ中佐の心情が描かれていたのが良かった。アニメで何度も観たエピソードだが読んでいて何度か鳥肌が立った。やはりストライクウィッチーズは素晴らしい作品だと思う。