サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
- 角川書店 (2009年5月30日発売)
本棚登録 : 1053人
感想 : 118件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784044743017
作品紹介・あらすじ
能力者が集う街、咲良田。記憶を保持する能力をもつ少年・浅井ケイと、「リセット」――世界を三日分、元に戻す能力を持つ少女・春埼美空は、「猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが……。
みんなの感想まとめ
能力者が集う街、咲良田を舞台に、記憶を保持する少年と「リセット」の能力を持つ少女が織り成す物語は、時間を巻き戻すことで生じる葛藤を描いています。特に「リセット」という能力が引き起こす影響に対するキャラ...
感想・レビュー・書評
-
評価:☆3
「リセット」
たった一言。
それだけで、世界は三日分――――死ぬ。
舞台は能力者が集まる咲良田市。
3日前に戻す能力というのがまずなかなか面白い。
そして記憶を保ってられる能力をもつケイと協力して「現実」に立ち向かう・・・ここまではいい。
でも全部ケイの自己満足にしか感じられないんですよね。実際にケイも自己満足だとは分かってるみたいだけど、何だかなぁって感じです。
リセットが原因で親しい女の子が死んじゃったから、リセットを使ってそういうことが起きないようにするって明らかに言ってることおかしいしね。
気持ちは分からんでもないがやっぱりもやもやする。
あと物語の進み方が淡白に感じたかな。
登場人物の感情ややりたいことがいまいち伝わってこなかった。(特に前半)
おかげで読むのに時間がかかってしまったよ・・・。
ただ締め方を見るに次巻からはまた少し展開が変わっていきそうな感じはするので期待はしたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ひさびさのライトノベルでした。
ざっくり言うと、超能力者たちが集う街・咲良田に暮らす高校生たちのSFとミステリーを足して割ったような作風。
こういう世界設定は嫌いじゃない、…けど、読んでいてあんまり作品に入り込めなかったのが残念。文体は何だか中二病っぽくて個性的。これも嫌いじゃない、…けど、ずっと読んでると何故かツライ(笑)
挿絵が良い味だしてます。 -
とりあえず、時間軸の話が読みたくて、検索したりお店に行ったりして買った本です。
このシリーズは何度も読み返しました。 -
副題目:猫和幽灵,发展着星期六。要害是麥麦高芬(MacGuffin)和温柔的。只今我知道这个是连的故事。
-
Message body
作品に漂う切ない雰囲気が好き
2巻3巻を読んで一番初めに戻ったからちょっと混乱した
春崎ってこんなに喋るのか…って思った
2巻3巻のイメージが強過ぎたのかな?
米澤穂信の古典部シリーズに雰囲気が似てるかもしれない
主人公が何かを諦めようとしていて、でも諦めきれない感じとか
最後まで読んでみたいな
咲良田から超能力が無くなって終わりなのかな -
異能を持つ集団の物語はかなり好きなジャンル。今時っぽいクールで熱い子、無感動な発展途上の子、トゲトゲしてて傷ついてる子、とよくあるキャラクターではありますが、シリーズ化されててこの先も読める様なので、まずは読んで見たいと思います。
-
【再読】
全体的に淡い印象。大きな話をしているようで、でもそれは狭い世界での話で。まわりくどく言っているけど、結局何が重要なことなの?という感じ。でも、この作品のこと嫌いじゃないのは、多分読んでいくうちに何が言いたいのか分かってくるから。よく分からないことをごちゃごちゃ言うだけ言ってそのままぽーい!とされるのが一番苦手なので…。
でも「~だった。…だけれど。」という文章が多いように感じて、そこは少し気になった。まわりくどいのは慣れてくるけど、この文章は引っかかったかな。あと主人公の達観した感じも好きになれない。ストーリー上必要な部分ではあると思うから悪いとは言わないけど、個人的な好みの問題。
まだ明かされていない部分も多いので、次も期待。野ノ尾さんとか、また出てくるのかな? -
そのまま受け入れていいのかちょっと疑問。ケイは今後も懺悔のために「リセット」をするのかしら。
-
咲良田の世界や能力に馴染むのに、少し手間取りながら読み進めた。
-
-
河野裕先生作「サクラダリセット」。超能力者が集まる咲良田町で繰り広げられる、ヒューマンドラマをメインとした作品は、全体を通して透明感が漂っており、苦しさすら覚える薄さです。空気が薄い、とはこのようなことなのか、と思うような読後感でした。
何が面白いのか、と問われると難しいのですが、私が良かったと思えるのは主人公の感性と能力の合致です。主人公は「絶対に忘れない」という能力を保持しており、パートナーの「リセット能力者」と協力して、未来の記憶を持ったまま事件を解決するという展開になっています。
この能力、一見優秀っぽいですが、私はもっとも不必要な力だと思います。人間は忘却の生き物ですが、それは覚えられないのではなく、すべてを覚えておくと逆に不都合だからです。嫌な記憶は、楽しい記憶より残りやすい。聞いたことがあると思いますが、主人公は永遠につらい記憶にさいなまれ続けていて、どこか達観したような感性を持つに至った。そんな風に想像してしまいます。
そこまで考えて読むと、針が降り切れてしまって何も感じない心。それでも、端々に諦めきれないという未練が滲んでいる。この二つを感じるたび、切なくなってきます。傑作、とまでは言えないのかもしれませんが、最高級とは言い切れるぐらいの作品です。古いからって、敬遠せずに読んでほしいです。 -
本作の著者の本は他の本も一通り読んでいますが、箱庭物(という表現が正しいのかわかりませんが)のように、限られた空間での世界観やその中で起きる出来事をすごく丁寧に描写される方だなと思います。
このシリーズはタイムリープを繰り返して少年が理想とする世界を手に入れるというのが大きなテーマだと思っていますが、初巻の本作は一番それが色濃く出ていると思います。浅井ケイの願いがキレイで読んでいて何度でも読み返したくなる作品です。 -
サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
-
『タイムリープ』のような時間SFが題材の乙一作品風青春ミステリ
現時点では『六番目の小夜子』より余程上なので今後に期待 -
異能者たちが現れてきた咲良田市では、「管理局」が異能者たちを取り締まっている。「管理局」に目をつけられているケイと美空、その能力からペア扱いされ、二人で管理局からの依頼をこなしていた。今度の依頼は、「猫を生き返らせてほしい」というもの。美空が「リセット」ということにより、世界は「セープポイント」まで巻き戻す。そこは、まだ猫が生きている世界――。
乙一、米澤穂信を想起する流れるような透明感のある文章でした。特異なキャラクターではないので、あまりライトノベルぽくはないんだけれど、メインストーリーはライトノベルぽく異能を扱っている。美空がなんでそこまでケイに懐くのかとか、もれているところはあるけれど、この文章だけでもすごくよかった。これからが楽しみです。このシリーズだけに縛られず、いろんな作品を書いていってほしいなあ。一般文芸でもいけそうな気がする。女性にもおすすめです。 -
ライトノベル
-
ラノベだっていううがった見方をしてみれば、うまく書けている部類に入ると思う/ しかし平坦な文体で、読んでて冷めてくる/ 暗い/ 主人公がスカしすぎ/ あといかにもオチのために配置しましたってキャラと能力があざとい/ 構成が出来すぎてるだろ、と/ 本当に最後の最後の、オチのあとのシーンでなんとか救われたかなと思う
-
著者の最近の作品を読んでから処女作を読みました。昔からこの文体なんですね。難しいことを言っているようでそれでいて内容のあるような無いようなでも大事なことを言っているふわりとした雰囲気の文章が大好きなので、とてもたのしく読めました。主人公もヒロインも淡白そうだけど、春埼はしっかりヒロインっぽくケイに恋をしていてかわいいです。ケイも高校生にしては頭も良すぎるし淡々としてるようだけど、それは能力ゆえ仕方ない気もします。残酷だけどやさしいお話でした。あまりラノベっぽくないです。普段一般しか読まない人にも勧めたい。
次巻以降も読みたいです。
この本が好きな人におすすめの本
著者プロフィール
河野裕の作品
