機動戦士ガンダムUC(8) 宇宙と惑星と (角川スニーカー文庫 G 9-8)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044748302

作品紹介・あらすじ

『ラプラスの箱』を巡る争奪戦は、連邦とネオ・ジオンという垣根を越えて運命の人々を集結させた。ザビ家の忘れ形見であるミネバの言葉によって、双方が協調しかけたと思えたその時、最悪の裏切りがバナージを襲う。これが現実-人の融和はありえないと断じる「シャアの再来」フル・フロンタルに対して、バナージが命がけで紡いだ返答は-。ベストセラー作家・福井晴敏が放つガンダム巨編第8弾、いよいよクライマックスへ。

感想・レビュー・書評

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  • やっと終わりが近づいてきたね。ここまでくるとバナージが成長している事がよくわかる。
    ついでに大人が色々な思惑を抱え、自分の心に正直になれない事も書いてあった。まあ、大人になると捨てられないものが多くなるからしょうがないね。
    今回はフル?フロンタルの正体が少しだけ分かるような描写があったけど、なんか怖い存在だ。それを啓蒙しているアンジェロはより怖いね。
    [more]
    「風の会」に対するバナージの評価が面白かったな。地上のジオン残党の方が怖かったってのは、やはり一年戦争を経験している事とそうでないものの差だろうね。

  • 福井晴敏 著「機動戦士ガンダム(8)宇宙(そら)と惑星(ほし)と」を読みました。

     謎の「ラプラスの箱」をめぐる争奪戦は、連邦軍とネオ・ジオンという壁を越えて、運命の人々を集結させる。ザビ家の後継者ミネバを中心に一つになったと思われたその時、最悪の裏切りが主人公のバナージを襲う。バナージはユニコーンガンダムに乗り込み、決断の答えを出す時が来るのだった。

     宇宙を舞台にした壮大なドラマの大きな転換となる今回、本当の敵は誰なのか、誰を守って戦うべきなのか、正義はどこにあるのか、さまざまな問題が主人公に迫ります。

     いくつもの大きな壁を乗り越え成長してきたバナージは、愛する人を信じて迷わずに決断をします。

     現代の日本も形は違えども、さまざまな課題を抱えています。

     こんな時代だからこそ、地球という大きな視点から、正しい決断をすべきなのではないかと考えさせられます。

     いよいよクライマックスが近づく展開になり、ますます次の巻が待ち遠しい今日この頃です。

  • 終わりに近づいてる。

  • アニメのUC4巻を見て、思わず続きを読み始めた。ジオンに仮託された戦後日本、といった印象が強まった一冊。

  • バナージとオードリーの距離がだんだん近づきつつあるのが、しかも純情な感じが後半をより盛り上げる要素になっていきそうで期待大。
    しかし、福井さんの文章、読んでいて、映像化されたらこんな感じ ではなく まさに実際に映像観てるような描写力、凄まじいです。
    こんなに読みとどまれない小説は久しぶり。

  • 袖付きの首魁の真意が語られる。物語の収束に向けてゴールが明示されるが、拍子抜けというか、このために各地を荒らしてきたのか感がw。前のエピソードに続き、シリーズ初期の某人物が登場。現状物語に直接関わってこないのでサービス出演だろうか。

  • 最終決戦前の盛り上がりの巻・・・なのかな?
    ジェスタキャノンが出てきたり、バンシィにリディが乗るようになったり、アンジェロはローゼンズールを手に入れたりとMS編成がだいぶ代わったけどあんまり活躍がなかったのが残念。
    でもクシャトリヤ&マリーダ復活は嬉しい。
    ジンネマンも若干死亡フラグ立ってたけど回避したので良かった。

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著者プロフィール

1968年東京都墨田区生まれ。98年『Twelve Y.O.』で第44回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年刊行の2作目『亡国のイージス』で第2回大藪春彦賞、第18回日本冒険小説協会大賞、第53回日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2003年『終戦のローレライ』で第24回吉川英治文学新人賞、第21回日本冒険小説協会大賞を受賞。05年には原作を手がけた映画『ローレライ(原作:終戦のローレライ)』『戦国自衛隊1549(原案:半村良氏)』 『亡国のイージス』が相次いで公開され話題になる。他著に『川の深さは』『小説・震災後』『Op.ローズダスト』『機動戦士ガンダムUC』などがある。

「2015年 『人類資金(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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