ファミコン10年: ぼくらのTVゲームHistory (角川スニーカー・G文庫 806-1)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044806019

感想・レビュー・書評

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  • 1994年刊。エニックスが小西六の系列会社だったとは初耳。◆【引用メモ】「ドラクエシリーズ」で一躍有名になったエニックスは、元の社名を「小西六エニックス」といい、あのカメラやフィルムで有名な小西六(コニカ)の系列会社です。『ドラゴンクエスト』のヒットを見た大手カメラ量販店は、カメラやフィルムの取り引きを楯に親会社である小西六を通じてエニックスに圧力をかけ、大量の在庫を確保することに成功しました。現在、ファミコンソフト流通の大きな柱の1つである「カメラルート」は、この頃に形成されたものです。(p.202)

  • 11月4日読了。スーパーファミコン発表とそれに続く次世代機戦争に揺れる1994年に刊行された、1984年にファミコンが発表されてから10年の日々を名作・迷作ソフトたちとともに振り返る。そんな本を2010年の・ゲーム機自体が電話機に征服されようとしている今に振り返ってみるのも面白い。CD-ROMの大容量で見た目だけゴージャスにするだけではだめで、「ピュアなゲーム性」を重視したゲームに回帰すべきだ、という主張は懐かしい・・・。ファミコンの歴史を振り返ると「スーパーマリオブラザーズ」「ゼビウス」「ドラゴンクエスト」など絶大な人気を誇る存在がいくつもあるわけだが、どのゲームにも共通するのは「操作性のよさ」「ゲームバランス」とともに、「ストーリーや謎について友人と語り合える要素がある」ことだったのだな、と気づかされる。携帯・インターネットの発達した現代に、この「ピュアなゲーム性」は今も通用しているのだろうか?

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