田辺聖子珠玉短篇集〈1〉

著者 : 田辺聖子
  • 角川書店 (1993年3月発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784045735011

田辺聖子珠玉短篇集〈1〉の感想・レビュー・書評

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  • 新婚旅行に出かけるジョゼと恒夫。
    ジョゼは脳性麻痺で下肢不随で祖母と2人で暮らしていた。
    そのせいか恒夫に対してわがままばかりのジョゼ。
    しかしそれは甘えの裏返しだと知っている恒夫は
    困りながらも嬉しく思っているのだ。
    「ジョゼと虎と魚たち」他全11編。
    装丁:渡辺和雄

    ジョゼ目当てで借りたんですが
    こんなに短い話だとは思っていなかったのでびっくり。
    驚くべきは物語の色あせなさだと思う。
    「うたかた」なんて40年以上前の話なのに、
    確かに町の雰囲気は古いけれど人物が古くない。

    夫が仕事を許してくれていると思っていた「おそすぎますか?」
    結婚しているのに別宅のように感じる「荷造りはもうすませて」
    憎めない男に仕返しをする「夢のように日は過ぎて」
    が好きです。働く女の話ばっかだなぁ…

  • 田辺聖子を読んだあとで他の短編を読むと、カッコつけにみえて困る。
    女だからか、大阪言葉だからか、でもぜんぜん違うところで、生々しさをすうっと文章でもって織り込まれてしまって、うわー、とか、あれ、とか、うんうん、とか思ってるあいだに、たぶんめちゃくちゃ加工されたものが生のままみたいに見えてくるのだ。文化ってやつだろう。そのあとで外面だけ整えた話を読むと、そんで?というイジワルな気持ちになってしまうし、ごろんと放りだしたような話を読むと、冴えないなあと偏屈モードになる。困る。困るくらい、おもしろい。居心地がよくて油断ならない女友達と喋っているようで。
    短編全集の1巻目は選りすぐり(ジョゼに金魚のうろこ)を収録。全6巻。食事シーンと男女の品定めはまさに大阪です

  • 『ジョゼと虎と魚たち』が入ってる。映画の印象がすごく強かったのだけど、原作は雰囲気が似てパラレルなストーリー。
    関係を持つときの細い足の描写がとってもエロティック。

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