「絶望の時代」の希望の恋愛学

著者 : 宮台真司
  • KADOKAWA/中経出版 (2013年12月25日発売)
3.67
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  • 17レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046001160

作品紹介

宮台が「性愛」に帰ってきた!恋愛絶望社会を生き抜け!今再び「終わりなき日常」を生きるための教科書。

「絶望の時代」の希望の恋愛学の感想・レビュー・書評

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  •  宮台真司とカリスマナンパ師達の対談を収めた電子書籍「愛のキャラバン」を加筆して書籍化。
     (レビューにはこの本を教科書とした講座の感想も入っています)

     この本はどうやったら女の子を落とすかなんていうものではない。
     この本が語っているのは異性と非日常的な体験をして意識を別の状態に持っていくことの重要性だ。だからかわいい子じゃなきゃダメだとか、処女じゃなきゃダメだなんて問題外。相手は所有物ではなく、共に変性意識を得る為のパートナーなのだ。
     断れたらどうしようなんていうのもおかしい。性愛のない人生こそが本当に怖がるべきものだ。
     このへんの男の子が恋愛に対して抱いてしまいそうな妄想をしっかり打ち砕いてくれるのが気持ちいい。
     ナンパやSEXについて書かれた本だが、恋愛、人生を考える上でも重要なことが多く書かれている。
     
     正直に告白すると、講座に参加して変性意識がもたらされた(?)というかとても高揚した。
     自身の性愛について真剣に考えるきっかけを与えてくれる一冊&講座だった。
     

  • 読む時期が時期だからなのか、全て教育に置き換えられて読める…
    頑張るためにはホームベースが必要。
    本気度がないのはあらかじめ失敗を先取りして自己防衛を早い段階でしてるから。自分でなく他人に関心を寄せろ。他者を思いやれない人は幸せにはなれない。
    相手の要望に応えているだけでは何も経験していないのと同じだ。
    変わりやすいテクストより変わらないコンテクストに目を向けろ。
    …ナンパの話をしてるのに、自分のことがよくわかった気がした。
    私は本当にしたいことはなんだろうか。
    宮台バンザイ。

    2014/02/01読了。

  • ただの「ナンパマニュアル」ではありません。推奨されていることのひとつに「脱マニュアル」があるくらいなので。
    「ナンパ」といってしまえば、いろいろなことが剥き出しになりますが、そこで知見されることには、「他者との関係を築く」「より善く生きる」という一般的な課題に含まれることが多々あります。
    つまり、ナンパとそうでないこととの境界線は曖昧で、誰かに近づこうととか関係を深めようときと地続きなのです。

    受付けない人には拒絶されるでしょう。でも、なんで「拒絶」してしまうのか、自分に問いかけたほうがいい、僕はそう思う本です。「性愛」という人間が避けて通れない問題を通して、どう生きるかを問うた本です。そして推奨されるのは、宮台真司が繰り返し述べてきた「他人を幸せにできる奴だけが自分も幸せに生きることができる」ということ。
    そして、自分の中にどれ程の内なる光(内発性)を宿すことができるか、で人生は決まる、ということです。

  • 高石さんの、傷つくというのはうまくいかなかったという結果であって、ちゃんとやったという事(真摯に向かいあった)だ、という言葉が一番印象に残った。

  • ナンパに関するトークショーがメイン。タイトルにだまされた、うーん、という気持ちが残る。

  • ――――――――――――――――――――――――――――――
    気がつくと既に<絆コスト>を支払っているのが<内発性>です。50
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    相手のその都度の反応に一喜一憂する「細かさ」や、相手の言葉をいちいちリテラルに理解する「硬さ」は、相手を必ず不幸にします。58
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    感情の振れ幅を大きくすることで<変性意識状態>に誘導します。83
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    日常的リアリティに素朴に洗脳された主人公と観客を批判するところです。

    「日常的リアリティに洗脳されているからこそ、洗脳者によって振り回されるのだ」とね。
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    「世界ワンダーランド化のためのナンパ」へ、というステージの移行が、今は必要なんだと思います。122
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    立石くんは「うまくいったらいいや……」みたいなスタンスじゃないですか。「自ら何かを切り開いていこう」という感じが見えない。142
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    期待が外れて当たり前。だからどんどん期待する。

    経済取引じゃないんだから、信頼ベースで行くんです。148
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    「相手の世界に合わせない」こと。153

    自分が相手にとって魅力的であるには、まず自分が魅力的な世界を知っていないと始まりませんよね。157
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    自己防衛もまた、損得勘定の自発性にすぎません。160
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    僕は「社会学者が社会を知らないなどあり得ないから、社会を知る必要がある」と思った。167

    「自分がなぜナンパをしなければいけないのか」

    学びへの強い動機は、学ばなければならない必然性についての、恣意的ではない体系的な理解があって初めて、持続可能になります。

    ハングリー精神のような抽象的な動機は、ハングリーじゃなくなったら、それで終了でしょう。168
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    「あなたのキスは『自分のことをわかって!わかって!』というものだから、あなたとは付き合えない。あなたのお母さんの代わりになる人はいないのよ」177
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    女の子の言うことを聞いて「してあげている」と思っているんですよね。

    女の子じゃなくて「自分がやるべきこと」に目を向けたときに、自分は変わる。181

    自分のなすべきこと、つまり女の子を<ここではないどこか>に連れていくことだけを、徹底的に考えるんです。182
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    彼らは切実な欲求や情熱が沸いていないままナンパを続けてしまう。200

    言葉を換えると、シンジさんは「黒光りした戦闘状態」なのに、彼らはそうじゃない。201
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    「黒光りした戦闘状態」は身体を使ってつくり出せるんです。

    ナンパをする前に正拳突きを100回!とかやったらどうだろう?201
    ――――――――――――――――――――――――――――――
    相手があなたをどう見ているかを気にすることではない。

    相手があなたならぬ世界をどう感じているのかを、あなたが理解できること。267

    あなたは世界の中でどうでもいい存在――イエスの言う貧しき者――です。

    あなたにどれ程の内なる光が宿るかだけが、全てを決めるのです。268
    ――――――――――――――――――――――――――――――

  • 面白かった。何がって、宮台チルドレンの一人をこきおろすところ。自己防衛のために自分にしか興味が向いてなくて、他人を直視出来ていないって指摘が興味深い。

    ナンパなんか多分一生せぇへんけど、変性意識状態って言葉は覚えておこう。

  • モテ、エロ、ナンパ、性愛。恨みベースと希望ベース。バニラ化。コマセが撒かれて針がおりてきた。
    絆コストを支払う用意がないのに絆の恩恵に預かろうとする輩が続出。変性意識状態。エヴァンゲリオンに乗るかわりにナンパ。メガネ系女子で実はメガネを外したいようなタイプは、沸点が高いから沸騰しにくがゆえに温度が高い。自己防衛系男子は愚痴のゴミ箱。自分の世界に連れてくること。非モテ、というか性愛音痴だと外交下手にもなる。
    というわけで、頑張りたいと思いました。

  • p23
    学歴的に3階層に分けてグループインタビューしました。中偏差値が一番幸せな性愛生活。高偏差値はビッチを恐れる。

    え?これ統計データから導かれた結果とか言うんじゃないだろうね。

    p24
    「性愛相手である女の<物格化>を帰結するような男性同士の絆ー典型は「体育会」ーのことを「ホモソーシャリティ」と呼びます。」

    宮台御大湿潤気候亜寒帯未満ところにより熱帯モンスーン大先生が何を言っているのかわからない。

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