フランス流お金をかけずに豊かに暮らす方法 (中経の文庫)
- KADOKAWA (2013年12月26日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001214
作品紹介・あらすじ
人生はあなたが考えているほど難しくありません。大切なのは、お金があってもなくても楽しんで生きること――ベストセラー『お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人』の著者による最新刊!
感想・レビュー・書評
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タイトルに惹かれてというより、パリで20年生活された著者の目から見たフランスに興味があったので購入。
こちらで生活を始めて半年が過ぎたばかりですが、あぁやっぱりフランスってこうなんだなぁと納得。
観光で訪れるのと生活するのでは、感じるものが全然違います。学生の時に留学してみれば良かったと今更ながら少し後悔するくらい。
著者も勧めていますが、短期滞在のパリ生活はお勧めします。短期ならフランス語は簡単なことだけで大丈夫。皆カタコトの英語にも寛容ですので。
気持ちがあれば意外に伝わるもんです。
パリはやっぱり魅力的な街です。
華やかでオシャレなイメージがありますが、古いものを上手に残していい雰囲気をつくっているのは、個人的には京都のような趣も感じます。
フランスには日本を見習ってほしい部分が沢山ありますし、日本もフランスから学ぶことが沢山あります。
彼らの生活が豊かなのかどうかはさておき、今までの価値観をいい意味でも、悪い意味でも壊してくれるこの国は面白いです。
豊かかどうかのモノサシは人それぞれ。
フランス人と日本人の間に違いがあるのは間違いないですし、それを考えるのは楽しいことだと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
知識的な物ではなくて、作者の日記というか思い出話というか?な内容でした
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私の誤解ですが、アメリカ人女性が書いた「フランス人は10着しか服を持たない」と似たような本だろうなーと思って読んでみました。ごめんなさい、私はこの本、惹かれませんでした。話の脱線がすごいすごい。職場のおばちゃんのおしゃべりに付き合っているような文章。子供のころはこういう子だったとか、歩くの早いんだ、私。とか著者の情報多過ぎ。
「公園で紐が切れた女子がいる→靴ひも買わず、結んで対応している→さすがフランス流。」日本人でも、公園で靴ひも切れたら、応急処置として切れた紐同志結ぶんではないでしょうか? シック&チープでしたっけ?ユニクロで笑い合えたら~、という話もありますが、それってフランス流ですか?矛盾しているようですが、高級レストランや仕事の際には、高級ブランドが物をいう社会なんですよね?TPOをわきまえるということだったら、各国共通だと思いますし。
長年ミセス雑誌の記事をよせていた方のようで、なるほど。文章を読んだ時の感じがそれです。雑誌のコラムを読んでいるような感じでした。 -
本のタイトルに惹かれて読み始めましたが、最初から中盤まで何が言いたいのか全く分からなかったです。(いや、もしかしたら最後まで分からなかったかも)
お金をかけずに豊かに暮らす方法(=節約しながらも楽しく生きる方法的なこと)が沢山書いてあるものだと思っていましたが、そういうことではありませんでした。
男女の友情がなんちゃらとか物を擦り切れても捨てないとか、私とは少し考え方が違うのかもしれません。。
人生を豊かにしたいし楽しければ良いという点は私も同じ考えですが、筆者が提案してる方法?は私にとっては最後まで読んでも共感できず、、残念でした。 -
フランスだけではなく、豊かに暮らしている国って、やはり仕事よりも家を大切にしている。
私も近年は仕事より家での時間を大切にしていて、それでいいんだなぁと思えるようになった。
あまり便利になると、人ってだめになっていきますね。
工夫もしないし、想像もしなくなるし。
私は敢えて、不便な生活をしてみたいな。
楽しそう! -
お金はもちろん、あって困るものではない。
けれど、それよりも重きをおくなら、「自分らしく」「お金に縛られずに」人生を楽しむことなのだと、テンポよく語られている気分になる本だ。
仕事や家事や、お金のあるなしに、知らず知らずのうちに肩に力が入っていくと思う。
自分らしくとかもっと自由にとか、そういうのは、自分に余裕がないと難しい。
でもその余裕を、力の入れ加減やメリハリをつけることで手に入れられたら、毎日はただのルーチンワークではなくなるのではないかな、と思わせてくれる本だった。
特段わたしはケチではないが、物持ちはかなりいい方だと思っている。
フランス人女性の、物をあまり捨てない、気に入った物を、壊れたら直しながら使い続けるということに、親近感を持った。 -
フランス人の色々がなんだかすごかった。
赤信号、車がないのになぜ待つの?
っていう感覚から、仕事だとしても約束を反故にしてバカンス行っちゃってても、
残念!
で済ます姿勢とか。笑
謝らない。絶対に。
だっていないのよ、バカンス行ったよ。みたいな。笑笑
えらい長い時間待って待ってまって、ようやく自分の番がきた!と思ったら、もうないから!
残念!
で、終わるらしい。それに対してフランス人は、
これが人生!なんつって帰るらしいんだ。
とにかく、著者の方はそんな暮らしを20年やって心臓に毛を生やしたって言ってた。笑!!!!
日本なら絶対有り得ないんだけど、全然ある。っていうフランス人たちの自分基準がすごいとのこと。笑!!!!!!
ホントだね、イラ!っとしそうだけど、こんなふうな人に囲まれたら郷に入っては郷に従えだものね。
旅行はいいけど住むのは大変だな。って本読むだけで思った国でした。フランスはもともとあんまり興味はなかったけどさ。
わたしのイメージ、パン。
あと映画が、ジョボジョボ喋って眠いものが多いっていうイメージ。笑
だから、特に生涯で行ってみたい国にも入ってなかったにはなかったな。そういえば。笑笑!!!!!
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お金をかけずに。というから節約の本かと思いきや、フランス人の生活や気質の紹介みたいな本でした。
でもわりと率直にかかれていたので、小気味よかった。 -
« そもそもよりよく生きるとは、今を大切にすることにつきる »
当たり前なんだけど、ついつい忘れちゃう。ほんとそうだよな。なんで、未来のことばっか考えて今を生きてないんだろう、
今を大切にすること。か。
5年以上前に書かれた本で、なおかつ作者のパリ時代の思い出話だけど、フランス人の特徴がめちゃくちゃリアルに書かれてて(鮮度落ちてなくて笑)、納得度がすごい。ほんとこんな感じだよね。。っていう。みんなすごいつつましい。服買わない。一生おんなじ服着てる。部屋は借りるより買う。そして、お金ないってぼやきながらも、それぞれが自分の幸せのポイントを知ってる。自分のあやし方がうまい、というか。彼らは自由だ。
日本のイメージとは違う本当のフランス人。「フランス人は10着しか〜」のように、私たちはフランス人に対してキラキラした圧倒的なカリスマ感を抱きがちだけど、実際はすんごく質素で、かなりラフな人たちばっかり。
でもみんな、些細なことを豊かにとらえることのできる天才たち。
贅沢しないでも、私たちは幸せ感じられるんだ、ってこと、彼らにめちゃくちゃ教わった。そのエッセンスが詰まってる。おもしろかった。 -
小学校の体育の時間に女の子がパパのトランクスをはいてくる。要は体が自由に動かせれば何でもいいという発想。マスタードがなければ胡椒。コンフィチュールがなければ砂糖。なければ代用品で済ませるのがフランス流。そもそもフランスにはコンビニがない。洗ってよれよれのTシャツをお年頃のパリジェンヌが平気で着流している。・・・・・有給休暇100%消化のフランス人。フランス流の倹約生活が実におもしろい。良くも悪しくも個人主義であり自分主義。但し、フランス流自分主義は、自分勝手主義ではない。自分にも優しいが、同じ分、他者にも優しい。
著者プロフィール
吉村葉子の作品





