「幸せをお金で買う」5つの授業 ―HAPPY MONEY
- KADOKAWA/中経出版 (2014年2月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046001818
作品紹介・あらすじ
「ある程度以上のお金を持っていても、幸福にならない」-多くの研究がそう結論付けている。しかし、「お金の使い方」を変えたら?NHK「幸福学」自熱教室やTEDで話題となった心理学とマーケティングの研究者が「お金を幸福に変える方法」を提案する。
感想・レビュー・書評
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タイトルの邦訳はすごくいかがわしく思えるけど、どちらかというと「幸せを感じるお金の使い方」の方が近いかな。幸せを感じるには、経験を買う、ご褒美にする、時間を買う、先に支払ってあとで消費する、他人に投資する、という5つの使い方がある。お金を使うときに「これから使おうとしているのは幸せになるためのお金の使い方だろうか?」「これから使おうとしているお金によって、最大の幸福を得られるだろうか?」と考えて使うのが良いらしい。国が国民の幸福度を上げるための税金の取り方も、日本みたいに先に大目に支払ってあとで源泉徴収で返した方が幸せを感じるらしい。確かになんか得したような気になるよね。あと寄付するときは自発的であればさらに幸せを高めることができるとか。なかなかためになった。
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タイトルだけ見ると逆の意味に捉えてしまうけれど、
自分が幸せを感じられるお金の使い方について教えてくれる本。
最近は将来のためにお金を貯めたいと思っているけど、そのために少し無理に節約したり、趣味への投資を抑えたりしちゃっています。
でもそれってやっぱり楽しくない…
そう思ったのがきっかけで読みました。
少し気が楽になりました。 -
NHK「幸福学」白熱教室やTEDで話題となった心理学とマーケティングの研究者が「お金を幸福に変える方法」を提案する本。ある程度以上のお金を持っていても幸福は増大しない、という研究結果は広く知られるようになってきた。では、今あるお金の使い方を変えることでもっと幸福になることはできないだろうか? 答えはYesだ。
この本では「これから使おうとしているお金によって最大の幸福を得られるだろうか?」と自問するよう提案している。
適用できる原則は以下の5つ。
1.経験を買う (Buy Experiences):物質的な買い物より経験的な買い物。
2.ご褒美にする (Make It Treat):慣れると幸福感は薄れる。中断して制限するなどして希少性を高めると感謝できやすい。
3.時間を買う (Buy Time):わずかでも他の人のために時間を費やすと、自分の生活により多くの時間があるように感じ、心の余裕が生まれる。今ある時間の中で、もっと幸せに感じる方法を考えよう。
4.先に支払って、後で消費する (Pay Now, Comsume Later):そうすれば遠い将来のこと(通常は明るい希望を抱くもの)を考えるようになり、幸福のために賢く采配を振るうことができる。
5.他人に投資する (Invest in Others):たとえ少額でも、義務感からであっても、幸福感を得られる。しかも、心身の健康にプラスの効果がある。他人とのつながりを深めるような方法だとなお良い。 -
お金を稼ぐより使い方を考えたほうが幸せになれるのでは。
1、経験を買う、
高い住宅の満足度はだんだん下がる。経験の満足度はだんだん上がる。アイスホテルに泊まる、宇宙旅行、など。
経験を比較することは難しいので、後悔にならない。
やったことよりもやらなかったことの失望。
2、ご褒美にする、
飽きないように、好きなことはご褒美としてとらえる。物事はなんでも慣れてしまう。お金持ちになることは幸福になることではない。ささやかな楽しみ(ご褒美)を感じられるほうが幸福になる。
不足は最善の友。地元の観光地にはいかない=存在に慣れているから=ビッグベン問題。
制限されると喜びになる。
3、時間を買う、
効率を上げるためだけの製品は、その効果が裏目に出る。
ボランティア活動のような一見無駄な時間は、時間が豊かにあるように思えて幸福度が上がる。
テレビで時間をつぶさない。
プール付きの家を持つと時間がとられて幸せになれない。
比較できるものはその違いが際立って見える。
豊かさを求めると自由な時間が奪われる。
4、先に支払ってあとで消費する、
結果が不確実なほうが幸福度が増す。
お預けは幸福度が増す。
5、他人に投資する、
少ない金額でも他人のために使うと幸福度が増す。 -
読んだ。
一番よかった章は「先に支払って後で消費する」っていうところ。
アマゾンとかで買い物するときに
先に支払っとけばいいってことか。
ただ、結構知ってた内容だったので
驚きがなかった。たぶん、ネットの見すぎで既に知ってしまってたと思う。 -
やっぱり自分のために募金してたんだな、と腑に落ちました。
資本主義に踊らされることなくお金を自覚的に使う方法が学べます。 -
お金の使いかたを学べる本です
価値観にあわせて使うことを学べました -
お金を増やすことにとらわれず、今あるお金でどう幸せになるかを教えてくれる本だった。
幸せは、ものをいっぱい持つことではなく、身近な人と一緒に過ごす時間に投資する、経験に投資すること。お金の幸せになる使い方を勉強できた。 -
本田健さん
一瞬で人生を変えるお金の秘密で出てきた本 -
幸せをお金で買うことができるのか?という命題について科学的エビデンスをもとに書かれた本。良書。