- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046002297
作品紹介・あらすじ
自分がどんなにがんばってみても、まわりのセカイは変わらないし、気負って目立てば目立つほど、叩かれたり浮いた存在になってしまう。
そんな体験ばかりを重ねてきた人たちは、自分の意見を殺して、まわりの空気にあわせてばかり……。
そう、確かにいつも遠慮しちゃう「いい人」でいたほうが、波風は立たず楽なことも多いんです。
でも、それって本当に楽しい?
本当に幸せ?
一度だけの人生、やっぱり生きているうちに主役をやってみたい! !
こころのすみに、そんな野望を抱いている方、ぜひこの本をとってみてください。
幸せになりたいなら、自分という人間をないがしろにしちゃダメなんです。
私は私。
今日から自分のために生きる方法について考えてみませんか?
「私」ががんばってみても、まわりのセカイは変わらないかもしれません。
でも、これだけは確かです。
「私」が生きる世界は、確実に変えることができます。
感想・レビュー・書評
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世界は変わらないかもしれないけど私の世界は確実に変わるを肝に銘じたい。全てをやれなくとも少しずつでも実践したい。私自身が分かったつもりで謙虚と謙遜をごちゃごちゃにしたまま自己肯定感を下げたつもりで言い訳ばかりしていたのだと痛感。
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思っていたのと少し違ったなあ。前読んだ方が良かった。
「悪口をいわれている人と、自分との関係がおかしくならないことに意識を向けることのほうが、すごく大事」
→悪口を鵜呑みにしない
「めんどうな人間関係は、切らないで棚上げする」
2019.06.20 -
良い人だけじゃいけない。相手のことを推測していわない。本当に心配しないといけない問題は8%だから、生産性の低いことで自分の脳を使っている。そのことが一番印象的だ。和田さんの本は、シンプルでわかりやすいから好きだ。
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いい人に足りないのは、「自己肯定感」です。自分が言いたいことが言えないのは、周りを気にしすぎるから。
『周りがどう思おうと「私は私」』そう思えるだけの、自分に対する信頼感、愛情が不足しているということです。
著者は、『あと少しだけ厚かましくなれたなら、「いい人が最後に笑う」世界が待っている』と述べています。
詳細なレビューはこちらです↓
http://maemuki-blog.com/?p=5011 -
今までの本とそんな変わらない、けど、白キューピーという人の設定があるので、ああこれは私のこと。って、より感じやすいのがよしでした
悪い方に受け取らず、いい方向に転換して考える
自分が楽だからネガティブな考え方をする、というアドラー心理学の応用で、それを楽だということをよしとしない -
和田裕美さんの代名詞とも言える「陽転思考」についての詳しい記載がないので、既にそれを知っている人向けの、いわゆる応用編と言えると思います。
「私は私」。相手に、他人に巻き込まれずに自分で自身を肯定していくことが必要。
他者との関係のなかで「自分」というものをいかに成り立たせていくか。そして自身をしっかりと確立した上でなければ自分の周囲の人たちとの人間関係を良好に保っていくことは出来ないということを、自分の中に落としこめるかどうかがポイントだと思います。
ただ、残念ながら私はこの本を再読することも、ずっと手元に残しておくこともないと思います。
「自分をまずは大事にして、自分のために生きることが正しい生き方ではないか」という和田さんの考え方について触れている箇所で、
「自分がほんとうにそうしたいから、他人を助ける・・・。それはそれで、すてきです。マザー・テレサになれます(笑)」 (P57) と書かれている部分があります。
この一文には『「誰かを助けるために自分を犠牲にする」「自分のことよりも相手のことを大切にする」ということを「しんどい」と思わず、心から相手のために行動する人などいるわけがない、できるわけがない。だからまず自分を大切にしましょう。』と言っているように思えてしまいます。
かなり穿った見方かも知れません。しかし「自分がほんとうにそうしたいから、他人を助ける」という人は少なからずいます。「(笑)」と書いたこの一文は、その人たちを完全にバカにしているのではないでしょうか?晩年のオードリー・ヘプバーンなどはどうなるのでしょう?
本書を思い返すと、どうしてもこの一文が浮かんできてしまいます。そしてどうしても受け入れることが出来ません。それだけが残念です。
(かなり偏屈な意見かなという思いもありますので、気になった方は本書を読んでみてください。そのほかの箇所はとても参考になる部分が多かったです。) -
このタイトルを見て
「私は私」なんてわがまま言って、人間関係がうまくいくわけない
と思った人も多いのではないでしょうか。私もその中の一人でした。
でも本書を読んでみると、
「私は私」とは、もっと自分を大切にして、ありのままの自分を出しなさい。
ということなんだ、と思いました。
しかし、「私は私」でいることは、ときにはジコチュウと呼ばれたり、「変人」呼ばわりされたり、友だちがいなかったり、ときに嫌われていたりするかもしれません。
でも、「私は私」という生き方をすると決めるのは自分だし、決めたからには、そういう扱いをされる「覚悟」も必要。
私は、人の様子ばかりうかがったり、機嫌を取ってばかりいるよりは、「私は私」でいて、そんな私がいい、と言ってくれる人とだけつきあっていけれはいいとも思います。
だって、100人いても100人全員に好かれるわけはないのですから。
2対6対2の法則というのがあるけど、好きな人が2割、嫌いな人も2割、残りの6割はどちらでもないという人なのだから。
ありのままの自分,素の自分を受け入れてくれる2割の人と深く付き合えれば、それがいちばん幸せなのだと思います。
『「私は私」で人間関係はうまくいく』というのは、そういうことなんじゃないかな?? -
この著者の本を読むのは初めて。まるで目の前でジェスチャーを織り交ぜながら話しかけられるような文体で、すぐに読める。「私があなたの笑顔を見たいからあなたを助けます」と言い切るところが正直な人なのだなと思った。もっと「善意」のオブラートで包んでしまう人も多いので。これだけ「私」を出すのを好まない人もいるかもしれないけれど、やはり皆がやりたいと思うことをまっすぐ実践しているからこそ注目されているのだとわかった。78ページの極意は明日実践してみよう。