図解 使える失敗学 (図解 1)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 177
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046002389

作品紹介・あらすじ

MBAより100倍使える!!あなたの仕事に革命をもたらす、失敗を成功に変える全技術!失敗研究の第一人者だけが知る、個人で使えるメソッドの集大成。基礎から応用まで完全解説。

感想・レビュー・書評

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  • 「そもそも失敗学とは、『失敗の原因を知り、失敗が本当に致命的なものになる前に失敗を未然に防止すること』を目的とした学問です。まさしく『失敗は成功のもと』というわけです。」
    とは、前回失敗学の本を読んだときに書いたコメント。
    本書では、その失敗学のうち、特に個人レベルでの失敗について述べたものです。

    この本では、「個人レベルの失敗」について、「失敗からの回復」「失敗の分析」「失敗からの創造」「失敗を活かす」という観点で見開き1ページに説明とその図解という構成で説明されています。

    まず、失敗から回復するためには、「失敗は成功の始まり」という考え方が大切であり、失敗して正論を振りかざす非難に対しては「鈍感」になろう、どうしても立ち向かえない場合の7つの方法の紹介等するなどしています。
    特に、失敗→うつ→自死だけは絶対避けるべき的なことが書いてあります。

    回復後、まず分析、検討、活用とういう流れになるわけであるが、
    ・失敗の分析は「未知、無知、不注意、手順不遵守、誤判断」の5つの観点で行う
    ・失敗情報はかならず変質してしまう→記述し伝達することが必要
    ・失敗の記述は、事象、経過、原因、対処、総括の5つの論点でする
    ・失敗を暗黙知を形式知にする、定式化するなどして失敗に対する対策を図る
    と言った感じでするとよいようだ。

    ちなみに失敗からの創造については、どちらかと言うと、対策を図るときにいかに思考するかという内容で、
    ・思いついたことを網羅したうえで、脈絡をつけて、仮想立証を行う方法
    について紹介するパートでした。

    その中で、
    ・思いつきノート
     「思いつき」に「脈絡」をつけて、「具体化することで解決」した上で「発展する」ためのノート
    ・思考展開図
     思考の展開の流れを図示したもの
    があるが、これだけで1冊の本が書けそうな内容で、興味深いものの物足りない感あり。

    また、構成としては、既存の失敗学の本の要点を簡単に説明した上で図解をつけたもので、
    ・要点の説明が簡略化しすぎ
    ・図解が大して解説になっていない
    という点は、いまいちでした。

  • 2021.03.17 品川読書会で紹介を受ける。
    http://naokis.doorblog.jp/archives/shinagawa_reading_comm_43.html

  • 336

    いかに小さい失敗ですませ、大きな失敗を起こさないようにするか

  • 頭の整理にはちょうどよい本でした。失敗から次につなげる行動変容にまで結びつけられるかは、この本をどれだけリアルに受け止められるかによるように思います。

  • 問題の本質を見るのは得意な方だった。内容見て自信になったし学んだこともあった。

  • 「教授」本だけあって総論、概念的な話しが多く、具体的な実行に結び付けづらいと感じました。著者の本は何冊か読んだことがあるのですが、もっと個別具体的な事例を扱ったもののほうが、具体的・実践的な内容が書かれており有用だったのですが、この手の本になってしまうと抽象論が先行してしまい、「それで現場ではどうしたらよいのかしら」という読後感を持ってしまいました・・・。

  • 図解も読んでみたが、漫画とほぼ同じ内容であった。ひょっとすると漫画の方がわかりやすく、要点を押さえているかもしれない。

  • 畑村先生。授業で紹介されていたので。なんかでもこれ立ち読みしたことあるような気がした。成功談からだけでなく失敗からこそ学ぶ姿勢が大事。なんかでもこれは立ち読み向けかも。

  • 失敗に対する考え方は確かに改める必要があると思う。
    リスク想定するのは失敗した時の不利益に対する当然の考え方かつ建設的な手段なのに現実は楽観的すぎる。
    それなのに関わらず、失敗には不寛容。
    上手に付き合えるわけがないし、失敗を悪とみなし恐れ、恐れるあまり権威による規制などで機会を奪うのは衰退に他ならない。

  • 「失敗から学ぼう」ということを最大のテーマにした珍しい一冊。
    失敗から学ぶというのは大いに共感するが、「失敗をいかに小さくするか」「似たような失敗をしないために、どう活かしていくか」「強い組織にしていくか」など詳しく書かれていた。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授、工学院大学教授、工学博士。東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会・元委員長。消費者安全調査委員会・委員長。1941年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。東京大学教授を経て現職。専門は失敗学、創造学、危険学、知能化加工学、ナノ・マイクロ加工学。著書に『失敗学のすすめ』(講談社文庫)、『直感でわかる数学』(岩波書店)、『未曾有と想定外』(講談社現代新書)など多数。

「2020年 『図解 使える失敗学大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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