一瞬で大切なことを決める技術 (中経の文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 68
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046002594

作品紹介・あらすじ

「決める力」は3つの技で必ず身に付きます!決められないのは、時間や資源の大きなムダ。的確にすぐ決められるようになるには、『重要思考』『Q&A力』『喜捨法』が身に付くまで繰り返し実行することです。世界的コンサルティング会社で19年以上活躍してきた著者が教える、「決める力」の身に付け方。

感想・レビュー・書評

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  • 考え、議論し、実行する。この一連の流れを無駄なく行う上で必要不可欠な「決める力」を高めるために、本当に必要な『3つの技(①重要思考/②Q&A力/③喜捨法)』に絞り込み、平易な言葉で解説した一冊。
    決める力が身に付かないのは、あれもこれもと『学習』するばかりで、核となる技を練り込む『練習』が足りてないから。学習よりも練習の方がシンドイ、でもそのシンドイ練習を避けていては、いつまでたっても身に付かないという指摘は耳が痛い。読書というインプットで満足してしまわぬよう、アウトプットの機会を作るように心がけよう。

    ・項目の「差」の議論に執着する前に、各項目の「重み」を明らかにすること。

    ・一番ダイジな人にとってのダイジなことは何か。

    ・『目的→戦略→効用→手段』の階層で考える。各階層が繋がっているかを確認する。手段を見て何の役に立つから逆算して考えても良いが、まず『目的』、そして『戦略』を一致させないと議論がかみ合わない。

    ・雪山で遭難、持ち出せる備品に限りあり、貴方ならどうするかをグループ討議するケースの場合、【一番大事なこと(生き延びる) 】→【戦略(ステイorムーブ)】→【効用(暖を取る、移動する、腹を満たすetc)】→【手段(マッチ、コンパス、缶詰)】。

    ・認知バイアスを打破するためにはハカルことが重要

    ・決めるとは選択肢の中から絞り込んで選ぶこと。選択肢をキチンとテーブルに出す。

    ・分析は①何がダイジかわかること、②ダイジこととのつながりが分かること、が重要。比較軸を持ったクロス分析。

    ・良い議論のために、構造化して正しく伝え、ダイジなことを正しく問い、逃げずに正しく答えること。

    ・単なる「差」を問いただす前に、何が「ダイジ」なのか立場を明らかにして問う。

    ・決める会議の5ルール。①プレゼンターは最後に簡潔な文章でまとめる/②質問の前に各自3分考える/③勝手に話さない話題を変えない/④賛否を示すコメントを逃げない/⑤意思決定者をひとり決める雰囲気で決めない

    ・少数の積極的発言者の雰囲気に、受け身の人が引っ張られ物事が決することが多い。

    ・今日は意思決定の場です、コメント的な発言は不要です。発言に際しては必ず提案への賛否を明らかにしてから発言してください。


    ・子供に「決める力」を身に付けさせる仕掛けとして、10万円の予算を与え、家族旅行を自由に企画させるってアイディは良かったなー。自分の子供にも試してみたい。

    ・アヒル曲線。資源の投入量とアウトプットはS字曲線。

    ・実行力不足は、資源配分不足で、資源配分不足は止めるべきことを捨てられないところから来ていることがほとんど。優先順位ではなく、劣後順位を定め、やめるべきを止めることが必用。

    ・新しいことを生み出すと褒められるが、それと同等以上に何かを捨てることが出来たひとも褒められるべき。

    ・自分でコントロールできる時間×投入可能資源の4象限で子育てを見る。自由な時間と制約があることで、子供は主体的な工夫が生まれる。
    放牧型(工夫・決断、自立自律的)/放流型(奔放、野生化)/ケージ鶏舎型(委縮・疲弊、機械的)/室内犬型(能天気、放漫化)。

    ・ヒマと貧乏と御手伝いが、子供の未来への贈り物。

    ・子供にとってちょっとビビるくらいの予算を与え、家族旅行を自由に企画させる。

    ・トリンプの禁煙作戦。禁煙宣言者には3万円の特別報酬。宣言者は公にする。喫煙密告者には1万円。禁煙失敗者は6万円を返納。

  • 三谷先生の講義を受けた受講生から講義をしてもらった。間接受講!

    サバイバル演習から「重さと差」で考える重要思考がストンと理解できた。
    本で抽象的なことを読んで理解した気になるよりも、とにかく練習してみることがなによりも大切だと感じた。
    記憶にも残る。

    フランスの教育についてもう少し詳しく知りたくなった。

  • 決める力を高めるのに必要な考え方。
    ①重要思考②Q&A力③喜捨法
    特に、①、②は何が大事(一番重要)なのか考える(問う)クセをつけることである。
    この力は子供~ビジネスマンにおいても必須の力であり、教育として重要なことだと思う。

  • 15.05.07読了。思考の整理法の本、すっきりしてて読みやすい、教育の面に少し重心を置いた感じ、興味深いものでした。再読は不要かと思う。時々入る口語調がまたヨシ。

  • 意思決定のルール作りを考えよう
    そのために以下3つについて述べている
    1.重要なことが何かを考えること
    2.意思決定に必要な情報を見分ける、解に辿りつく最短の問いを投げ続けること
    3.最後は、選ぶのではなく捨てる。オプションを捨てるためのルール作り

    個人的に役に立つと感じたのは、はじめての旅行企画、家庭でできること

  • 大事なことの「重み」と「差」から考える重要思考について学んだ。自分でも繰り返し使うことで、身につけていきたい。
    意味はわかっても、使いこなすには自分の理解が至らないところもたくさんあって、もっと勉強しなければと思わされた。

  • ビジネス書のつもりで読んでいましたが、子育てについて書かれた箇所が大変腑に落ちる内容でした。分かりやすさに重点を置かれているため、ひとつひとつの内容はそれほど深掘りされていませんが、ビジネス書としても子育て書としてもシンプルに分かりやすくまとめられている良書です。特に、子供に予算を与えて旅行の企画をさせることは、是非将来自分の子供にもやらせてみたいです。

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著者プロフィール

三谷 宏治(みたに こうじ)
K.I.T.虎ノ門大学院 教授。早稲田大学ビジネススクール・グロービス経営大学院 客員教授。1964年大阪生まれ、福井育ち。東京大学理学部物理学科卒業。INSEAD MBA修了。ボストン コンサルティング グループ勤務ののち、アクセンチュア勤務。03~06年にはアクセンチュア 戦略グループの統括を務める。現在、社会人教育の他、大学・高校・中学・小学校での子ども・保護者・教員向け教育を中心に活動中。
永平寺ふるさと大使、放課後NPO アフタースクール、NPO法人3Keys理事。
『一瞬で大切なことを伝える技術』(かんき出版)『ハカる考動学』『超図解 全思考法カタログ』(ディスカヴァー)など著書多数。『経営戦略全史』は「ビジネス書大賞2014経営書部門」で大賞を、「ハーバード・ビジネス・レビュー読者が選ぶベスト経営書2013」では第1位を受賞した。

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