ジャクリーン・ケネディという生き方 (新人物文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
3.89
  • (3)
  • (2)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 32
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046002600

作品紹介・あらすじ

-不変なものなど何もない。だから頼れるのは自分自身だけ。これがつらい思いをして私が学んだことよ。時代のアイコンとして世界を魅了した史上もっとも有名なファースト・レディ、ジャクリーン・ケネディ。夫の暗殺、大富豪との再婚、マリリン・モンローやマリア・カラスとの女の戦い、マイケル・ジャクソンの自伝の出版…。生涯を通してマスコミに追われ続け、聖母にされ、悪女にされ、バッシングを浴びたが、つねに周囲の声ではなく自分自身を信じた。過酷な境遇を「強か」に生き抜いたジャクリーンの人生を、共感をもって描き出す、勇気という名のエナジーあふれる一冊。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 映画「ジャッキー」からの流れで、一気に読んだ。なんて魅力的な女性だろう。賢く、したたかでありながら、他人には媚びず、自らの生き方をとおした。世界中に愛されたファーストレディ、隣に座っていた夫が頭を銃で打ち抜かれ、その後大富豪と再婚して大バッシング。このあたりは知識としては知っていたけれど、その後の編集者としての活躍ぶりはほとんど知らなかった。これだけの過去をもちながら出版社で一編集者として働きだすことは、なかなか想像できない展開に思える。このバイタリティは、一体どこから生まれてくるんだろう。

    世界中を惹きつけたという彼女の魅力の根源を垣間見た気がした。そして、映画も再び観たくなった。

    批判するのは簡単だけれど、著者の視点は常にジャクリーンに寄りそっていて優しい。ネットの情報を寄せ集めたような本ではなく、参考文献の一覧もきちんと載っている。とても興味深く読みました。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

山口路子(やまぐちみちこ)
1966年5月2日生まれ。作家。美術エッセイ、小説など著書多数。近年では、ひとり出版社ブルーモーメントから「生き方シリーズ」の刊行が始まる。また、大和書房より刊行の言葉シリーズ(『オードリー・ヘップバーンの言葉』『マリリン・モンローの言葉』『ココ・シャネルの言葉』『ジェーン・バーキンの言葉』『マドンナの言葉』『カトリーヌ・ドヌーヴの言葉』『サガンの言葉』など)が好評、『逃避の名言集』も話題となり版を重ねている。近著は『大人の美学 245の視点』『ピカソの言葉』『彼女たちの20代』。著者累計60万部を超える。

「2024年 『私を救った言葉たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山口路子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×