トヨタの問題解決

  • KADOKAWA (2014年5月15日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784046003126

作品紹介・あらすじ

勤続40年以上の元リーダーたちが語る、トヨタの「思考力」をまとめた1冊
トヨタは他の競合と同じように自動車を作るメーカーなのに、なぜトヨタではなぜプリウスといったイノベーションが可能となるのか――。
そこには、トヨタ独特の「社員一人ひとりの力」の集約=企業力という図式が成り立つ。ではその「社員の力」はどう生み出されるのか。

そこには、トヨタで新入社員から叩き込まれる考え方のメソッド――「問題解決の8ステップ」がある。本書はこのメソッドをオフィスワーカー・ホワイトカラーにも活用できるビジネスツール&自己啓発スキルとして紹介しています。

と言っても、難しい理論ではなく、工場など現場で飛び交う言葉
「『問題がない』ことが最大の問題」
「『汚れ』のあるところに問題あり」
「『なぜ』を5回繰り返せ」
「『真因』を他人に押しつけるな」

といった言葉を使いながら「すぐできる」1冊

みんなの感想まとめ

問題解決のためのメソッドを実践的に学ぶことができる一冊で、特に「問題解決の8ステップ」がわかりやすく示されています。読者はこのメソッドを通じて、即座に解決へと導く目標設定の重要性や、個々の経験を共有す...

感想・レビュー・書評

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  • 問題発生時、即座に解決への目標設定を行うことでリスクを軽減していく。また個々での差が出ないように手順、方法など個々で良いこと悪いことを共有していくことで、気づかなかったことも浮き彫りになり全体の向上につなげていく。

  • メモ

    問題解決の8ステップ
    ①問題を明確化する。
    →解決すべきテーマを重要度・緊急度・拡大傾向の3つの視点から選ぶ。
    ②現状を把握する。
    →層別でブレイクダウン(分解)し攻撃対象を見つける。
    ③目標を設定する。
    →達成目標具体的に数値で示す。
    目標の3要素:何を・いつまでに・どうする
    ④真因を考え抜く。
    →問題が起きる真因(真の要因)を「なぜなぜ5回」で突き止める。
    ⑤対策計画のを立てる。
    →真因をなくす対策案を出し、効果的なものに絞り込む。
    ⑥対策を実施する。
    →対策案を決めたら、チーム一丸となって素早く行動に移す。
    ⑦効果を確認する。
    →対策を実行した結果、目標を達成できたかチェックする。(結果とともにプロセスも確認する。)
    ⑧成果を定着させる。
    →誰がやっても同じ成果を出せるように成功のプロセスを標準化する。標準化した仕組みは組織全体に横展開する。

  • 線を引きながらじっくり読みました。
    問題解決のための8つのステップがわかりやすく書かれているのでスラスラ読み進めあっという間に読破。
    職場でトヨタの改善を取り入れようと動き始めたところなので、内容をまとめて利用していきたいです!

  • トヨタが強いわけだ。本当にこれが行われているとすれば。弊社には問題解決はおろか、問題を認識している社員も少ない。これでは勝てない。

    私は中堅社員だが、アイデア出しに行き詰まっている時に読み、考え方を整理できた。

  • 新しい部署に配属になるとのことで、初心に戻ら気持ちで新人の頃に会社から読まされたものを一読

    ▪︎気になったこと
    ・問題を発見する7つの視点
    ①悩んだり困ってること
    ②上位方針との比較
    ③後工程への迷惑
    ④基準との比較
    ⑤標準との比較
    ⑥過去との比較
    ⑦他部署との比較

    ・現状分析ではパレート図で表現すると重要度が伝わりやすい

    ・現状分析によって明らかになった事柄について真因を見つける切り口としてフィッシュボーンを使って4Mの視点(人、機械、材料、方法)で骨を増やして、洗い出した中からそれっぽいなと思うところに丸をつける(経験が積まれると上手に選択できるようになる)
    →そして対策を立てて効果を確認する

    ・対策立てをするための10の視点
    ①排除(それをやめたらどうか
    ②正反(それを反対にしたらどうか
    ③拡大縮小(大きくしたらどうか、小さくしたらどうか
    ④結合と分散(それを結んだり、分けたりしたらどうか
    ⑤集約と分離(まとめてみる、分解してみる
    ⑥付加と削除(付け加えてみる、取り払ってみる
    ⑦順序と入れ替え(順序を組み立て直したらどうか、作業手順を入れ替える
    ⑧共通の差異(違ったら点を活かしてみる
    ⑨充足と代替(他に使えるか、他のものに変えてみたらどうか
    ⑩平行と直列(同時に行ったらどうか、順次行ったらどうか

  • たまに読み返したい

  • 問題解決の8ステップ
    1.問題を明確にする
    2.現状を把握する
    3.目標を設定する
    4.真因を考え抜く
    5.対策計画を立てる
    6.対策を実施する
    7.効果を確認する
    8.成果を定着させる

    問題を解決することはなにも難しいことじゃなく、一つひとつのステップを踏めば解決してしまうのだ。思ったよりもすぐそこに解決策はある。これからも何度か読み直して、問題を解決していこうと思った。

  • 「問題解決」についてBasicな考え方・ステップをまとめたカイゼンのBible。Basicだが、Basicが故にあらゆるカイゼンを行う際に重要な考え方。
    大きく、”カイゼン”をつのステップに分けて、それぞれについての考え方を以下のように解説している。
    ①目標の設定
    ②問題の明確化
    ③現状の把握
    ④真因の分析・特定
    ⑤対策の立案・実行
    ⑥成果の「歯止め」(標準化と管理の定着)
    ⑦横展開

    ①目標の設定
    →問題解決には、
    ・発生型
    ・設定型
    ・ビジョン型
    がある。どれも”あるべき姿”からのGapに対する解決目標を設定することには変わりはないが、ざっくり”発生型”は現状ある問題とあるべき姿のGap,”設定型”は現状から”もっと”を追求した際に出てくるあるべき姿とのGap,”ビジョン型”は背景・傾向から見えてくる今後のチャンスや課題に対してのあるべき姿とのGapを見ている。
    特にビジョン型に言えることだが、目標設定の際には「何を」「どうしたいのか」の意思が入っていないと、ただのスローガンになってしまう。(健康になる。など)
    そうならないためには、目標の具体化、数値化が必要。難しい場合は、それを達成するためのKPIをたてつける。
    ポイントは、
    ①やることを目標にせず、「何を」「いつまでに」「どうするのか」をできるだけ具体的に、数値で表す
    ②目指している目標よりも、少しストレッチを効かせる。
    ③抽象的な言葉を使用しない。
    ④曖昧なジャンルは、達成のために必要なKPIを数値化する。


    ②問題の明確化
    →一番重要なプロセス。ここで間違えると以下全ての意味がなくなる。
    問題を明確化する際に考えるべきは、”何が問題であるか?”を考える。
    そのためには、下記の点について観察するとより問題が見えてくる。
    ・悩んでいること、困っていることを一覧化し評価する。
    ・上位の方針と現場のGapを確認する。
    ・後工程・カスタマーへ発生させてしまっている迷惑
    ・”基準”(数値化されることが多い、あくまで基準)との比較
    ・”標準” (数値がが難しいが、今の現状でベストとされているやり方、条件)との比較
    ・過去との比較
    ・他部署、周りとの比較
    ・カスタマーが困っていること
    ・汚れのあるところ(ムリ・ムダ・ムラ)
    ・ムリ、に近いが、急ぎが発生している場所
    ・想定外のアウトプットが出ているところ
    上記を加味した上で、問題はその根拠=数値やデータ/困っている背景/取り組むべき重要性。(やりたいではなくやるべき問題)を必ず持ち合わせるようにする。
    そうすることで、取り組むべき問題が明確化され、かつぶか、メンバーとそれを必ず共有することで周りも根拠があり共有されているので納得してついてくる。

    ここまでできたら、あとは”緊急度””重要度””拡大傾向”でどの問題に取り組むべきかに優先順位をつけるだけ。

    ③現状の把握
    ②で定めた問題をより具体化し、自ら取り組める問題へと落とし込んでいく。
    そのためには、
    ・4W/QCD/4Mなどで、現状抱えている問題点を層別によりブレイクダウンしていく。(特性要因図/パレート図など)
    ・上記内での、”バラツキ”を探していく。
    ・見えたデータとバラツキをもとに、「三現主義」を徹底する。
    →この際に取り組むべき問題を欲張らない。(大きな問題に取り組もうとするとやることが多すぎるのと、取り組むべき要素としても多すぎて効果的ではなくなるため。)


    ④真因の分析・特定
    真因の特定のためには、正しい問題提起が必要となってくる。
    そのためには、まずは、「特性要因図」や、QCD,4Mなどの多様な切り口からの分析が必要となってくる。
    その上で、
    ・5回のなぜ
    を行っていく。
    具体的には
    ①問題提起が正しいかの確認(問題が拡散しないか)
    ・その問題/要因に手を打てば、狙った問題が解決され、成果が継続的に挙げられるか
    ・もう一度その問題に”なぜ?”を行った際に、拡散しないか?(Ex.)健康になるを問題提起した際に、なぜ健康にならないのか?はかなり多くの要素をはらんでいるため問題提起が拡散する。)
    ・真因特定後、逆からも流れが成り立つか?
    ②特定した真因について、「三現主義」で確認
    ③「三現主義」で確認した情報をもとに発見した新たな情報を、再度なぜなぜ
    ④最後に必ず問題→真因までのプロセスをメンバーと共有し、同じ方向を向かせる。


    ⑤対策の立案・実行
    ①対策の立案
    大事なのは、できるだけたくさんの案を立案して考慮すること。
    そのためには、下記の点から考えてみると良い。
    ・排除:それをやめてしまったら?
    ・正反:それを反対にしたら?
    ・拡大と縮小:大きくしたり小さくしたりしたら?
    ・結合と分散:結んだり、分けたりしたら?
    ・集約と分離:まとめてみたり、分解したりしたら?
    ・付加と削除:つけたり、取り去ってみたら?
    ・順序と入れ替え:順番を組み立て直してみたら?
    ・共通の差異:違った点を活かしてみる
    ・充足と代替:他に使えるか、逆に他のものに変更したらどうか?
    ・並行と直列:同時に行ったら?逆に順次行うようしたら?
    ②対策の選定
    ・効果
    ・実現可能性
    ・コスト・工数(スピード→時間もコスト)
    ・リスク
    ・自己成長
    上記の観点から、どの対策を行うべきかを評価する
    ③実施
    →実施に当たっては、何がなんでもスピード重視。ゆっくりやっていると確認したいこと以外の環境の変化が発生する。且つ、対策が複数ある場合はその期間に全ての対策を実行しないと目標が達成できないため。
    ④効果測定
    →実施することが目標ではなく、あくまでカイゼンの実現が目標。つまり、狙った効果が出ているかの計測は必須。
    効果測定には、
    ・効果を見る期限の設定
    ・何で見るかの設定
    が必要。じゃないと、どこまでその対策が効果があると認定するのかが曖昧となり、ずるずる行くから。
    期間内で効果が出なければ
    ・真因ではない可能性
    ・他の対策が求められる可能性
    があるため、再度大項目④の「真因の特定」や、②の「問題の明確化」から再スタートを行う。


    ⑥成果の「歯止め」(標準化と管理の定着)
    →成果が出せたら、今度はその歯止めが必要となってくる。
    具体的には、
    ・標準化:いつ、誰がやっても同じ成果が出ること
    ・管理の定着:標準を管理し、当たり前に標準が守られる仕組み化→継続性の担保

    ⑦横展開
    →⑥までできたら、最後はそれを横展開する。
    ⑥の歯止め(標準化と管理の定着)ができていると、横展開ができるようになる。
    ここまでやることで初めてカイゼンをしたと言える。

  • トヨタでは従業員一人ひとりが8つのステップに沿って問題解決していくという。

    ① 問題を明確にする
    ② 現状を把握する
    ③ 目標を設定する
    ④ 真因を考え抜く
    ⑤ 対策計画を立てる
    ⑥ 対策を実施する
    ⑦ 効果を確認する
    ⑧ 成果を定着させる

    8つのステップで問題解決を視える化し、客観的なデータや数字などをベースに論理的に思考や分析して、勘や経験による思い込みを排して効率的に問題を解決できる。

    問題解決にも発生型→設定型→ビジョン指向型の順に難易度が上がるがこれらは繋がっている。

    発生型…現在起きている問題を解決
    設定型…自分で新たな「あるべき姿」を設定して解決
    ビジョン指向型…長期的な視野から問題を解決

    標準化や横展開と同時に改善を続け、標準のレベルを上げ続け、仕事の質や現場力をアップさせるということが、トヨタの強さに繋がっているということか。

    図を使い上手くまとめてあるのだが、現場での実例に乏しく「これなら参考にできそう!」と思える箇所が少ないと思う。そもそもこういうところに悩む人がこの本を手に取ったのではないだろうか。

  • 問題解決にフォーカスされており、わかりやすい。
    自社にも他社にも使えそう。

  • 心に響くフレーズ
    ① 問題がないことが最大の問題。
    ② 「プリウス」は、ラテン語で「〜に先駆けて」という意味である。
    ③ 人を責めずに仕組みを責める。

  • 書いてある事は理解できました。 差し変わりのない教科書的な本でした。 もっともっと深いトヨタの真髄がある様な気がしました。
    私も同じ製造業で経営者ですので、問題対策としはこの「何故 何故 何故」の繰り返しなんでしょうね
    経営者は、やはり未来に向けた問題解決が重きですが、過去の起因から現状対策め気になって仕方がありません(笑) お客様の信頼は、やはり現品 現状 現場が大切ですから^_^

  • 気になった部分/要点/転用


    『急いでいる人がいる場所には、問題が眠っていることが多くあります』

    → 残業してたりいつも慌ただしい人は原因があるため

    ⇒ 前の会社は急いでる人だらけ


    『最初は「〜かもしれない」と思ったことを全て層別してみる』

    → 問題を見つけるときは、データを層別にみてバラツキがあるところを発見する流れ。しかし、層別のやり方によってはバラツキが見つからないこともあるので様々な角度から層別することが必要

    ⇒ リストの問題が見つからないときは切り口を変える


    『その要因に手を打てば、問題が解決され、同じ成果を上げ続けられるか』

    → 真因の確認方法は3つ。上記ともう一度なぜを繰り返して問題が拡散しないか、因果関係が成り立つ。

    ⇒ その場面でしか使えない対策が多い気がする

  • 問題解決がわかりやすくまとまっている。

  • 仕事や、後輩に5w2hを教えたいときに役立つ

  • エフォートレス思考

  • 「問題がない」が最大の問題。
    もっと楽をできないか?もっとムダを減らせないか?
    『もっと』を口癖にして仕事すると問題が見つかりやすくなる。

    現状に満足せず、もっと成果を出す為にはどうするかを考えるのが大事。

    やりたいことを楽しんでやるのは子どもの遊び。やらなければならない問題を頑張って解決することが大人の遊び。

    やりたいことではなく、やるべきことに焦点を合わせるのが原則。


  • 問題解決。
    いかに細かく解決をしていけるか。

  • 問題解決のマニュアルだと感じた。これの手順通りにしっかり沿えば、今起こってる問題や今後起こりうるであろう問題などほとんど全てを解決に導ける。問題解決はどこから手をつけていいかわからなくなることが多いが、問題の明確化と現状把握にページを割いて細かく書かれており手をつけ始めやすくなっている。繰り返し読んで復習し、流れを覚えるべき一冊である。

  • 【メモ】
    問題解決の7割は原因追求と現状の整理

    目標とあるべき姿(will難易度高)は異なり、やる事、手段目標ではない。

    【感想】
    社会人4年目の技術系だが、発生型(現在起きている)の問題解決能力は身につきつつある。

    そこから設定型問題解決、ビジョン指向型問題解決と視点を中長期に、難易度を上げていくことが求められる姿だろう。

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