沙羅沙羅越え (教養・雑学)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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本棚登録 : 41
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046004758

感想・レビュー・書評

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  • 捲土重来。何度でも負けてやる。人の生涯は、その繰り返しではないか。

  • 困難と犠牲のはてに冬山越えに成功する。やった!という話では、ない。
    圧倒的な自然の前に、おのれの人生の虚無と孤独を感じ死のうとさえ思う。
    生きようと思わせたのもまた自然の星の輝き。地上では、人はどんなにも生きられる。

    成政の立山越えを聞いたときの家康、利家、秀吉の三者三様の反応が興味深い。
    成政と秀吉の対面が圧巻。
    女性陣もなかなか!

    ところで、Amazonのデータだと思うけど、(教養・雑学)って、なんで?
    小説です。

  • とっても読みやすく、題名のとおりサラサラと読めました。歴史小説と言うよりも、もっと心の奥底を表現しているような気がしました。

  • 佐々成政が徳川家康に会いに厳寒の立山を越えていったエピソードについて書いた本です。

    本の大部分が、立山越えの大変さについて書かれていて、山岳本?のような感じもします。
    しかし、ここでの大変さが伝われば伝わるほど、その後の苦境に立ち向かうことができたのも分かる気がしました。

    早百合伝説はちょっと通説と違っていました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-b7fd.html

  • 戦乱の世を生き残るためには要領のよさが不可欠なれど、どうしても羽柴秀吉を嫌悪してしまう佐々成政。その生真面目さが危なっかしくもあって、とても気になる人物像でした。
    沙羅沙羅越えがクライマックスですが、前田利家の複雑な心情も読ませどころ。信長のもとで若い頃を共に過ごし、互いの性格や戦術を知り尽くした者同士が、相手の思惑を探り合う描写には迫力がありました。武将が持つ個性もまた、強力な武器だったんですね。

  • 富山城主の佐々成政が前田利家との戦いの最中、少人数の部下たちと厳冬期の立山の沙羅沙羅峠を越え、浜松にいる家康に秀吉と戦うことを頼みに行く冒険時代小説。成政の願いは聞き入れられることはなく徒労に終わるが、生死をかけた厳冬期の立山越えを経験し、逞しく生きていくこと決意する武将の姿を描いている。

  • 有名な、佐々成政の真冬の立山越えがメイン。雪国育ちとしては、ありえん、よく生き残ったなぁと、かねてから思ってたエピソード。
    風野さんの作品は、その人物や時代に全く興味がなくても、いつのまにか引き込まれてしまう。そして、いつのまにか、その人物に魅せらてしまう。だから、どんな話でも楽しみ。私的には宮城谷昌光さんにも似たものを感じる。
    それに、多作の方なので、次作までの待ち時間を考えずに、どんどん読んでも、安心なところも嬉しい。

  • あの時代に冬山越えとは、信じられない偉業だ。

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著者プロフィール

かぜの・まちお
1951年生まれ。’93年「黒牛と妖怪」で第17回歴史文学賞を受賞してデビュー。主な著書には『味見方同心』『わるじい秘剣帖』『姫は、三十一』『大名やくざ』『占い同心 鬼堂民斎』などの文庫書下ろしシリーズのほか、単行本に『卜伝飄々』などがある。『妻は、くノ一』は市川染五郎の主演でテレビドラマ化され人気を博した。2015年、『耳袋秘帳』シリーズで第4回歴史時代作家クラブシリーズ賞を、『沙羅沙羅越え』で第21回中山義秀文学賞を受賞した。「この時代小説がすごい! 2016年版」では文庫書下ろし部門作家別ランキング1位。本作は著者渾身の現代ミステリーシリーズ第1弾!

「2018年 『昭和探偵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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