江河の如く 孫子物語

  • KADOKAWA (2015年9月7日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ) / ISBN・EAN: 9784046005366

作品紹介・あらすじ

二千年以上の時を経てなお輝きを失わない不朽の戦略書は、なぜ生まれたのか? 三国志や戦国期の武将から、現代のビジネスマンにまで大きな影響を与える「孫子の兵法」。その誕生を、孫武の波乱の人生と共に綴る。

みんなの感想まとめ

古代中国の春秋時代を舞台に、兵法の巨星である孫武の生涯とその戦略書『孫子の兵法』の誕生を描いた作品です。乱世の中、孫武は盟友伍子胥と共に国の繁栄を目指し、彼の兵法がどのようにして形作られたのかが丁寧に...

感想・レビュー・書評

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  •  時代を超え、現代に至るまで影響を与える不朽の兵法書『孫子』の誕生と、その生みの親・孫武の半生を描く歴史漫画。
     舞台は古代中国、春秋時代。
     大陸に数多の国が立ち並び、覇を争う乱世において、兵家である孫武は、呉の国の重臣・伍子胥と出会う。
     盟友として、共に呉王・闔閭に仕えた二人は、呉の富国強兵に尽力する。
     その過程において、孫武が編み出した兵法書が、どれほど画期的であり、また高度な産物であったかが、初心者にも解りやすく説明されている。
     各章の合間に挿入される解説も、簡潔かつ明快に纏められ、原典への興味を掻き立ててくれる。
     戦をあくまでも外交戦略の一部と位置づけ、公の利益——すなわち国益を優先した上で、如何にして情報や情勢を分析し、進退を決断するか。
     判断の根拠となる具体的な項目が明示されており、その多面性と客観性、汎用性の高さに瞠目する。
     二千年以上も前に、これほどの軍事思想があったことに、驚愕を禁じえない。
     そして尚、法や思考に収まりきれぬ人間の業、その度し難さを、伍子胥の狂気の沙汰を通して描いている。
     「死者に鞭打つ(死屍に鞭打つ)」という言葉の語源は、ここにあったことを初めて知った。(「呉越同舟」も。)
     軍事や兵法に詳しくなくとも、歴史好きなら充分に楽しめ、ためになる佳作。

  • ■書名

    書名:江河の如く 孫子物語
    著者:杜康 潤

    ■概要

    戦略書の最高峰「孫子の兵法」。
    その誕生には一つの出会いがあった――

    古代中国、春秋時代、
    数多の国が並び立ち、互いに覇を競い合う乱世。
    “戦嫌い"の兵法家・孫武は、後に盟友となる伍子胥との出会いから、
    その戦乱へと身を投じることになる……。
    (From amazon)

    ■感想

    実際には、孫氏という人物が本当に存在したのか?存在していたと
    して誰なのか?というのは、明確には分かっていないという事を他の
    本で読んだ気がしますので、この本は、現在有力しされている可能性
    が高いものを抽出して物語としているのだと思います。
    (本書の最後にそのような事が書かれています。)

    例え、これが事実でないとしても、孫氏の兵法というものが存在する
    事は事実ですので、この物語の信憑性に実はたいした問題は無いのでは?
    と思います。

    孫氏の兵法について、その内容を理解し実践している人は、背景もさる
    ことながら、自分なりに解釈して実践することが大事であり、その内容
    、書いた人物が本当に何を想って書いたのか??という部分は、たいして
    重要視していない人が多い気がします。

    とまあ、こんな事を、この本を読んで思いました。

    とどのつまり、「物語は物語であり、孫氏の兵法は孫氏の兵法である」
    というのが今判明している事実であり、この物語自体は、孫氏の兵法
    に興味を持ってもらうものだろうと思います。

    という事は、既に孫氏の兵法を読んだことがある人、持っている人、
    認識して実践している人には、この本は不要かもしれないです。
    ですが、物語としても楽しく読めるものになっていますので、歴史物語
    が好きな人は楽しめると思います。

    ■気になった点

    ・相手の出方に振り回されることなく、自分の行動と意思で出来る事
     を準備する。

    ・感情はいつかは変わる。でも、命や国は一度失えば戻ってこない。

  • 三国志を読み始めて、『孫子』も手に入れたものの、積読状態……。
    わかりやすい解説と杜康さんらしい漫画を堪能。戦争を起こすのではなく、戦争をしないための兵書。きちんと本書も読みなくちゃですわ!!

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著者プロフィール

11月2日生まれ。漫画家。臨済宗の禅寺を実家として育った経験を活かして、2007年、『坊主DAYS』(新書館)でデビュー。また、中国留学経験があり、中国の文化や風物、三国志の武将などに精通していることで知られる。代表作『孔明のヨメ。』(芳文社)をはじめ、『中国トツゲキ見聞録』(新書館)、『杜康潤のトコトコ三国志紀行』(スクウェア・エニックス)、『江河の如く 孫子物語』(KADOKAWA)でも、その広範な知識や興味をいかんなく発揮している。

「2018年 『梨花の下で 李白・杜甫物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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