戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)
- KADOKAWA/中経出版 (2014年9月11日発売)


- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046005755
作品紹介・あらすじ
(ストーリー)
ブラック金融会社を逃げ出した新町さくら。とあるきっかけでコーヒー会社・ドリームコーヒーに入社するが、彼女がはじめて知ったコーヒー業界は「ビジネス戦略」の宝庫だった!
外資系のスタバ、異業種のセブン、マクドナルド、ドトールの価格競争、最大手ネスレのイノベーションなど超強力ライバルを相手に、さくらとドリームコーヒーはどう生き残るのか!?
コーヒーから「最新ビジネス戦略」がすべてわかる!
(概要)
・セブンカフェ、マック:100円コーヒーの本当の狙いは?
・スターバックス:広告費を駆けない「ブランドスパークス」
・ドトール:低価格競争の裏にある戦略とは?
・ネスレ:フリー(無料)なのになぜ儲かる?
コーヒー業界をみれば「最新ビジネス戦略」がすべてわかる! 最新ビジネス戦略がわかる10の物語
感想・レビュー・書評
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自分たち(の企業)の価値とは何か?サービスとは?ビジョンは?それにより魅せる方法や注力すべきポイントが変わってくる。考えるのによい本だった。
しまった、「100円コーラ」より先に読んでしまった。。。
76冊目読了。
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ひょんなことからコーヒー会社に入ったさくら。ズブの素人の彼女が、ライバル社に勝つために様々な角度から戦略を立てることを命じられる。そのための勉強を通じて、読者もコーヒーやコーヒー業界についてともに学ぶことになるのである。
スターバックス、セブン-イレブン、マクドナルド、ドトールなどなどの事例がわかりやすく整頓されていて、「あの商品はそういう背景でできたのか」「あのキャンペーンはそういう効果をもたらしたのか」と、振り返りつつ楽しく読めた。 -
ドリームコーヒーという架空のコーヒーショップを
最高のコーヒーショップにするために何をすればよいか?
そのステップごとに実在の企業戦略の事例を紹介している、
企業戦略事例紹介本です。
小説自体面白く、読み進めて行く中で飽きることも無く、
あっという間に読み終えてしまいました。
事例についても図表を使って分かりやすく紹介されており、
他社の良いところを勉強するにはうってつけの本です。
【勉強になったこと】
・既存サービスから新しいサービスを起こす際に検討すべき
4つのアクション
①何を付け加えるのか
②何を増やすのか
③何を取り除くのか
④何を減らすのか
上記4つを見直すことで、何が変わるのか?を考えること。
・お客さまへの価値を提供するにあたり、
真っ先に考えるべきことは「自社らしさ」
自社の特徴を考え抜き、それを基にお客さまへの
付加価値を考えて行くというステップが大切。
具体的な流れとしては、
①自社ならではの強みは何か?
②その強みを必要とするお客さまは誰か?
③そのお客さまが必要としていることは何か?
④そのお客さまに自社を採用してもらうためには、
何をすればよいか?
・練り上げた戦略であっても失敗する可能性はある。
だからこそ、しかけるタイミングを誤ってはいけない。
そのタイミングを見逃さないためにも、
お客さまのニーズやスキルセットを常に追いかけること。
・企業の目的は社会貢献である。
そして社会貢献を継続するために利益が必要となる。
・ブランドスパークスとは、
過度な売り込みをせず、文化や人道的な問題に絡めて、
巧みに人々の心に訴えかけるマーケティング手法のこと。 -
前作は自分が属するIT業界が舞台ということで、とても馴染み易かったのですけど、今回はコーヒー業界、物語に入り込めるかがやや不安もありましたが、全く持って心配無用、あっと言う間にコーヒー業界の一員(まぁ、さくらと同じレベルですが^^;)となり、ワクワクしながら一気に通読、戦略についての言説も事例による噛み砕いた説明があり、とても分かり易かった。
とりわけ印象に残ったのが、藤岡が「そもそも製品とは、3つのレベルから成り立っている。『中核』『実態』『製品の付加機能』だ」と言い放つことから始まった議論、ここでの考え方のフレームワークはとても有用そうです。
高津珈琲の反撃はどうなるのでしょうか、またまた次回作がとても楽しみです。 -
物語形式で現代のマーケティングについて、コーヒーの観点から学べる。
元々コーヒーをよく飲み、カフェも好きなので非常に興味深い内容だった。
実際の例を作中で用いられているため分かりやすい内容だと思う。 -
主人公さくらの人柄が、どうしても好きになれなかった。
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自社らしさとは何か、を考えたい。読みやすくて初心者にはヒントになる本。
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全編を通して、コーヒー事業を通じてストーリー仕立てでコアコンピタンスについて解説した本。
コーヒーが好きなこともあり、とても楽しんで読めた。かなりライトな小説風だったが、ところどころでおっと思わせる。セブンがコーヒー事業を4回失敗していたのは知らなかった。
予定調和感はあるもののそこまで違和感もなく、現実の仕事をする上でも活かせそう。 -
『マーケティングとは』がセブンイレブンやドトールなど身近な会社を例にわかりやすく知ることができた。
ビジネスにおいてだけではなく自分にも当てはめて考えられる内容で、とくに『○○らしさ』について徹底的に追求することは心に刺さるものだった。
ビジネスにおいては『らしさ』を追求してから、顧客の需要を探すというのも勉強になった。
ストーリー仕立てなのでスイスイ読むことができ、非常におもしろい内容だった。
著者プロフィール
永井孝尚の作品






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