戦略は「1杯のコーヒー」から学べ! (ビジネス・経済)

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 92
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046005755

作品紹介・あらすじ

(ストーリー)
ブラック金融会社を逃げ出した新町さくら。とあるきっかけでコーヒー会社・ドリームコーヒーに入社するが、彼女がはじめて知ったコーヒー業界は「ビジネス戦略」の宝庫だった!
外資系のスタバ、異業種のセブン、マクドナルド、ドトールの価格競争、最大手ネスレのイノベーションなど超強力ライバルを相手に、さくらとドリームコーヒーはどう生き残るのか!?
コーヒーから「最新ビジネス戦略」がすべてわかる!

(概要)
・セブンカフェ、マック:100円コーヒーの本当の狙いは?
・スターバックス:広告費を駆けない「ブランドスパークス」
・ドトール:低価格競争の裏にある戦略とは?
・ネスレ:フリー(無料)なのになぜ儲かる?
コーヒー業界をみれば「最新ビジネス戦略」がすべてわかる! 最新ビジネス戦略がわかる10の物語

感想・レビュー・書評

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  • 自分たち(の企業)の価値とは何か?サービスとは?ビジョンは?それにより魅せる方法や注力すべきポイントが変わってくる。考えるのによい本だった。
    しまった、「100円コーラ」より先に読んでしまった。。。
    76冊目読了。

  • ひょんなことからコーヒー会社に入ったさくら。ズブの素人の彼女が、ライバル社に勝つために様々な角度から戦略を立てることを命じられる。そのための勉強を通じて、読者もコーヒーやコーヒー業界についてともに学ぶことになるのである。
    スターバックス、セブン-イレブン、マクドナルド、ドトールなどなどの事例がわかりやすく整頓されていて、「あの商品はそういう背景でできたのか」「あのキャンペーンはそういう効果をもたらしたのか」と、振り返りつつ楽しく読めた。

  • ドリームコーヒーという架空のコーヒーショップを
    最高のコーヒーショップにするために何をすればよいか?
    そのステップごとに実在の企業戦略の事例を紹介している、
    企業戦略事例紹介本です。

    小説自体面白く、読み進めて行く中で飽きることも無く、
    あっという間に読み終えてしまいました。
    事例についても図表を使って分かりやすく紹介されており、
    他社の良いところを勉強するにはうってつけの本です。

    【勉強になったこと】
    ・既存サービスから新しいサービスを起こす際に検討すべき
     4つのアクション
     ①何を付け加えるのか
     ②何を増やすのか
     ③何を取り除くのか
     ④何を減らすのか
     上記4つを見直すことで、何が変わるのか?を考えること。

    ・お客さまへの価値を提供するにあたり、
     真っ先に考えるべきことは「自社らしさ」
     自社の特徴を考え抜き、それを基にお客さまへの
     付加価値を考えて行くというステップが大切。
     具体的な流れとしては、
      ①自社ならではの強みは何か?
      ②その強みを必要とするお客さまは誰か?
      ③そのお客さまが必要としていることは何か?
      ④そのお客さまに自社を採用してもらうためには、
       何をすればよいか?

    ・練り上げた戦略であっても失敗する可能性はある。
     だからこそ、しかけるタイミングを誤ってはいけない。
     そのタイミングを見逃さないためにも、
     お客さまのニーズやスキルセットを常に追いかけること。

    ・企業の目的は社会貢献である。
     そして社会貢献を継続するために利益が必要となる。

    ・ブランドスパークスとは、
     過度な売り込みをせず、文化や人道的な問題に絡めて、
     巧みに人々の心に訴えかけるマーケティング手法のこと。

  • 前作は自分が属するIT業界が舞台ということで、とても馴染み易かったのですけど、今回はコーヒー業界、物語に入り込めるかがやや不安もありましたが、全く持って心配無用、あっと言う間にコーヒー業界の一員(まぁ、さくらと同じレベルですが^^;)となり、ワクワクしながら一気に通読、戦略についての言説も事例による噛み砕いた説明があり、とても分かり易かった。
    とりわけ印象に残ったのが、藤岡が「そもそも製品とは、3つのレベルから成り立っている。『中核』『実態』『製品の付加機能』だ」と言い放つことから始まった議論、ここでの考え方のフレームワークはとても有用そうです。
    高津珈琲の反撃はどうなるのでしょうか、またまた次回作がとても楽しみです。

  • より深く自分の会社の強みを意識して探すようになりました。自社らしさの追求と時代に適応する基盤を意識する。1人じゃ考えない。

  • マーケティングのごくごく入門部分(上澄み部分)を事例を用いて分かりやすく紹介されています。しかし、事例に至るまでのストーリーが冗長で、エッセンスがごくわずかという状態になっています。読者を引き込むためにはやむを得ないのでしょうかね。読み物としての満足感は、1日で読めることもあり、確かにあります。

  • 物語形式で現代のマーケティングについて、コーヒーの観点から学べる。
    元々コーヒーをよく飲み、カフェも好きなので非常に興味深い内容だった。
    実際の例を作中で用いられているため分かりやすい内容だと思う。

  • 主人公さくらの人柄が、どうしても好きになれなかった。

  • 『戦略は「1杯のコーヒー」から学べ!』は、中経出版から出版された書籍です。この本は、コーヒーの世界から戦略を学び、ビジネスに活かすための視点やアイデアを提供しています。

    著者は、コーヒー業界の事例を通じて、成功企業の戦略や顧客中心主義の重要性について解説しています。本書では、コーヒーを通じて顧客の心をつかみ、ビジネスを成功させる方法を具体的な事例とともに紹介しています。

    読み進めるうちに、コーヒーのブランドやカフェの成功の裏には、顧客のニーズを深く理解し、独自性を持った提供を行っていることがわかります。著者は、自社の強みや独自性にフォーカスし、顧客のニーズを満たす価値を提供することの重要性を強調しています。

    また、本書では戦略の適用範囲がコーヒー業界に限定されず、他の業界やビジネスにも応用できる考え方や手法が示されています。戦略を立案する際の視点や顧客中心のアプローチは、幅広い業界や事業において役立つものとなっています。

    読書を通じて、戦略立案の重要性や顧客中心主義の考え方について深く理解することができました。コーヒーという身近な例を通じて、ビジネスの戦略的な側面を探求する興味深い本でした。この本は、経営者やマーケティング担当者、起業家など、ビジネスに携わる方々にとって価値のある一冊と言えます。

  • 自社らしさとは何か、を考えたい。読みやすくて初心者にはヒントになる本。

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著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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