- Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046010117
作品紹介・あらすじ
アパレル店の店長を「ある理由」から退職。失意の中シェアハウス「日暮荘」にやってきた坂井麻衣。彼女はそこで出会った同居人、藤崎のゴリ押しで塾の先生を手伝うこととなり……。アドラーがこれ1冊で全部わかる!
感想・レビュー・書評
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優越への努力 完全への努力
後者は一体感の中で頑張れる。失敗は財産。
行動の理由を過去に置くことが原因論。目的に向かって進んでいると考えるのが目的論。
所有の心理学→私の一部分が私全体を所有している。行動は無意識のせいにできる。
使用の心理学→この感情を使って自分は何をしようとしているのか追求する
「意味は状況によって決定されるのではない。われわれが状況に与える意味によって自らを決定するのである。」
「人間の能力が発達するのは仲間に関心を持つことそれだけである」
アドラーのライフタスク→仕事(他者との協力)愛(人類の存続)→交友(他社との良い関係)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
アドラーについてまとめた本でも本によって切り口が異なり、大分違った印象を受ける。この本では漫画での導入部分が現実的で、実生活の中でアドラーの理論をどう活かしていけばよいのかとても分かりやすかった。
心の満たし方、対人関係での折り合いのつけかた、生きる意味など、書いてあることすべて納得しながら読んだが、いざというとき実行に移すにはまだまだ咀嚼が足りない。深く読み込んでいけば、より納得のいく生き方ができるようになるかな。 -
●読んで私はこうする
・自分にとって嫌なことが起こった場合、相手の立場に立って考える事はもちろんだが、その中に、原因論や目的論こういったものを思考の中に取り入れて自分は感情的になることなく、物事を処理していきたい。
★人は都合の良いように世の中を見て「今の自分」への不満を誰かのせいにしたがっている「仕方がない」と思いたいからだ。
◆レッスン0まとめ
◇アドラー心理学の全体像
①目的論-人はまず目的を持ち、その方向に思考し、行動する
②全体論-人の意識/無意識/思考/行動は個人として一貫している
③社会統語論-人は社会に埋め込まれている社会的な存在である
④過疎論-人は自分/他者/周りの世界を自分が見たいように見ている
⑤個人の主体性-人は自分の人生を自分で決めることができる
◆レッスン1まとめ
◇解説1.アドラーが発見した「劣等感」とは?
→人は「向上したい」と思うから「劣等感」を抱く
※ マイナス(劣等感) →劣等感の補償としての行動
→ プラス(目的)
◇解説2.どうしたら劣等感を克服できるのか
→劣等感と向き合う2つの姿勢
◇ 優越への努力
→人より優れたい
→あいつに勝ちたい
→人との敵対が前提
※失敗は敗北
◇完全への努力
→共同体を成長させたい
→誰かの役に立ちたい
→一体感の中で頑張れる
※失敗は共同体にとって財産
◆コラム
◇人はまず目的を持ちそのために行動する-目的論
・2つの見方がある
→原因論「この人は過去にこんな経験があって、こんな風に育ってきたので、今このように行動するのだ」と言う見方
→目的論「この人はこういう目的があって、その目的に向かっているので、今このように行動するのだ」と言う見方
◇目的論を採用することが人間を理解するために必要である
◇最も重要な問いは、「どこから」ではなく「どこへ」である
◆レッスン5まとめ
◇解説3つのライフタスクとは?
→仕事/愛/交友である
・仕事-他者との協力
・愛-人類の継続
・交友-他者との良い関係
→ 1つのタスクだけを完璧にやり遂げる、ということはできない
◆レッスン6まとめ
◇所属→貢献→自己受容→信頼のサイクル
→ 4つの感覚からなる「共同体感覚」
・所属-自分の居場所がある
・貢献-周りの人の役に立てる
・自己受容-ありのままの自分でいられる
・信頼-周りに任せられる
◇自分の共同体感覚を育てることが幸福への道になる -
少し押し付けがましく感じた。
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コミック版として再読。やっぱり絵やコミックはイメージしやすいですね。通常版を読んでなんとなくぼんやりとしていた部分がしっかり理解出来ました。やっぱり共同体感覚は重要ですね!再認識!
2017/03/07 -
アドラー心理学を漫画で解説した本です。登場人物が個性豊かでそれぞれの性格に合わせて簡単にアドラー心理学を解説し各チャプターの最後に文章で少し詳しめの解説がついています。解説には簡単な図もあり分かりやすいですが漫画の内容と文章の内容の順序を逆にした方が分かりやすいな、と感じた部分もありました。
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アドラー心理学の基本的な考え方が、さらっと分かる。アドラー心理学がどんなものか知りたい人、考え方だけ短時間で復習したい人にお勧め
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わかりやすかったが、マンガである必然性については疑問符が浮かびます
「コミックでわかる」を買っておいて何を言ってんだ、って話ではありますが。
「トラウマは言い訳」は厳しい考え方だなあ