- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046010506
作品紹介・あらすじ
部下を持つ者は皆、上司。コマツ、スタンフォード、マッキンゼーとキャリアを積み重ねた著者がかかわった「上司」は、優に三千人超。ナショナルカンパニー、ベンチャー企業で指導してきた上司育成法を実践的に解説
感想・レビュー・書評
-
著者自らが自分で言っているように、確かにどこかで聞いたことのある、当たり前のことが書かれている。
なので、心に残ったことだけを書くとすると、
・部下との会話の中で早わかり(言い切ってないうちに結論を自分で勝手に見つけること)
・困難に陥った部下の再出発は、小さな成功体験の積み上げから
部下と話が盛り上がっているのは、部下がこっちに話を合わせてくるだけ、と認識せよ
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新規入社者の作成物のレビューを任される様になったが、なかなか上達しないその方に対してどの様に接すれば良いかヒントを得るために読んだ。反省として、自分の経験を当てはめすぎていた様な気がする。もう少しその方の心情に寄り添って成長を促してあげなきゃなと思った。まずは、コミュニケーションを取る機会を増やしてどのような悩みがあって、それを改善するためにはどうすれば良いか一緒に考えていきたい。
-
再読ありかと
アウトプットイメージ作成アプローチ
業績・成長目標合意書
共にやってみよう。特に後者。 -
まだなんらかの悩みを持っているわけではないので、即効性がある本ではない。今後悩んだときの辞書的役割を果たしてくれる本だと思う。
-
根性論では全くなく、部下的目線でも助かる上司像だと思います。
今の自分は管理職ではないですが、こういう目線は忘れずにいたいものです。 -
全部ではなくとも今時点でもやれてるかな、思うことが多かった。
基本で当然のことだけど、いざ上司の立場にたつとできなくなる人が多いのか。実際、いまの会社でもこれができている人はかなり少数派という印象。
だからこそ、差別化はしやすいのかもしれない。 -
世界基準の上司
著:赤羽 雄二
上司の仕事のしかたは、二つの観点から根本から見直すべき時期に来ている。一つは、右肩上がりの成長は多くの産業でとうの昔にストップしたことである。今も成長している新しい産業でも、組織の拡大に基づく新ポジションはそこまで増えていない。もう一つには、日本企業が日本人以外の優秀な人材を今の数十倍活用しないと闘えない時代になったことである。彼らが納得する世界基準の仕事のしかたでなければ、そういった人材の採用、活用は夢のまた夢になった。
本書の構成は6章から成る。
①世界基準で活躍する上司になる
②部下と協力関係を築く
③部下に具体的な指示を出す
④チームから最大の成果を引き出す
⑤部下とのコミュニケーションをとる
⑥部下をきめ細かく育成する
部下が上司に合わせる時代は終わった。そういった視点で捉えてしまっている時点で本書の本質からは自分自身まだまだ離れているのかもしれない。
表面だけ捉えれば上司が部下に気を遣うというのはどうかと思うが、それだけではなく、さらに厳しくなる経営環境の中ではよりよい成果を上げるにはチームとしての成果をあげるしかない。そのためには個より組織。短期的ではなく長期的に安定してそれを成し遂げ続ける必要がある。その場しのぎではない方向にむかうためには、時には回り道も必要である。
本書はその回り道を行う中でもスピードを上げて、成果を上げ続ける組織をつくる上司について書かれている。
まだまだ不足している点が痛感できた。 -
世界基準の上司…部下の立場から見ると「こういう上司が欲しかった!」という内容。
上司の立場から見ると「そうは言っても自分はもっとしんどかったし、私はまだ優しいほうだ」と思ってしまう内容(笑)
そんな上司の言い訳をひとつひとつ潰していく丁寧な内容が良かった。
ブラック企業があるのは、潜在的に「上司は部下の生活までもコントロールできる」という思い込みがあるから。というのも印象的。
2019/02/18読了 -
組織で上司として働くためのエッセンスが詰まっている。凝り固まった常識が気持ちよく打ち砕かれ、実践するにつれ本書の内容が真であると確信してくる。