振り回されない生き方 自分で決められないあなたへ

著者 :
  • KADOKAWA/中経出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046010889

感想・レビュー・書評

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  • 人生の怒りは誰かに「振り回される」ことに起因している。健康も過度に痩せることが良しとされ、美容も老いを悪と捉える価値観に支配され、資本主義の中でお金の不安に常にさらされ、固定的な親と子の理想的関係という虚像に縛られて生きている人は多い。適度に距離感と冷めた目を持って自分と周囲の状況を客観視すれば、自分の意思で自分のペースで選択できるのに、思い込み、とらわれることで振り回され、コントロールできないがゆえに怒りを感じて生きることになる。
    絶望的な状況の時には信頼できる人に敢えて振り回されてみるのも一手だが、基本的には自分を冷静に見つめる目を持つことで自分を取り戻すことが大事である。
    (一般論として読んでいたら何の断りもなく「女性」限定の話だった、という展開が多くて少し「振り回された」)

  • 精神科医の著者による、人生を自分でコントロールしている感覚をもって生きるための本。内容は薄いが、読みやすい。

著者プロフィール

たくましいリベラルとして、右傾化する政治状況から現代社会の病理まで、メスをふるう行動派知識人。1960年生まれ。精神科医。立教大学現代心理学部教授。『若者の法則』『ぷちナショナリズム症候群 若者たちのニッポン主義』『生きてるだけでいいんです。』『弱者はもう救われないのか』『「悩み」の正体』『リベラルじゃダメですか?』ほか、著書多数。

「2017年 『憲法の裏側 明日の日本は……』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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