真田一族と家臣団のすべて (新人物文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046010995

作品紹介・あらすじ

信玄の懐刀・幸綱、徳川軍を2度破った昌幸、真田家の命脈を保った松代藩祖・信之、家康に死を覚悟させた信繁(幸村)ら真田一族と、家臣団の事績を徹底網羅。大河ドラマ時代考証担当が書き下ろす、真田軍団の真実!

感想・レビュー・書評

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  • 抜群の知略と勇猛さで戦国時代にその名を轟かせた真田家。その活躍は小説やドラマなどでよく知られているが、実際の彼らはどのような生涯を送ったのだろうか。本書は、史料を駆使して真田家の人々の実像を追う。また、これまで多く語られることのなかった真田家家臣団の事蹟を確認できるかぎり紹介、関連写真や図版も充実した、真田ファン必携の一冊。(2016年刊)
    ・はじめに
    ・第一章 真田家の歴史
    ・第二章 戦国期の真田家当主
    ・第三章 真田家の一門
    ・第四章 真田家の家臣
    ・第五章 真田家の女性
    ・おわりに

    とても充実した内容である。昌幸の兄弟(信綱、昌輝、信尹以外にも金井高勝)、息子(信之、信繁以外にも昌親、信勝がいて旗本として幕府に仕えていたとは知らなかった。)など、興味深い。

  • 図書館で借りた。大河ドラマ真田丸の視聴者なので豆知識になればと思いながら読んでみた。真田家の家臣団は40人近く紹介している。九度山に行った時は監視もいただろうし子女がいっぱい誕生した話はある意味する事がない日常の退屈さが分かる。

  • 文書の年代の比定、相違ががあった際にどちらを正ととるか、残されたものをどこまで信用するかを測りながら、コツコツ手堅く、史実を確定しようとする姿勢には頭がさがる。真田家の家臣研究も、端緒についたところで、矢澤頼綱ほどの重臣でも、通説では、真田幸綱の弟とされるが、甥とする仮説も立てられているのだとか。一門衆の小山田茂誠が、九度山の昌幸から書状をもらい、菩提寺の再興を託され、信幸の舅の弔問について知らされたいたこと。河原綱家が、俗に言う犬伏の別れで、人払いの理由を知らず、入っていき、昌幸に下駄を投げつけられ歯がかけたエピソードは、当時大阪屋敷にいたはずで成り立たないが、そんなエピソードがつくられるくらい、身近に思われていたことがわかる、と。いまからすると高額な草津の入湯料の上納を免除された湯本三郎右衛門尉。武田、上杉、豊臣と数奇な変遷をたどった藤田信吉。忍びの棟梁とされた出浦昌相は、忍城攻めの記述が、誤読された可能性を示唆。信繁に、九度山でずっとつきしたがい、大阪入場にもしたがった高梨内記。信幸の嫡男にはばからない言動をくりかえして出奔、のちゆるされて信之につかえ、その死後殉死した鈴木右近に意外に事跡がすくなかったこと。いずれも興味深く読んだ。

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著者プロフィール

慶應義塾大学文学部非常勤講師

「2018年 『戦国遺文 真田氏編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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