男がつらいよ 絶望の時代の希望の男性学

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 148
レビュー : 21
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046011190

作品紹介・あらすじ

男たるもの正社員として働き、結婚して、子どもをもち、さらにはイクメンになることが求められており、男性の役割・プレッシャーが大きくなっている。男性学という今注目分野でトップを走る著者が現実を切っていく。

感想・レビュー・書評

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  • 社会学の本を読むのに「気の利いた皮肉」が好きな点もあるのかもしれない。男の生きづらさを皮肉を織り交ぜ。うなずく部分が多くあった。
    学生が使う「やばい」と若者が使う「すごい」は似ている。
    大人は「やばい」とは言えないけど「すごい」と言われても、その意味は「すごい(バカ)ですね」の意味かもしれない。
    悩みの原因が取り除かれない以上、相談には意味がない。と多くの男性は考える。
    生活のすべてを仕事に注ぎ込める能力が、日本の会社では求められる
    →生活態度としての能力
    台風の日に(朝九時に)出社するのはやめましょう。
    社会を変えていくための合言葉
    「お父さんが家にいても不安にならない」

    先日聴いた講演も面白かったです。

  • いよいよ出てきたかー、という感じの男性の生き方本。「普通の男」として生きることが困難な時代に、どんな生き方が可能なのか、どんな生き方は不可能なのか、を立ち止まって考える。

  • 内容が薄く、自分語り多めな印象。
    この手の本を初めて読む人には易しく読めて良いのかもしれない

  • 数字の根拠がないことや、文章が冗長すぎだと感じた。けれど「男性学」についてゆるく考えるにはいい本だと思う。男性の働き方についてゆるく柔軟に考える日本になればと思う。

  • 367

  • 【新着図書ピックアップ!】タイトルに、思わず手が伸びた。そうだよ、男ってつらいんだよ。なんでこんなにつらいのか、ようやくわかった。
    「普通に生きたい」、と思う男性は多いはずだ。普通に就職をして、普通に結婚して、普通の趣味をもって、普通に定年を迎えて…。でもそれって、案外大変なのでは?
    普通に生きることは難しい。普通にはなりたくないと思いながらも、「普通の男であれ」という価値観から逃れられず、辛い。そう感じている男性のみなさま。読みましょう。

    [New Book!] What a interesting title! Yes, men feel hard. Why? After I read this book, I knew it.
    A lot of men are thinking that “I want to live like others”. To found job, get marry, enjoy hobby and retire as “normal”. Is that so hard?
    I recommend this book to the men who feel that to live normally is so difficult.

  • 男性学は女性学の影響を受け1980年代後半から始まった、男性が抱える問題や悩み、仕事、過労死、結婚難などを対象とする学問。日本の社会には男らしさを根拠に男性を競争に追い込むプレッシャーがあり、男性が弱音を吐くのを良しとしない風潮がある。幸福度調査によれば男性は女性よりも幸福度が低い一方、自殺者の割合は男性が女性の2倍以上高い。自己犠牲が評価される日本では長時間労働が当たり前で、あまりにも仕事中心の生き方となっている。もっと男性の働き方・生き方の多様性を認めるべき。

  • ほんとに男性は生きにくいと思う。辛さが少しは理解できたかな。男性学、ますます興味の出てきた分野。

  • 烏兎の庭 第五部 書評 4.17.16
    http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto05/bunsho/tosi.html

  • はじめに
    走るのをやめたとき見えてくるものがある
    男性が抱える不安の正体
    絶望の時代の希望の男性学
    帰ってきた寅さん
    違いのわかる男は黙ってビールを飲みますか?
    24時間は戦えませんし、戦う必要もありません
    転換点としてのSMAP
    男たちよ!自分に向き合うときがきた

    第1章 男性はなぜ問題を抱えてしまうのか
    競争を宿命づけられて
    競争の果てに残ったもの
    意地の張り合いが生み出す悲喜劇
    目があったら微笑みかけよう運動
    攻撃的な男性は弱さを抱えている
    男は強くなくてはいけない病
    なぜ男性は弱音を吐けないのか?
    女性の言う「すごい」に隠された意味
    「寝てないオレ」はすごい
    自分は優れた人間であるという勘違い
    解決しようとする男、共感を求める女
    なくなった「普通の人生」
    「平日昼間問題」を知っていますか?
    相手を選ばなくても結婚できない男性がいる
    独身男性に世間は冷たい
    女性をリードしなければならないというプレッシャー
    趣味には序列がある
    「男らしさ」という難敵
    早めに本気を出してください

    第2章 仕事がつらい
    男性は不幸なのか
    高すぎる男性の自殺率
    問題として直視されていない長時間労働
    自己犠牲が評価される日本
    「社会人」という日本語は間違っている
    ワーク・ライフ・バランス再考
    定年退職者の憂鬱
    働くことの意味
    デビルマン世代の困惑
    イクメンが抱える過剰な負担
    増える男性の非正規雇用
    見えない敵としての企業文化
    満員電車に揺られて
    画一的な服装から抜け出せるか
    台風の日は出社するのを止めましょう

    第3章 結婚がつらい
    人は冷静に判断して恋に落ちる
    恋愛が若者の義務になっている
    恋愛の難易度が上がっている
    要望を増やしすぎてはいけない
    「若さ」という女性の魅力について
    浮気は本当に楽しいのか
    なぜ男性は女性に謝れないのか
    アラサー男性は本当に結婚したい?
    一人が好きでもいい
    中年シングルが感じる居心地の悪さ
    女性を「口説く」のは禁止です
    木暮君の良さを理解してもらいたい
    「どうして分かってくれないの」を受けとめる
    世代交代で変わるのか
    新しい家族像を作るためには
    子供がいない夫婦もいる
    関係を積み重ねていく
    結婚の未来

    第4章 価値観の違いがつらい
    激減している暴走族
    「昔はワルかった」といってしまうおじさんたちへ
    おじさんがモテるという証拠はない
    やさしい、まじめ、細かいことに気がつける系男子の時代
    やさしいという言葉の意味
    誤解された草食系男子
    性から遠ざかる若者
    ネオ・デジタルネイティブの誕生
    ネットの極論は無視して大丈夫
    若者が飲み会に参加しない理由
    「みんな一緒」の不寛容さ
    山はどうせ下りるのだから、登らなければよかったのか
    オタクは何も悪くない
    なぜオタクは差別されるのか
    オタク的な生き方の一般化
    芸人がバイトをして何が悪い
    男が男に憧れて問題はないし、男が男を好きでもいい
    話せばわかる

    第5章 これからの時代をどう生きるか
    立ち止まる勇気が必要だ
    人との比較を止める
    自分の中の多様性を認める
    何が変わっていないのか
    花を買ったぐらいで許してもらえると思うな
    根強い独身者への偏見
    仕事と見栄を切り離す
    働き方の根本的な見直し
    正論で世界は救えない

    おわりに

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プロフィール

武蔵大学社会学部助教。1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表象文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より現職。社会学・男性学を主な研究分野とする。「日本では“男”であることと“働く”ということとの結びつきがあまりにも強すぎる」と警鐘を鳴らしている男性学の第一人者としてメディアでも活躍。単著に『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ』(KADOKAWA)『<40男>はなぜ嫌われるか』(イースト新書)がある。

「2016年 『男が働かない、いいじゃないか!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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