外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術

著者 :
  • KADOKAWA
3.75
  • (38)
  • (78)
  • (56)
  • (8)
  • (4)
本棚登録 : 656
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046011916

作品紹介・あらすじ

いくらいい本を読んでも、仕事の成果につながらなければ意味がない。そのためには、やみくもに「量」を増やすよりも「どう読むか」が重要になる。独学で経営学を学び、外資系コンサルに転職した著者のメソッド公開!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  この著者の本では、昨年読んだ『外資系コンサルの知的生産術』がなかなか秀逸であった。
     当ブログのレビューで、私は「とくに、第5章(全5章)の『知的ストックを厚くする』は、読書論として独立した価値をもつ素晴らしい内容だ」と書いたのだが、これはまさにその章を一冊分に押し広げたような本である。

     タイトルが示すとおり、本書はビジネスマン向けに特化した読書論であり、読書をいかに仕事に役立てるかに的を絞っている。したがって、自由業者の私には関係ない話も多いのだが、それでも十分一読に値する内容であった。

     本書は、読書をビジネスマンにとっての“自分への投資”として捉え、著者が編み出した効率的な自己投資としての読書のコツを、さまざまな角度から開陳している。
     読書を「自分への投資」と見なす視点自体はありふれたものだが、本書はその視点の展開の仕方が優れている。

     たとえば、著者は読書を「ビジネスパーソンとしての基礎体力をつくるための読書」(=ビジネス書の名著をくり返し精読すること)と、「ビジネスパーソンとしての個性を形成するための読書」(=教養に関連する本を広く浅く読むこと)の2種類に大別し、その両方が不可欠なのだという。前者はいわば「規定演技」であり、後者は「自由演技」なのだ、と……。
     そして、2種類の読書のそれぞれについて、効率的な読書術を解説していく。その解説はどれも論理的で、得心のいくものだ。

  • 読書の経験を身につけたいと思い、購入。
    口コミでの評価は高かったけれど、私は正直しんどかった。とにかく目標が「仕事」なのである。仕事、仕事…だから効率よく、合理的に、というのが常にある。そりゃ題名が仕事につなげる、のだから、本は正しい(笑)読書は気分転換のために、でもあわよくば仕事につかえればしめしめ、という私の方が愚かだった。
    身につけるために大切なのは、自分の考えを整理すること、とにかく自分はどう感じたか、どう考えたか、そういう振り返りが必要なのだ。
    面倒だな、と初めは思うだろうが、少しずつでも習慣づけていきたい。
    もっと若いころに…と残念に思いつつ。

  • 昼休みと移動中で読了。周さんの本は全部読んでるので重複するところもあるけれど、包み隠さず書いてくれるこの素晴らしさ。共感する。専門書ばかり読む人に読んで欲しい。独断と偏見と言ってるけど、完全に合意できることばかり。感性、哲学がある。いつもこの人の言葉では、耳が痛いこともあるけれど、背中を押される。ビジネス書マンダラ目的ではなくちゃんと読んで欲しい。マンダラ記載の本は2冊しか持ってなかったので取り急ぎ数冊買った。投資して運用(知的生産に活かす)し、人生を豊かにしたい。

  • 諸分野の読むべき基本書・教養書が巻末に掲載されていて参考になる。

  • これはかなり面白い。本を読んでも抽象化しなければただの物知り、というところが一番の収穫。

  • 借りたもの。
    “仕事に活かせる読書術”の本だった。
    目次を見た限り、つっけんどんな印象を受けたのだが、章を読むと納得。読むジャンルによって、“読み方”を変えている。
    読む本のジャンルは大別して「ビジネス書」と「教養書」。
    新刊ビジネス書の大半は古典的名著といわれるビジネス書の焼き直しであると切り捨て、読むべき「ビジネス書マンダラ」を提案。
    ‘抜粋や読書ノートは作らない(p.64)’との事……(ブクログのフレーズが…)もちろん意味があり、ビジネス書のメッセージはシンプルかつクリアで実践する事に意味があるためだった。
    そして「教養書」についての部分は、読んでいてとても楽しかった。
    最近、改めてその重要性が叫ばれているリベラルアーツについて、こちらも言及。そして自身に関心があるものをより深めていくことを提唱。
    本屋の歩き方に、‘図書館は「短期集中の調べもの」に使う(p.194)’など。どれも理にかなっている。
    一番、取り入れたいと思ったのは、‘イノベーションには子供向け図鑑(p.190)’確かに知らない分野をわかりやすく書いているし、改めて読みたくなった。

    製本は本来、ノートの延長とも捉えられる……そういう点では線を引くのは妥当だ(図書館の本、借りたもの以外)
    他にも効率よく紙媒体の本を読む方法――本棚の構成から、積読の在り方まで――を紹介。
    ここまで徹底した管理……(;゚д゚)ゴクリ…

  • ビジネスパーソンで本の読み方に迷いとか、本の内容があまり入ってこない時とかに読むのに良いかも。
    無理して一冊の本を読みきるのではなくて、同時に色んな本を読むっていうのはなるほどって思った!
    量ではなく質。

  • ・経営戦略論は突き詰めれば「どの戦場がおいしいのか」「どの戦場なら勝てるのか」という2つのポイント。これらの点は「人生の戦略」を考えるにあたっても有効。経営戦略論の基本やファイナンスを学べば、どういった産業が中長期的に衰退するのか、あるいは成長するのかについて、ある程度の嗅覚を持つことができるようになる。

    ・仕事環境の変化が突きつける難問に対して、ビジネス書で得られる知識はほとんど役に立たない。こういった難問については、むしろ教養書の読書を通じて得られる「人間の性」や「組織や社会の特質」についての示唆が大きなヒントになる。

    ・リベラルアーツに関連する読書において重要なのは、単に転記するだけでなく、必ずビジネスや実生活における「示唆」を書き出すこと。①面白かった箇所、②ビジネスや実生活に対する示唆、③具体的なアクションの仮説、で整理する。

    ・読む本がどれだけ対象となるカテゴリーを外れつつ、論考として結びつけることができるかによって、思考の成果物のクオリティは変わってくる。

  • 選りぬきを転記する最大の目的は、忘れるため
    後から検索できるからこそ、脳内にストックせずに安心して外部ストックに委ねられる

    失敗百選 中尾政之

    ビジネス雑誌 週刊ダイヤモンド 古いバックナンバー 特に新年号 日本の変化を知る

  • 読み終わりました。

全69件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

山口周(やまぐち・しゅう)
1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。
慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。
『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。2019年7月4日、『ニュータイプの時代』(ダイヤモンド社)刊行。

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術のその他の作品

山口周の作品

外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術を本棚に登録しているひと

ツイートする