- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046012425
作品紹介・あらすじ
500年間、困難の時代にリーダーに力を授けた古典。楽観視できない、不安と混乱に包まれた現代社会の様子は、マキアヴェッリが生きた時代も同じ。気鋭の戦略コンサルタントが読み解く、新しい『君主論』の教え。
感想・レビュー・書評
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世界史でもマキァヴェリズムは目的のために手段を選ばないことと習ったように記憶してます。
ただ本書を読むとそれほど短絡的なものではなく徹底的に現実をベースにして
いかにリーダーとして振る舞うか
を書き著しているように思います。
失ってはいけないものを守るために学び考え行動する。
究極の自己啓発なのかも知れません。
ここにある
「続けられないことに最初から手を出すな」
という内容にハッとさせられます。
できない約束は最初からすべきではない。
見栄を張っても最後に自滅しては何にもなりません。
「力を愛しあなたの目標を現実化せよ」
権力やお金はそれ自体で悪いものではありません。
いかに使うかです。
「権力は良いもの便利で大切なもの」
自分の中に呼び込むためにも肯定的に考える必要があります。
「行動しないものより行動するものが女神に愛される」
状況はすぐに変わります。
変化を捉えて果断に実行する
それが大切です。
そしてみんなの小さな期待に応え続ける。
裏切らない。
これができたら上手くいきそうな気がします^_^詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
続けられない事に最初から手を出さない
自分を守れないものが、他人を守れない‼️
自分の人生を他人に操られるものが、豊かな人生を送れない -
君主論の翻訳と、著者の主観を交えてこう読み解くべし、と解説した本。
原本を自分に必要な内容として読み解ける人には不要だが、それは一部のエグゼクティブだけだと思う。これから小集団や組織を率いていくことになる人には、読みか解き方の一つとして面白いと思う。 -
君主論の副読本としても優秀
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マキアヴァリが書いた君主論を解説した本。
君主論を通してマキアヴァリが大切にしている3つの存在
1.あなた自身とあなたが愛する人たち
2.あなたが目標を実現する手段としての国家(組織、チーム、家族など)
3.その国家を通じて素晴らしい目標をかなえるチャンス
大切なものを奪う3つの敵
1.あなたから自由と権利を奪う相手
2.あなたが本来統治すべき組織、チーム、家族などの集団にいる人たち
3.間違った選択するあなた自身
こういう本は逆説的な言葉が多いが、これは読む人の関心を向けさせるキャッチ―な言葉が多いんだろう。
気に入った言葉
・非常時に優しいだけの人は頼る事が出来ません。
・続けられない事に最初から手を出すな
・出来るリーダーのはじめ方
1.あなたの権力を支える構造を見つける
2.権力を保持するためにほしい権力の近くに住む
3.ルールや制度、約束事を作り、それを守らせる経験を積む
4.少なくとも自分で何かを発案しそれを達成する
成果を出す武器
・状況の種類を見分ける力
・その状況に応じた対策を果断に実行する力
君主を生み出す4つの要素
運、機械、力量、残酷さ
君主の戒め
・恨まれる事
・軽蔑される事 -
タイトルは、あんまり好きじゃない…
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「本当に強いリーダーとはどうあるべきか?」を追求してきた至高の古典「君主論」。500年にわたって世界のリーダーが読んだ教科書を、わかりやすく解説する。勝ち続けるリーダーの原則を学べる書。
本体価格
¥1400 -
恨まれてはいけない、軽蔑されてはいけない