トヨタの段取り

  • KADOKAWA
3.33
  • (7)
  • (8)
  • (28)
  • (6)
  • (0)
本棚登録 : 234
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046013293

作品紹介・あらすじ

トヨタは「約1分間に1台のペースで車を生産している」と紹介されることがあります。
 こうした高い生産性を可能にしているのが、「トヨタ生産方式」に代表されるような、トヨタが長年培ってきた現場の生産システムです。
 「トヨタみたいな大企業だから、約1分間に1台のペースで車をつくれるのだろう」と思われるかもしれませんが、そうした生産システムを支えて、実際に現場でモノをつくっているのは、現場で働く従業員たちの知恵なのです。
 また、トヨタの特徴を表す言葉として「ジャスト・イン・タイム」がありますが、かんたんに言えば、「市場で売れるスピードでつくる」ということです。それを可能にするために、部品の仕入れから販売までのリードタイム(工程に着手してからすべての工程が完成するまでの所要期間)を最短化することがトヨタの自動車づくりに課されてきたミッションであり、同社の強みのひとつといえます。
 これらのベースとなっているのもまた、現場の従業員が長年培ってきた知恵であり、彼らが現場で実践してきた「段取り力」なのです。

 このように仕事の生産性を上げるには「段取りをする力」が欠かせません。
 しかし、ここで言う段取り力とは、ただ単に早く仕事を終わらせることにとどまりません。仕事のスピードを上げると同時に、仕事の質を維持しながらより高い成果をあげる、そのためのノウハウです。
 特に安全性が求められる自動車の生産では、当たり前ですがスピードを優先して「品質を落とす」という選択肢はありません。
 仕事のスピードが速くなっても、売上などの成果に結びつかなければ意味がないのです。

 トヨタで実践されている段取り力は、トヨタでしか通用しないノウハウではありません。生産現場にかぎらず、オフィスワークやクリエイティブな仕事、さらには家庭生活など、何らかの段取りが必要な場面であれば、トヨタの段取りはさまざまなシーンで応用が利くはずです。
 ぜひ、みなさんの職場でもトヨタの段取りを取り入れて、これまでよりもスピード感のある仕事、そして質の高い仕事を実現してください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 得るものが少なかった。
    本に書かれている内容を実践できているということかもしれない。

  • 一、仕事の成果は「段取り」で決まる
    •段取りはhowではなくwhy
    •計画と同時に問題点をあぶり出す
    ニ、「七つのムダ」を取り除くことから始める
    1 手持ちのムダ 2 加工のムダ 3 在庫のムダ 4 動作のムダ 5 運搬のムダ 6 作りすぎのムダ 7 不良・手直しのムダ
    三、仕事にかかろ「時間」を短縮する
    •仕事を内:その時その人しかできない、外:その前後や他の人でもできる、に分ける。
    •自分の仕事をなくすることを考える
    四、段取りの「質」を上げるコツ
    •結果だけでなくプロセスをチェックする
    •再発防止から未然防止へ
    五、確実に実行するためのコミュニケーション術
    •バッドニュース・ファースト
    •ヒヤリハットを放置しない
    •反対勢力にはあえて相談を持ちかける

  • 「トヨタ」のwordがクド過ぎる

  • ・期限ギリギリまで着手しない
    ・大部屋方式で情報を全員で共有する
    ・時間がかかる仕事からとりかかる
    ・フォーマットを皆で共有する
    ・なるべく外段取り(準備)に回す
    ・1、2個上の職制から自分の仕事を俯瞰する

    段取り上手な人は、「仕事に着手するのが早い」というイメージがあるかもしれません。
    しかし、それでは納期を守ることはできますが、
    最新の情報を取り込んで品質を上げることはできません。
    本当に成果を出す人は、デッドラインが決まったら、
    「いかに締め切りに近いタイミングで着手するか」と考えて段取りを組みます。


    ・ムダをなくす+仕事の付加価値を高める
    ・スピードを上げる+ベストタイミングで仕事を終わらせる
    ・計画通りに進める+問題点を見つけ、仕事の質を高める

    目的次第で考えるべき項目が大きく変わってきます。
    多くの方が段取りを考える時に「How(どうやるのか=手段)」から考えがちですが、
    最初に注目すべきは「Why(なぜやるのか=目的)」。
    目的を明確にしてから、具体的な手段を考えるのが本来の流れです。


    目次
    第1章 仕事の成果は「段取り」で決まる
    第2章 「7つのムダ」を取り除くことから始める
    第3章 仕事にかかる「時間」を短縮する
    第4章 段取りの「質」を上げるコツ
    第5章 確実に実行するためのコミュニケーション術

    本書では7つのムダがあるとしています。


    ①手待ちのムダ
    作業者が次の作業に進もうとしても進めず、一時的に何もすることができない状態。
    前行程のデータのまとめが遅れて、企画書作成に着手できない。

    ②加工のムダ
    生産(工程の進み)や品質(加工の精度)には、なんら貢献しない不必要な加工のこと。
    社内の関係者限定の資料なのに、アニメーションや装飾に凝った資料など。

    ③在庫のムダ
    必要以上の完成品、部品、材料など。
    オフィスでは、文具、書類、データなど、また「やるべき仕事」を抱え込んでしまうこと

    ④動作のムダ
    付加価値を生まない動き。部品をとるためにしゃがむ、資料をとるために手を伸ばす動作など。

    ⑤運搬のムダ
    付加価値を生まない歩行、モノの運搬、情報の流れ。
    席をコピー機の間を何度も往復する、必要ないのに何度も上司に情報確認することなど。

    ⑥つくりすぎのムダ
    必要な量以上に多くつくったり、必要なタイミングよりも早くつくったりすること

    ⑦不良・手直しのムダ
    廃棄せざるをおえないものや、やり直しや修正が必要な仕事をしてしまうこと

  •  トヨタ自動車のOBが設立したコンサルティング会社が、オフィスワークの中に潜むムダをあぶり出し、取り除く方法を、わかりやすく解説した本。
     中身は一般的なムダ取りの方法が多く、目新しさはあまりないのだが、仕事を「内」と「外」に分けるという方法がトヨタらしく、最も印象に残った。

    ・内段取りは「その人・その場所・そのタイミングでしかできない段取り」
    ・外段取りは「作業の前後やその人以外にも可能な準備」
    と定義し、
    ①内段取りの作業と外段取りの作業を分ける
    ②内段取りの作業を外段取りの作業に移す
    ③内段取りの作業時間を短くする
    ④外段取りの作業時間を短くする
    のステップで、仕事を効率化する方法が紹介されている。もともとは、工場の製造ラインで生まれた効率法とのことだが、他の業務でも適用できると思った。

  • カイゼンの最前線、トヨタ自動車出身のカイゼンエヴァンジェリストによる仕事術の紹介。
    自分の会社でもトヨタに倣って、カイゼン活動を行っていることもあり、本書に書かれているほとんどの内容は知っているものではあったが、改めて読み直すにはサクサク良い進められてよかった。

  • 挫折。

  • いい内容だったのかもしれなが、250から15への「など」が気になって全て消えてしまった。怖かった。
    『ガラパゴス』思い出した。

  • トヨタの工程改善を基に、ホワイトカラーの業務改善を書いた本。
    素直に当てはめられているか?
    一般的な業務改善方法と違いはあるか?
    といったところかが気になった。

  • 片づけに続いて段取り。
    仕事でもプライベートでも、大々的なものでもこじんまりしたものでも、段取り上手になりたい。

全15件中 1 - 10件を表示

トヨタの段取りのその他の作品

トヨタの段取り Kindle版 トヨタの段取り OJTソリューションズ

OJTソリューションズの作品

トヨタの段取りを本棚に登録しているひと

ツイートする