経済を読み解くための宗教史

著者 : 宇山卓栄
  • KADOKAWA (2015年11月20日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046013781

作品紹介・あらすじ

序章 経済× 宗教を理解しよう!
第1章【古代】 神は人間によって創られる
第2章【中世】 宗教は経済から生まれ、経済を生む
第3章【近世】 宗教が経済的欲求を増長させ、統制する
第4章【近代】 経済・科学・宗教の済分立が時代を改革する
第5章【現代】 グローバル時代の宗教と経済

一般に、経済と宗教は互いに関係のないものと思われていますが、実は相互に強い結び付きがあります。日本人にとって、縁遠い世界の宗教を経済との関連で説明した画期的な企画。これまで、明らかにされて来なかった経済と宗教の歴史的な関連を気鋭の予備校講師が解説。

経済を読み解くための宗教史の感想・レビュー・書評

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  • 経済は人の善意が前提として成立している。
    その前提条件を満たすために宗教というものがある。

    どっちが先ということもなく、経済と宗教は切っても切れない縁があると感じた。

  • ざっくりと書かれていて宗教家でもない一般人にとってわかりやすい。
    今も昔も宗教問題は世界にとって欠かせないものであり、現在の紛争問題などを理解しようとすると宗教史が欠かせない。しかし、宗教問題からの切り口で書かれた本は数少ない。

  • 良書だがもう少し結論はまとめた方が良いと思う

  • 利害調整装置としての宗教。俯瞰的、不偏的に論じることができるのは日本人の強み。漠然と感じてる、宗教の俗な側面が明晰な言葉で語られており、啓蒙書というにふさわしい。
    信者が素朴に理想をもって信仰している宗教も根っこは利益追求を大義名分化するために作られた機構。
    無宗教ながら素朴な宗教観を持つ大多数の日本人がこの辺の認識を押さえておくと、国内外を問わず様々な理解を助けるだろう。

  • 【経済と宗教の密接な結び付きを分かりやすく解説】
    ユダヤ教に始まり、キリスト教、仏教、儒教、イスラム教など宗教はたくさんあることは知っているが、なんせ日本人は無宗教なために、その重要性を理解してないことが多い。

    また、戦前の天皇崇拝が破滅に向かう戦争に突入させたことから、「宗教=悪いもの」というイメージも多い。

    本書は、とても分かりやすく、宗教と経済の密接な結び付きを解説している。グローバルな時代に、宗教という文化の根幹をなすものを知らないと、他の国の人達を理解することはとても困難になる。

    筆者が、日本人は無宗教だからグローバル人材になりやすい。なぜなら他の宗教のことを理解できるマインドを持っているからだ。という論理には大反対だが、それ以外の内容はとてもすばらしい。

    オススメの一冊。

  • 歴史的な事件や出来事のウラには経済という物質的な理由がある。そして、宗教の精神性はそれを民衆に納得させ、正当性を確保するために生み出された。その経済と宗教の表裏一体な関係が分かりやすく述べられている。
    現代の国際情勢を知るうえでも参考になる一冊。

  • 人々のアイデンティティと生活という視点から経済と宗教を見ていて面白いです。時事に強くなれそう。貧困と人種と環境とアイデンティティーと…ひとりの人を構築するものが複雑で、現代の問題を解決するためにも宗教を知らないとわからないことってたくさんある。宗教の成り立ちについての説明もあって大まかな宗教史も学べて良いなと思いました。

  • ヨーロッパの大学 教会や修道院付属で生まれる 神学、法学、医学の3学部 その下に人文学部、自由7科(文法、修辞、論理、算術、幾何、天文、音楽)

    ゴシック ゴート族のという意味 ゴート族はゲルマン人のこと
    イタリア人 古代ローマ風のロマネスク 中世の後期 ゲルマン文化を反映したゴシック様式

    ルネサンス 英語のrenewal

    ソブリン主権 sovereign ラテン語のsuperanus 英語のsuper 古フランス語 soverain

    教会が重要か、聖書が重要か カトリック、プロテスタント

    ブルジョア ドイツ語のブルク Burg(都市、城)に由来 城壁の中の従事者 城壁の中の住民 Burger フランス語のBourgeois

    緋文字 scarlet letter サナニエルホーソーン 1850
    不倫の上出産した女性を主人公 ピューリタンは不義の子を産んだ主人公は姦通adulteryの罪を表すAの緋文字の入った布を胸につけることを強要された

    ベルギーのアントワープ ダイヤモンドの町 世界で取引される60%がここで加工研磨

    シオン エルサレムを指す古い呼称

  • 2016.4.2

  • 本書の主張に沿って、キリスト教は貧者が富者の富を奪う「理屈」と捉えると分かりやすい。仲介者の教会に莫大な富が蓄積されているのがキリスト教内の分派を生むのだろう。

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