トヨタの片づけ (中経の文庫)

  • KADOKAWA (2015年12月11日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046014740

作品紹介

片づけは雑務じゃない。「仕事そのもの」だーー。勤務40年以上の元現場リーダーたちが語るトヨタの知見をまとめた1冊。20万部超えのベストセラー、待望の文庫化。

トヨタの片づけ (中経の文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ■片付けのムダは作業のムダ、作業のムダは効率のムダ

    十分な成果を出せていない職場ほど片付けがされていない。

    1.スペースの無駄
    2.時間の無駄
    3.間違える無駄
    4.とりにいく無駄

    スペースにしろ時間にしろ、無駄なもの=有効活用が出来る余地がある。
    (言い換えれば、使えるのに"使えてない")


    ■片付けは「雑務」ではなく「仕事そのもの」

    トヨタには「何事も5Sから」という考え方がある

    ・整理(Seiri)
    ・整頓(Seiton)
    ・清掃(Seisou)
    ・清潔(Seiketsu)
    ・しつけ(Shitsuke)

    仕事とは別物、という捉え方ではなく"仕事そのもの"として上記は考えられている。
    仕事の一部=普段から習慣的にやるのが当たり前。

    日常的に取組むことでオフィス内の生産性・効率がアップする。
    「経営のすべての道は5Sに通じる」といっても過言ではない。


    また、こんな言葉もある。
    「"いつか使うだろう"は諸悪の根源」

    要らない物は処分する、という観点を徹底できていない職場や人ほど効率が悪い。


    ■そのルールは本当に正しいのか?

    ex)とある"書類が山積みになっている"企業にて…

    その企業では書類を5年間保存するルールがあった。
    =ISOを取得する際に外部のコンサルタントから「それぐらい保管した方がいい」と言われたから

    実際に現場にインタビューをすると、5年前の書類を見返すことは一度もなかった。
    2~3年前の書類であれば見返すことはあった。

    ⇒つまり、そのルール自体が誤りだった(※現場感とフィットしていなかった)


    身の回りのモノを意識して見ていくと同時に、制度やルールも見直す必要がある


    ■片付けには「判断基準」が不可欠

    ex)トヨタのディーラーにて

    タイヤがパンクし、困って飛び込んできた人が居た。
    そのディーラーにはスペアタイヤが無かったが、対応した社員は展示新車のタイヤを抜き、タイヤ交換をしてあげた。

    ディーラーの社員は"お客様を最優先に考える"という判断基準を持っている。
    そのタイヤは展示車の一部として「いるもの」であったが、パンクで困っている客が来れば
    客にとっての「いるもの」として最優先事項になる。展示車にとっては「いらないもの」となる。

    これは極端な例だが、"判断基準"の大切さを知れるエピソード

    ※なお、その後タイヤが1本足りない展示車を不思議に思う他の客は「なぜタイヤが無いのか」と
     訪ねて事情を知り、そのディーラーのファンになる人も多かった
     結果としてそのディーラーは口コミ効果で人気店になり、売り上げも上がった


    ■「動いている」ことで満足していないか

    ex)とある部品メーカーの工場での話

    倉庫は在庫で山のようになっており、通路も狭く曲がりくねっていた。
    そんな中を鮮やかなハンドリングでフォークリフトを運転する作業者が居た。

    案内していたリーダーが一言。
    「彼は運転うまいでしょ。コーナーに来ても速度を落とさずに、すっと曲がれるんです」


    ⇒運転技術が高いのは素晴らしいことかもしれないが、その作業自体は付加価値を生んでいない
     (その作業自体にお客様がお金を払ってくれているわけではない)
      ※よくよく見るとモノを右から左に動かすような作業ばかり

    フォークリフトの運転に習熟するよりも、モノを動かさずにいいようにする事が最優先。


    人は、動いていれば「仕事をしている」という感覚に捉われやすい。
    その感覚にとらわれることなく、"この動きはムダではないか?"、"付加価値を生んでいるだろうか?"と問い直そう。


    ■線を一本、引きなさい

    どうやったら整理・整頓が出来るかわからない!という場合はとりあえず仮で良いので線を引く。
    仮の基準をつくれば、それをもとにして正常・異常がわかる状態になる。

    ex)スリッパの片付けができないスーパー
    1足分のスリッパが収まるような縦幅のマットを置いた=自然と並べて置かれるように


    ■現場任せのリーダーは片付けを習慣化できない

    「整理・整頓は仕事の一部である」とリーダーやトップが理解していないと、職場全体には浸透しない
    率先して取り組む姿勢を見せなければ部下はついていかない。
    逆に姿勢を見せれば、習慣は浸透していく


    ★「百聞は一見にしかず」には続きがある

    百聞は一見にしかず(どんなに物事を聞いて理解しても、見たものにはかなわない)
    百見は一考にしかず(いくら沢山みても、考えなければ前には進まない)
    百考は一行にしかず(どんなに考えても、行動を起こさなければ前には進まない)
    百行は一果にしかず(どんなに行動をしても、成果を残さなければ成長しない)

  • 「片付け」で、驚くほど仕事がうまくいく。「ムダ」が宝になるトヨタ式、驚くほど結果が出るようになる「片付け」の極意。「いらないもの探しは壁ぎわから」「1年間使わなかった名刺は即刻処分」「線を1、引きなさい」など、すぐ使えるメゾッドが多数。(2015年刊)

    片付けとは、古くて新しいテーマではないか。誰もが必要性を感じているのになかなか出来ない。本書の内容も、全てが目新しい訳では無いが、タイトルにトヨタの名が付くと重みが違う。当たり前のことに気がつくか否か、当たり前の事をいかに行うのかが重要なのだろう。本書は、まず始めるためのヒントをくれる本である。
    以下、備忘録として、
     片付けと掃除は仕事である。
     整理・整頓と整列の違い。
      整理は、いるものといらないものを分け、いらないものは捨てる。
      整頓は、必要なものを必要なとき、必要なだけ取り出せるようにする。
      整列は、きれいに揃えること。
     赤札活動、使わないもの、使えないものに貼る。担当者を明示する。
     ものを探している時間は、お金を生まない。
     道具はシェアする。
     定位置を決める。
     他人が探せるようにする。
     誰がみてもわかるようにする。
     清掃は点検。
     原理原則を教えないと定着しない。

    仕事の効率を上げたい人にお勧めである。

  • ロジカルな片づけ方

  • トヨタ流の片付けの基本解説書。いわゆる、5Sの基本と原理原則とが簡潔にまとめられている。5Sとは、整理、整頓、清潔、清掃、躾。この基本を守ることが、効率、品質の向上につながる。

    簡潔でありながら、なかなか奥が深く、一朝一夕で身に付くものではない。

  • これも以前事務所づくりのときかな、オススメされて読もうと思っていた一冊。今の職場でも活用できそうなアイデアをたくさんいただいたし、もちろん自宅でもこんな感じで整理できてたらもっと部屋が広くなりそうだな~と感じました。スペースがあるとストックしておきたくなりますが、ものがそこにないことが価値でもあるんですよね。なんだかんだでモノが増える傾向にあるので、肝に銘じて不要なものは棚卸していきたいなと思います。これPCの中身もそうなんですよね、ビシっと整理していかないとですね。大掃除の前に読んでみるといいかもしれません。

  •  ムダなもは、壁際の床に直接おかれている…嫌なこと言ってくれますねぇ~

     >興味深いのは、片づけが出来ていない会社ほど、利益がでていないなど、業績面でも苦しんでいる場合が多いという点です。作業のムダが多く効率が悪い。十分な成果を出せていない…デスクのまわりに、まったく使わないものや段ボールが積み重なっていないでしょうか。それらを片づければ「ムダ」が利益に変わります。スペースが広くなり有効活用できます。職場の雰囲気がパッと明るくなり、従業員の「次の改善をやってやろう」という前向きな気持ちも芽生えます。「整理」と「整頓」をやるだけでも、必ず職場の効率がアップし、成果が上がるのです。

     私たちは、探し物に、膨大な時間を浪費しているそうなので、「10秒以内に欲しい資料を取り出せる状態に!」という話には、耳が痛いですね。

     個人宅とは違い職場の場合には、スペースや時間が利益に繋げなければならないリソースですから、それを目に見える或いは見えない形で浪費するモノやコトを徹底的に排除することで、成果が生まれるということは事実だと思います。ある意味、古いやり方に拘っている人は、片づけができない人なのかもしれません。

  • Industrial Engineeringの考え方を片付けに適応すると、という感じ。理論だっていてわかりやすいです。

  • 2016.9.11

    会社でやっている環境整備に役立つかなと思って買ったけど、全てすでに実践していることだった。
    ただひとつ、ハッとさせられたのが
    決めたことを部下がやらないのはリーダーの責任ということ。
    動けるしくみを作ること。

  • 20160828

  • トヨタの5Sの解説本
    入門書的な内容で、特別なものはなかった。

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