女の七つの大罪

  • KADOKAWA
3.12
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本棚登録 : 169
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046014993

感想・レビュー・書評

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  • なかなか辛口なお二人の対談は面白かったです。ちょっと斜めからいろんな状況や人間観察をしていて、その様子が楽しい。モヤモヤしてる人、スキッとするかも。

  • 雑誌の連載時も欠かさず読んでいましたが書籍化にあたり加筆訂正もアリということで、改めて手に取った次第。

    雑誌連載時に読んだ記憶もすでにウッスラなのですが、本書、当時に比べたらかなり加えたのでは!?という印象を受けました。

    一番印象に残ったのは小島さんの「おっぱいコンプレックスに対する根の深さというかルサンチマン?」(笑)
    おっぱいコンプレックスに関して言えば、自分はものすごく共感できるので、というか「私のことか!?」と思うほどの共感ぶりだったので大笑いしつつもどこか乾いている、というような感じでした。

    歯に衣着せぬ、といいつつ頭のいいお二人ですから慎重に見えない薄衣を被せつつのトークだったに違いないと思うのですが、あけすけというか赤裸々というか、そういう風に読み手に感じられるのはさすがというかコロモ感の絶妙さというか(笑)

    林さんはいろいろな媒体で感じられるお人柄そのままですが小島さんは知っていたよりも屈折感、というかドロドロ感?のある人と知ることができ、返って好感が上がりましたね。

    や、これは老いも若きも、女ならば読んでうなずくことしきりの一冊ですよ。…まあ、誰にでも必要、ということはない一冊ですけれどもね。

    • 5552さん
      はじめまして、ruko-uさん。
      フォローありがとうございました。

      この対談集、読みました!
      小島さんの『おっぱいコンプレックス』...
      はじめまして、ruko-uさん。
      フォローありがとうございました。

      この対談集、読みました!
      小島さんの『おっぱいコンプレックス』。美人で頭も良くてアナウンサーという花形の職業についていても、そんなに強いコンプレックスがあるんだ~と驚いた記憶があります。
      自分からすると持ってるものばっかりに思えます(^-^;
      そのことについてさんざん愚痴を言っていた小島さんに旦那さんがおっしゃった言葉「君がもしも巨乳だったとしたらとても鼻持ちならない女になってたかもしれないね」も印象に残っています。強いコンプレックスがあったからこそ今の小島さんがあるということでしょうか。
      旦那さんよく奥さんを見てるし、愛を感じるわ~と思いました。

      ruko -uさんがレビューで書かれていた「コロモ感の絶妙さ」ってまさに言いえて妙な表現!赤裸々のようで赤裸々ではない(笑)
      抑制の効いた毒舌に安心して笑えました。

      いきなり長文コメント失礼しました。
      よろしければこれからもよろしくお願いします。
      2018/05/28
    • ruko-uさん
      5552さんコメント、そしてフォローありがとうございます!
      最近レビューを全くしてませんでしたので、久々のコメント大変嬉しく
      思いました。
      ...
      5552さんコメント、そしてフォローありがとうございます!
      最近レビューを全くしてませんでしたので、久々のコメント大変嬉しく
      思いました。

      読書記録のつもりなので、段々レビューが億劫になってしまい近頃はすっかり手抜きしてましたが(笑)、こうしてコメントをいただくとその本を読んだ時のことも一緒に思い出せたりしていいものですね。
      良さを思い出させてくださって、その意味でもありがとうございます。

      私も5552さんと同じ、「こんな恵まれた人生を歩んでいるような人でも
      こんなコンプレックスがあるものなのだなぁ」と感じ入りました。
      特にね「おっぱいコンプレックス」というのがもう!
      小島さんと語り合いたい! と思いましたものね(笑)

      5552さんの本棚、私の気になる本や「これ読んだ!」という本が数冊ありまして、もしかして好みとか感性がちょっと似ている方なのかなと勝手に親近感を
      感じてました。今後参考にさせていただきたいと思いました。
      こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

      これからまたちょっと頑張ってレビューしてみようかな。たまに(笑)
      2018/05/29
  • 七つの大罪(嫉妬・強欲・色欲・憤怒・傲慢・暴食・怠惰)をテーマにした林真理子先生と元アナウンサーの小島慶子さんの対談。林真理子先生の小説は何冊か読んだことがあります。対談形式ってあまり好きではないなと思って読み始めたのですが、才女たちの思考を垣間見たようで面白かったです。色欲の章の、女風呂のくだりが特に好きです。私も女風呂に行くとつい男になったような目線になってしまうのですが、某掲示板で女性は女風呂入ってそんなこと考えないって意見に大量プラスついていたことがあって。あれ、そうなのかな?と思っていたので、お二人の意見が心強かったです。まあこの本は小説ではありませんし、箸休め的に読むのがいいですね。✩3.5寄りの4です。

  • 「誰かを嫌いだというのは、自分の中の劣等感がその人と会って反映されることで刺激されるから。」
    「その人を嫌いなのは自分と似ているからなのだから、会うことによって自分の欠点や色々な事がよく分かってくる」
    ※嫌いになるまでに1回共感した過程がないと嫌いになれない。興味のない人は嫌いにならない。

    誰かの行為に感情が波立つ時、何故この人はこんな行動を取ったのか。どんな覚悟や反応を求めているのか、考える癖を持とう。
    世慣れた2人が7つのテーマに沿って繰り出す話はどれも興味深かった。こういう目線で見たら感情だけで走らないんだろうな、という内容が沢山。さすがモノ書き。

  • 2016 8/16

  • おもしろかった。人付き合いで落ち込まずにいられそうな方法を学びました。

著者プロフィール

1954年山梨県生まれ。日本大学芸術学部を卒業後、コピーライターとして活躍する。1982年、エッセイ集『ルンルンを買っておうちに帰ろう』を刊行し、ベストセラーとなる。86年『最終便に間に合えば』『京都まで』で「直木賞」を受賞。95年『白蓮れんれん』で「柴田錬三郎賞」、98年『みんなの秘密』で「吉川英治文学賞」、13年『アスクレピオスの愛人』で「島清恋愛文学賞」を受賞する。18年『西郷どん!』がNHK大河ドラマ原作となり、同年「紫綬褒章」を受章する。その他著書に、『葡萄が目にしみる』『不機嫌な果実』『美女入門』『下流の宴』『野心のすすめ』『愉楽にて』『小説8050』『李王家の縁談』『奇跡』等がある。

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