ぬかよろこび

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015525

作品紹介・あらすじ

奥さん、お待たせしました!
「水曜どうでしょう」のカメラ担当ディレクター・嬉野雅道氏が綴る、珠玉のエッセイ第2弾!

『ひらあやまり』から約2年ぶり、待望の第2弾は、うれしー流・人生哲学書!?
読めば、人生観が変わる! ……かも、ですよ~。
“うれしーミニグラビア”も収録です。

<もくじ>
第一話   空港へ向かう電車の中で世にもおかしな人を見た話
第二話   その気もなかったのに、なぜか珈琲の味を究めるお膳立てをされてパニックに陥る男の話
第三話   生まれてはじめての銭湯で、どこで服を脱げばいいのか分からず頭の中が真っ白になった男の話
第四話   欽ちゃんに会ってしまった夜の話
第五話   ぼくのおじさんと、ぼくの家族と、あのころの話
第六話   レジの列にイラつきながら、しかし人類は活性化していたのだと気づく男の話
第七話   人類の遺産はパクられながら後世に受け継がれていくのだと信じた男の話
第八話   小学6年の夏、水泳大会に人生を見た男の話
第九話   高校3年の夏、床屋のオヤジにあんたハゲるよと言われ、7年半引きこもった男の話
第十話   いつか女房と見た映画の話
第十一話  山形県の東根温泉の食堂でかつ丼のうまさに泣く話
第十二話  子供のころ父親に聞かされた不思議な話の答えに、『水曜どうでしょう』のロケ中にたどり着く話
第十三話  おかえり
第十四話  私の人生の恩人たち

感想・レビュー・書評

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  • たぶん いい人なんだろうなぁ〜って 読んで思った。奥さんが好きで 人が好きで 読後感はさわやか。

  • 『ハナタレナックス』の放送日だってことをすっかり忘れていたのに、このタイミングで読んでいました。
    なんという偶然。

    うれし―の文章がすごく好きです。
    けっして力がこもった文章ではないのに、何か悩みがあった時などにその文章を読めば、そっと背中を押してもらえる。
    意固地になっているときにその文章を読めば、「本当にそれでいいの?」と顔を覗き込むように確認してくる。
    そんな文章です。
    いや、基本脱力なんですけども。

    萩本欽一さんと会った時のこと
    “欽ちゃんはね、
    「テレビは、勇気だよ」
    って、あの晩、言ってました。(中略)
    「でも、勇気は一人じゃ持てないんだよ。勇気はさ、「やればいいよ」ってあとを押してくれる人がいるから持てるんだよ。勇気はさ、勇気をくれる人がいるから持てるんだよ」”

    18歳から7年間の長きにわたって鬱状態であったといううれし―。
    “結局、人間は、どこかで他人が怖いのだ。おそらく他人の無慈悲が怖いのだ。その無慈悲が怖いのは自分の中にもある他人に対する無慈悲な目に自分で気づいているからではないだろうか。”

    “転んだら、何かをつかんでから起き上がる。他人には負けていい、でも、自分には負けない。そうやって自分の人生のルールを自分でつくる。それが楽しく生きる極意だと、私は信じています。”

    “それでも、寂しかったり、哀しかったりする気持ちの底には、昔そこに幸せだった時間があったという、儚い事実がある。”

    明日が続いていく限りは、生きていかねばならないのだねえ。

  • 大好きな北海道ローカル番組『水曜どうでしょう』のカメラ担当ディレクター、嬉野氏。
    テレビでの仕事はカメラワークなので画面に出てくることはまず無い。
    一体どんな人物なのか…と気になっていたのです。
    嬉野氏の頭の中をほんのちょっと覗けました。
    エッセイとしては、作家のようにそれを本職としている方々のような文章のような、決してスマートさはありませんが、何だか人柄がじんわりと滲み出ています。
    人気番組に携わっている人って、普通っぽさも勿論持っているのだろうけど、モノの見方、目線というか、捉え方が常人とは違うのだ、少なくとも私なら追求せずスルーしてしまうことにも引っかかりを持つものなのかも知れないと思いました。

  • 「ただばたらき」にみんな描いちゃった

  • 水曜どうでしょうのカメラ担当ディレクターである嬉野さんのエッセイ。淡々とした文章の中に、ユーモアや笑いがあって、読みやすいけど深い味のある内容だった。後半の奥さんとの話、恩人の話が特に印象的。

  • 嬉野珈琲店を始めることになったきっかけや、 嬉野さんのバイク好きな奥さんの話等…今まで知らなかった嬉野さんの一部が知れて面白かった。‬ うれしーの奥さんに会って、バイク人生

  • 冒頭のエピソード読みながら、本当に声を出して笑ってしまった。
    いろんなことの説明が私にはとても心地よい。

  • 嬉野大先生のエッセイ第2弾
    ありがたいお言葉が今回も豊富。
    「人と違う道を歩んでしまったその道にも咲いてる花はある。」

  • どうでしょう。しばらく見てない。
    うれしーエッセイ出してたんだって思って読んでみた。
    押しつけがましくないんだけど、泣けてきた。

  • 「水曜どうでしょう」という番組のカメラ担当ディレクターさんのエッセイ。
    アマゾンの内容紹介を読んで面白そうと思って図書館で借りた。

    「水曜どうでしょう」を殆ど見たことがないから、番組の話のところはなんのこっちゃさっぱりわからんかった。
    知らん人でも読めるように説明入れて欲しかった…。
    始めは面白いと思ったけど、読んでくうちに段々何が言いたいのかわからん感じがしてきて、
    読み進めるのが苦痛になって途中でやめた。
    番組のファンの人が読むと面白いと思う。

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著者プロフィール

嬉野雅道(うれしの まさみち)1959年生まれ。佐賀県出身。「水曜どうでしょう」(北海道テレビ)のカメラ担当ディレクター。愛称は「うれしー」。ギャラクシー賞テレビ部門優秀賞、文化庁芸術祭賞優秀賞など多くの賞を受賞したドラマ「ミエルヒ」では企画を担当し、福屋渉氏とともにプロデューサーも務めた。「愛と平和と商売繁盛」「負けない」がモットー。どうでしょう藩士と奥様に人気。著書に『ひらあやまり』『ぬかよろこび』、共著に『人生に悩む人よ 藤やん・うれしーの悩むだけ損!』(すべてKADOKAWA)など。

「2021年 『ただばたらき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

嬉野雅道の作品

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