日本を揺るがせた怪物たち

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 42
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015594

作品紹介・あらすじ

時の政治家、辣腕の実業家、稀代の文化人など、日本を牽引した人々を各所で取材し、秘された素顔をいくつも目の当たりにしてきたジャーナリスト・田原総一朗。田中角栄、松下幸之助、野坂昭如といった、「怪物」とすら呼べるほどの魅力を帯びた人々が、田原総一朗にだけ語ったこととは何だったのか。著者渾身の人物評伝!

感想・レビュー・書評

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  • 政界から田中角栄、中曽根康弘、竹下登、小泉純一郎、岸信介、財界から松下幸之助、本田宗一郎、盛田昭夫、稲盛和夫、文化人から大島渚、野坂昭如、石原慎太郎について、作者の個人的体験を主に、各人の評伝を描く。面白い。

  •  いつも行っている図書館の新刊書の棚で目についたので手に取ってみました。田原総一朗さんの本は久しぶりです。“怪物”の名を被って登場する人物は12人。“政界の怪物たち”として、田中角栄・中曽根康弘・竹下登・小泉純一郎・岸信介、“財界の怪物たち”として、松下幸之助・本田宗一郎・盛田昭夫・稲盛和夫、最後に“文化人の怪物たち” として、大島渚・野坂昭如・石原慎太郎。確かにどなたも何れ劣らぬ「怪物たち」ですね。
     どの人物を取り上げた章でも、興味深いエピソードが紹介されていますが、首をかしげるのは財界人の方を取り上げた章です。特に稲盛和夫氏の「アメーバ経営」に触れているくだりとかは「???」満載です。このあたり、本書の軸は、著者が得意とする「素顔の人物像」にまつわる記述に特化すべきでしたね。

  • フリージャーナリスト田原総一朗さんが大きな影響を受けた政治家、経営者、文化人と実際の交流を元に書いた評伝です。
    彼らの怪物たるゆえんに共通する攻めの姿勢とは、冒頭著者の言葉にある「責任を回避しない、自ら積極的にドロをかぶる」という姿でした。
    その姿は田原さんのテレビ社員時代にプロデュースした、伝説のドキュメント番組と重なります。
    放送コードぎりぎりの芸人やパンクロッカー、過激な活動家達に、マイク一本で飛び込み、するする本音を引き出す田原さんの姿は、本当に一会社員なの?というほど攻めです。
    嘘のない真摯な姿勢が、昭和を彩る大物達の信頼を得、他では味わえない生き生きとした人物像を伝えてくれます。

    ペンネーム:六

  • 昭和偉人伝という感じか

    政界、経済界、文化人枠の3カテゴリから偉人をピックアップしている
    普通の偉人伝と少し違うのは、全て著者である田原総一朗氏の実体験からのエピソードとなっている事か

    「このように言われている」ではなく「実際にこういう話をした」というようなエピソードになっているのだ

    全て興味深いエピソードであったが、一番はやはり田中角栄先生だろうか
    田中先生というと、ロッキード事件の黒いイメージがある人も多そうだが、最近は再評価されて先生の本が多く出版されている

    この本でも、「記憶力の良さ」や「豪胆に見せて実は繊細な神経の持ち主だった」といったポジティブな評価であった

    現代の日本ではこういった人たちは少なくなったように感じる
    ネットの広まりで、出る杭打たれる日本文化が強く出るようになり、こういった人が淘汰されているのか

    あるいは私が知らないだけで、どこかにこういった人はいるのか
    しかし、もはやそれでは日本という国を揺るがせるようなインパクトのある人間ではないか。。。

  • 現代の有名人のなかに必ず入る人ばかりだけど、切り口が異なるとだいぶ変わる

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著者プロフィール

1934年、滋賀県生まれ。1960年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。1963年、東京12チャンネル(現・テレビ東京)に開局の準備段階から入社。1977年、フリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ! 』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。1998年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。早稲田大学特命教授と「大隈塾」塾頭を務めた(2017年3月まで)。『朝まで生テレビ! 』(テレビ朝日系)、『激論! クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数。

「2020年 『嫌われるジャーナリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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