日本を揺るがせた怪物たち

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 49
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015594

感想・レビュー・書評

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  •  いつも行っている図書館の新刊書の棚で目についたので手に取ってみました。田原総一朗さんの本は久しぶりです。“怪物”の名を被って登場する人物は12人。“政界の怪物たち”として、田中角栄・中曽根康弘・竹下登・小泉純一郎・岸信介、“財界の怪物たち”として、松下幸之助・本田宗一郎・盛田昭夫・稲盛和夫、最後に“文化人の怪物たち” として、大島渚・野坂昭如・石原慎太郎。確かにどなたも何れ劣らぬ「怪物たち」ですね。
     どの人物を取り上げた章でも、興味深いエピソードが紹介されていますが、首をかしげるのは財界人の方を取り上げた章です。特に稲盛和夫氏の「アメーバ経営」に触れているくだりとかは「???」満載です。このあたり、本書の軸は、著者が得意とする「素顔の人物像」にまつわる記述に特化すべきでしたね。

著者プロフィール

ジャーナリスト/1934年滋賀県生まれ。早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社、64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年からフリー。テレビ朝日系「朝まで生テレビ!」「サンデープロジェクト」でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、放送批評懇談会35周年記念城戸又一賞を受賞。現在も「激論!クロスファイア」(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ、ラジオの出演多数。著書に『日本の戦争』(小学館)、『創価学会』(毎日文庫)、『さらば総理』(朝日新聞出版)など多数。

「2023年 『会社が変わる!日本が変わる!! 日本再生「最終提言」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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