ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造

著者 : 新田龍
  • KADOKAWA (2016年9月8日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046015792

作品紹介・あらすじ

獺祭 旭酒造代表取締役社長 桜井博志氏 推薦!
「部下のことが大好きで、社員としての成長を願い、その部下の幸せを祈る」――この渡邉美樹氏の言葉のどこが間違いだったのだろう。真面目で一生懸命な経営者とその部下たちがそれゆえにこそ落ち込んでしまう陥穽と危機。本書はその原因と過程を厳しく追及しています。自分はまっすぐで善意を信じて一生懸命生きていると思う企業人こそ読んでほしい謦咳の書です。


カリスマ経営者・渡邉美樹のもと、やる気に満ちた幹部や社員たちの「善意の会社」がなぜブラック企業となったのか?ブラック企業問題の専門コンサルタントがワタミの現場を詳細に調査、分析しブラック企業にならないための方策を解説

近年「ブラック企業」という言葉が、広く使われるようになりました。その代表格してあげられるのが、渡邉美樹氏創業のワタミグループ。

ブラック企業問題の筆頭に挙げられ、世間にネガティブイメージを持たれた結果、ワタミグループの店舗からは客が離れ、求人募集では定員割れを起こす事態に。こうした影響から2014年3月期には、上場後初の赤字に転落し現在も厳しい経営状況が続いています。

本企画の著者となる新田龍氏は、日本でも珍しい「ブラック企業アナリスト」。現在はワタミグループからの要請を受けて、グループの「新卒採用プロジェクトアドバイザー」を努めています。

著者が実際にワタミのブラック企業への転落の内幕、経営者、幹部をはじめとする会社の対応、社員への直接インタビューなど詳細を調査してわかったのは、ワタミが決して経営陣、会社の違法な「ブラックな」姿勢、経営によりブラック企業化したわけではない、ということ。

むしろ、社会へのな貢献、顧客満足、あくなき企業努力、社員の成長を求める、という、いわば「善意の会社」でした。これは創業者渡邉美樹氏をテーマとした高杉良著『青年社長』などからもわかることです。しかし現実として、ワタミはブラック企業となってしまった。

なぜなのか?--そこには成長企業だからこそ起き得る「落とし穴」の存在があった。


本書は、ワタミグループに起きた事実を調査し、ワタミに限らずブラック企業に至るプロセスと脱却方法を解説。ワタミグループ以外の事例も多数紹介。
中小企業、ベンチャー、成長企業の経営者はもちろん、働くあなたが「自らを守るために」押さえておきたい1冊。

ワタミの失敗 「善意の会社」がブラック企業と呼ばれた構造の感想・レビュー・書評

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  • そのまま、タイトルに関心を持ち図書館で借りた。ワタミの実態と、風評との乖離については想定通りであったが、結局のところ風評に対応するには理屈ではなく感情への対処が必要なだということには、絶望にも似た感覚を覚えた。

  • 企業イメージが大事だということが分かった。

  • 本書によるとそもそも日本の労働慣行にブラック化する要素が含まれているとのこと。「日本企業の場合、全員が幹部候補になり得るが、欧米の場合、幹部候補となる一部のエリートと、それ以外の大多数のノンエリートに厳然と区別された構造になっている」
    この日本企業にある建前上全員に社長になれるという平等性が従業員全員に頑張りを強要させ長時間労働にいそしむ形を作り上げた。今年になって毎日新聞の記事で働き方改革が声高に言われていますが、日本の労働慣行の闇の深さを感じた一冊でした。ワタミについてはブラック企業と呼ばれることが一企業のブランド価値を壊滅的に毀損させることがよくわかりました。

  • 上司に借りて初めて読んだ。前半は面白かった。UNIQLOとの比較はもっと読みたかったなあ。
    2016.12.08

  • 2016/10/19

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