トヨタの失敗学 「ミス」を「成果」に変える仕事術

  • KADOKAWA
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本棚登録 : 73
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046016300

作品紹介・あらすじ

「失敗=悪」。これが世間の常識です。だから誰もが「失敗などしたくない」と思いながら仕事をしています。
「失敗したら上司に叱られる…」
「 問題を起こせばまわりに迷惑をかけてしまう…」
「 失敗したら責任をとらされる…」

 このような事態が想定できるからこそ、
「失敗しないように無難に進めよう」
「失敗したら、バレないように隠してしまおう」
「いざとなったら力技でごまかそう」
 という発想になってしまいます。しかし、「失敗は避けなければならないもの」という意識でいるかぎり、失敗から目をそらす姿勢が強くなります。そして同じような失敗を繰り返すことになり、事態は悪化していきます。また、新しいことや困難なことへのチャレンジにしり込みするので、職場のチームも自分自身の成長も減速します。

トヨタの現場の第一線で活躍してきたトレーナーたちが、口をそろえて証言していることがあります。
「トヨタの現場では、たくさんの問題やトラブルが起きる。でも、『失敗』という言葉はほとんど聞かなかった」
 もちろん起きた現象だけをとらえれば、トヨタにもミスやトラブルなど大小さまざまな失敗がありますが、少なくとも現場レベルでは「失敗」という概念は存在しません。失敗したことをそのまま放置したら、それは文字通りの「失敗」に終わってしまいます。しかし、失敗に正面から向き合い、次に活かすことができれば、その失敗は改善プロセスのひとつとなります。「失敗」が「失敗」で終わらないのです。

 現場のメンバーが知恵を絞って、「なぜ不良が起きたのか」を徹底的に考えます。そして、問題を引き起こしていた原因を突き止めて、二度と不良が出ないような対策を実施し、そのしくみは、他のラインや工場にも展開することで、組織として強くなっていくのです。

 つまり、トヨタの現場では、問題やトラブルをよりよいモノづくりをするための「改善の機会」ととらえているのです。
トヨタの現場で働く人たちにとって「失敗」とは、改善へとつなげるチャンスであり、成果に結びつける「宝の山」です。
(はじめにより)

感想・レビュー・書評

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  • 336.2||OJ

  • トヨタでの失敗をどのように捉えているのかということを書いた一冊。

    本書の全てを通じてチャレンジすること、諦めずに粘り強くすること、問題を放置しないことなど当たり前のことを愚直に行う同社の姿勢を感じました。
    また、問題を放置しないために止めることや失敗の報告を推奨する姿勢にも感嘆しました。

    また相手の心を開かせるコミュニケーション術など本書の失敗学から部下に対するマネージメントについても学ぶことが出来ました。

    本書では失敗しても真因を見つけ同じ失敗を繰り返さないことと失敗を恐れずにチャレンジし、諦めないことの大切さを強く感じました。
    また、本書で学んだことを仕事だけでなく自分の人生でも活かして、有用していきたいと感じました。

  • OJTソリューションズの本を読むのは「トヨタの片付け」依頼だが、やはり「トヨタ」の名前を出されると気になる。実際、本書には、トヨタ流のノウハウが盛り込まれているし、なるほどと思うことも多い。ただ、「片付け」に比べると、「失敗」の内容はやや抽象的で、読者が自分なりに咀嚼して自分の状況に応用しないと使えない分だけ、即効性には劣る気がする。それでも、大きな失敗をしないよう、小さなトラブルの段階で問題を認知し、それを徹底的に分析・検討することで、短期的な利益を損ねてでも長期的な視野で対応するという基本的考え方を十分汲み取ることができれば、そして、それを自分の仕事に当てはめて考えることができれば、大変有用であろう。
    資金も人材もあるトヨタだからできるとは考えずに、どうすればよいのかと考え尽くすこと、また、失敗を恐れずにチャレンジして、その結果を更に生かすことが重要ということだろうか。

  • 「放置」は悪である
    小さい問題であっても、隠さずにすべて表に出す。
    そして、同じ問題が続くようであれば、早急に対策を施す。

  • トヨタの仕事は「失敗」から始まる! トヨタ流の「ミス」を「成果」に結びつける仕事術を明かす。


    第1章 トヨタの改善は「失敗」から始まる
    第2章 失敗を「視み える化」する
    第3章 失敗を「成功」に変えるワザ
    第4章 失敗を活かすコミュニケーション
    第5章 失敗こそが創造を生む

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