ドラッカーと会計の話をしよう (中経の文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 52
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046016508

作品紹介・あらすじ

知識ゼロから楽しめるビジネス小説! 飛行機で偶然、隣り合わせたレストラン経営と初老の男。潰れかけた店の復活を賭け、成田→ロス間の「一夜限りの授業」が始まる――。

感想・レビュー・書評

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  •  管理会計学者としてのドラッカーの経営と会計に対しての考え方を物語調で説明してくれる本であり、自身としては「餃子屋と高級フレンチ」に続いて読んだ林さんの2作目の作品である。
     非常に印象的だったのは、「現行の会計システムの欠陥」「利益の本当の意味」の2点である。会計が万能でないことは前作でも触れていたが、ビジネスプロセス全体のコストを考慮した原価計算方法(ABC原価計算)の考え方は新鮮だった。また、利益は事業活動の有効性と健全性を測定する指標という意味だけでなく、将来のリスクに備えるための保険であり、投資資金の一部であるという未来的な考え方は学ぶべきだと感じた。

    以下吸収するべきと感じた知識・発言

    第1章
    ・利益と儲けは違う。銀行や投資家が重要視する短期利益はいい加減なものであり、稼いだ現金である儲け(キャッシュフロー)が大切である。
    ・経営者の使命は会社を潰さないこと
    ・利益は会社が新たに作り出した価値
    ・過去の収益性でなはく将来のキャッシュフロー(将来に渡り価値を想像し続ける)が大事

    第3章
    ・プロフィットセンターは企業の内部にはない。あるのはコストセンターだけである。
    ・固定費の90%はムダに使われている。そしてそのムダは損益計算書には表れない
    ・管理可能な支出は費用だけでなく、資産も一緒に考える。費用と資産の区別は、効果が1年以内を費用、もっと長期に渡って効果が期待される支出を投資としているに過ぎない。
    ・短期の利益を捻出するために支出を削減することは、将来のキャッシュフローを放棄することに他ならない。

    第4章
    ・「原価を管理すれば利益が増える」のではなく、企業は「価値を創り出すこと」で利益を生み出している。
    ・大切なのはプロセスにおける一連の経済連鎖で生じる全てのコストである。そのコストは活動によって生じる。

  • ⭐️⭐️⭐️⭐️
    物語になっていてとても読みやすかった。
    すべてのコストはお客様が払う。だから効率良く仕事をしてコストを下げると、お客様に安く提供できる。
    会計の本をもっと読んでいこうと思う。

  • おもしろかった!読みやすかった!
    流行りものって感じで敬遠してたドラッカー系。
    最初に読んだのがこの本でよかった!
    好きなロジカル!

  • 「正しい家計管理」という本の著者の本。会計のことはあまりわからなかったけど、ドラッカーの言葉とか、本の構成はすんなり。思わずメモりたくなるフレーズがいくつもあった。

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