大人のための読書の全技術 (中経の文庫)

著者 :
制作 : 齋藤 孝 
  • KADOKAWA
3.50
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本棚登録 : 877
感想 : 55
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  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046017109

感想・レビュー・書評

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  • 斉藤孝さんの熱い読書エネルギー。
    時々、こんな強いエネルギーをもって自分はよめないよと思いながら斉藤さんの熱に引っ張ってもらいまた読書を続ける気になる。

  • 読書に対するモチベーションがあがる1冊でした。
    著者の読書に対する熱量が強すぎる感はありましたが、それでもまぁやっぱり本は読まないより読んだ方がいいよね、と納得。
    最後のお勧めの本紹介も、自分では手に取らない本が沢山あり、自分の世界を広げるためにも読んでみようかなと思ってメモしました。ボチボチ読んでいけたらいいな。


  • ずっと勉強してきたことが落ち着き、読書を本格的に始めようと思ったが、今まで本を読んでも内容が頭に残らず身になっていないことを感じていた。
    この機会に、まずは読書術から学ぼうと思い、この本を読んだ。

    読書をする上で、目的を設定すること、アウトプットを意識して読むことがいかに重要なことか理解できた。今まで内容を覚えていなかったのも、その本を読む目的など考えずにだらだらと読んで、アウトプットせずに読みっ放しだったからだと分かった。

    今後読書を通じて、言語能力、コミュニケーション能力、コメント力、質問力、雑談力を身に付けられるようにアウトプットする。具体的には、3色ボールペン方式で本そのものを読書ノートにする、ブクログで感想を書く。
    また、5章の「本を読み、メモを習慣づけることで、さらに質問力を向上させる」で、メモの魔力と関連するようなことが書かれていたので読み直そうと思う。


    【留めておきたい部分】
    ・そもそも教養というものは、引用力そのものであると考えています。極端なことを言えば、引用ができない人は教養がないということです。
    →自分のことを言われているようで突き刺さった。教養を身に付けたいと漠然と思ってはいたが、身に付けるべきことが明確になった。

    ・呼吸法:3秒間鼻から吸って、2秒止めて、15秒で口からゆるやかに吐いてください。息を吐いているときに、もっとも集中力が高まります。
    →最近、呼吸を意識することが多くなっていたので実行する。

    ・せっかく、本を読むなら、それによって得たものを自分の人生に幅広く活用していくようにするべきでしょう。
    →まさにその通りだと思った。

    ・「読書するときには、本の内容を後で誰かに説明 するつもりで読むように」
    それを意識して読書することで、インプットの能力はもちろん、アウトプットの能力まで磨かれ、その結果、テキパキと話せるようになるというわけです。
    →そうなりたい。読書量が多い芦田愛菜さんのインタビューを見ると、思考が深く、それを言語化できていることが分かるため、読書を通じてテキパキと話せるようになるというのは納得。

    ・一冊の本を読めば確実に、自分の中に一つの点を持つことができるのです。今すぐ役に立つかどうかはわからないけれど、本を読むこと。そうやって、自分の中にたくさんの点を持つこと。それを続けていれば、必ずやいつの日か、点と点を結ぶことができるはずです。
    →真剣に読書を始めようと思っている気持ちがさらに高まった。ジャンルを問わず色々読んでいきたい。

  • 「検索することと"読む"という行為は根本的に違うということを、忘れてはいけません。読むというのは自分自身をつくっていく作業、つまり自己形成に関わっているのに対し、検索するというのは自分の外側にある情報に触れることにすぎないのです。」

    「本で知り得たことを自分に引きつけながら読むことによって、経験と言葉を結びつけ、自分の精神世界を垂直方向へ広げていくことができるのです。」

    2020年は速読と精読を使い分けたいと思いKindleで購読。
    読書のための具体的なスキルについて学ぶ前に、
    ・読書で自らを耕すことがいかに大切か
    ・表面上な知識で終わらせず、それらを生かして学びとせよ
    といった読書の心構えを再認識できる本。

  • ただ楽しむための読書。自分の身になる読書。言われてみると色々な読書の楽しみ方がある。読書の習慣がついてきている中で、少しでも自分の身に、ビジネス等に役立つ読書をしていくことが必要だということや、そのためには書かれている内容をきちんと理解し、それを自分なりに解釈・活用していくことが大事である。
    ということは分かっていても実践は難しいなー
    というのが正直な感想かな。

    それでも、読書は現代だけなくむかーしから大切にされてきたものであり、自分が読書を続けているということが間違ってないということは感じた。

  • 読書の具体的なやり方や効能などがわかった。
    科学的根拠があると、より腑に落ちた。

  • 本は必要とする知識を最も効率的に吸収するツール
    読むためのルールをつくる
     →電車では文庫本出すなど
    速読モードと精読モードを持つ
    本を読む目的を設定する



    1回目感想
    今の自分にはあまり刺さらなかった
    何故読書が必要なのかを語る上で
    精神的にタフになるなどは少し飛躍しすぎており、
    読書を高尚なものに捉えすぎている印象を受けたが概ね賛成。
    速読、精読の具体的なテクニックなども載っている

  • 読書のメリット
    1.アウトプットによって日常、仕事に役立てる。
    2.コメント力が高まる。
    3.偉大な先人たちの思考をなぞることができる。

    1.読んでる時に人に話す、或いは日常のどのような場面で役立てようと意識することにより内容が頭に入り、実際の雑談等コミュニケーションに役立つ。

    2.文章の組み立て方、知識や教養が身につくため、会議で意見を求められる場面、面接試験の受答え等で的確なコメントができるようになる。

    3.先人の思考をなぞることにより人生のモチベーションや問題とどう向き合い、どう乗り越えていくかというヒントを得ることができる。


    上記のようなことを本書で学ぶことができた。

    読書の量を増やす速読、読書の質をあげる精読についても具体的な方法が書かれているので学びたい人にはおすすめの1冊であるが、科学的な読書のメリット等かま書かれていればもう少し良かったと感じた。

  • 中田敦彦YouTube大学で紹介されてたので読んでみた。動画のまとめ方が上手すぎるのでそれ以上の何かは正直得られなかったけど、読書のモチベーションは上がった。
    特に印象に残ったのは、
    ・本は端から端まで読まなくていい。本を沢山読む人ほど、全部読んでる本は少ないらしい(とはいえ、それが何千冊だったりするとか…)
    ・読む前に、大事なところはどこか目星をつけてから読む(昔国語のテストは文章読む前に問題を読めと教わった。それと同じだなと思った)
    ・そのために目次は熟読する(はじめに、おわりに、帯なども)
    ・本から学んだことをどう使うかが大事
    文体は平易で分かりやすい。

  • 2020年から本腰入れて読書の習慣を作り上げてきたが、より意味のある読書をするための参考になればと思って選んだ本。
    最後に著者のオススメの本の紹介があったので順番に読んでいきたいと思った。

    【なるほど!そうだよな!と思ったフレーズ】
    本を読む目的を設定することで的確な読書ができるようになる。「この本の内容を誰かに説明する」という負荷をかける。
    人に話すには、その内容をしっかりと理解し、整理することが必要。そのためには集中して読むことが求められる。それが速読力を鍛えることになる。

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

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