発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由

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  • KADOKAWA (2016年10月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784046017772

作品紹介・あらすじ

8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。誰もが輝けるヒントがみつかる!

<内容>
PART1 僕はADD(注意欠陥障害)
PART2 僕が輝く場所をみつけられるまで
PART3 僕が輝く場所をみつけられた理由
PART4 彼はなぜ輝く場所をみつけられたのか

感想・レビュー・書評

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  • ニューヨークと日本を行ったり来たりしながら育った栗原類さん。
    彼の「発達障害」という特性に焦点をあて、診断されてからどのように対処し、成長してきたのかについて、類さんと母、主治医の三者の視点から書かれている。
    発達障害についてアメリカでは、幼稚園で支援委員会が立ち上がり、半ば強制的に専門家による診断が実施される、というのが驚きだった。社会的に支援するシステムが確立しているのだそう。
    日本ではまず母親が「あれ?うちの子ってみんなとちがう?」と疑いを持って、自分で子どもを引き連れて受診しに行かないときっと診断には至らない。
    アメリカはその点、支援までの流れもそうだし、発達障害に対する周囲の理解も日本と比べずいぶん進んでるのだなぁと思った。

    そして、母である泉さんの、類さんに色んな世界を用意してあげられる行動力がすごい。ニューヨークと日本、それぞれで地盤を整えてあげながらサポートし、二人三脚で成長していく。

    大変なこともたくさんある中で、泉さんは、
    「発達障害というのは、ひとりひとりの特性が違います。あなたの息子さんはあなたと同じタイプではないのはわかりますね? あなたは自分が子供の頃、何の苦労もなくできたことが、どうして息子さんにはできないんだろうと理解できないかもしれない。不思議でしょうがないでしょうね。だけどそう思った時は、子どもの頃に自分ができなかったことをたくさん思い浮かべてください。そして、自分ができなかったことで息子さんができていることを、ひとつでも多く見つけてあげてください。そうすれば『なんでこんなこともできないの?』という気持ちがしずまり、子どもを褒めてあげられるようになります」
    と言われ、大切な言葉になったという。

    私にもすっっっごく響いた。この感覚で私も子育てしていきたい。子育てはこれから先まだ長くて、私は何度も忘れてしまうから、胸に刻んでおく。何か言いたくなってしまったら、その度ごとに思い出す。
    自分ができなかったことで娘ができていることを、ひとつでも多く見つけてあげよう。

  • 栗原さんの生活が毎日冒険のようで、いろんな困難を受け止めて丁寧に生きている感じがとても好感を持てました。
    当事者の方はもっと大変さを抱えているかと思うのですが、とても読みやすい文章で最後まで惹きこまれました。
    相手との絶妙な距離感だったり、モチベーションの保ち方だったり、対処法についてなど、興味深いものでした。
    又吉さんとの対談もご一緒したいような素敵な雰囲気が伝わってきました。

  • 栗原類くんが出てきた時、とっても個性的ででも言葉が丁寧で、一瞬で応援したくなる存在になりました。
    発達障害だと知って納得できた事と、小さい頃からその為にいろいろ努力をしてきたんだなと知って、ますますファンになりました。
    お母さまがとにかく凄いですね。将来を見据えての子育て。

    こんなにまともな素晴らしい内容が書けるんだもん。私よりよっぽどしっかりした大人だなと感じました。

  • タイトルにちょっと語弊があるような……?
    内容は易しいし、親と主治医と友人がそれぞれから書いてるところがADDの一事例として読むのによい。
    最後の対談に「無理はさせない、けどそれは周りが可能性に蓋をすることかも」という旨が書いてあり、ああこれ難しいいうか奥深いことだな……と。関わる人にとって大事なテーマ。
    この本を読むにこの方はその無理というのをかなりしてきているほうだと思う。例えば乙武さんとかも。周りを日本の福祉職に固められてたら、ちょっとなかなかできないのではないかというような幼少期の経過があるかなと。でもそれで伸びるものがあるのも確かなのだろう、難しい。

  • 本当の事を言えば全てが解決するわけではない、そう思いながらも、こうして本当の事を書いてくれた作者に感謝です。
    そして…お母様に感謝です、というかお母様の考えも書いてくださって感謝です。情報の海で漕ぐ櫂がなく、常に自分は間違ってないか?違う方向へ進んでしまってないか?と、不安に思っていました。当事者の声はそうですが、幼児期に発覚して、その子をどうやって育てたら?と、思ってきた一人として、とてもとても、有難かったです。
    みんなと同じじゃないのに同じように振る舞う為に、努力しないとならない…その努力は大変なことです。
    それでも、希望を持って楽しく生きていけたら・・・そう思っています。

  • 2度目の読了。
    TVで見ていたから、親近感も湧くし、イメージしやすかったです。
    ご本人の話とお母さんの話が両方あって、それぞれ見えてることが違うから(すごく当たり前のことだけど)、おぉ!と視点も広がるし、何よりお母さんの考え方と実行力に感服します。
    そして、主治医のお話もまた、違う視点でとても興味深く読めました!

  • 漫画とかでちょこちょこ目にした程度で、あまり発達障害の方ご本人の著作って読んだことが無いのだけれど…。先に「栗原類」さんのキャラが認知されてから、障害についての情報が出て来た、つまり「発達障害”だけど”頑張った誰か」からの認知でない分、又吉さんも仰ってた通り、一個人としての類君の姿、言葉を通して何らかの扉を開けられる、という意味では凄くいい本だと思った。

    どなたかもレビューで書いてらしたけど、まあ、単純に外から見るだけなら結構なサクセスストーリーなので、これを基準にされても困る部分ももちろんあるけど、扉を開くという意味では凄くいいな、と。

  • ファッションモデルでテレビでも活躍する栗原類氏が自身の発達障害と向き合いながら現在までの半生と母親や主治医との付き合いについて書いた一冊。

    本書を読んで、氏が抱える障害が日常生活への支障があるだけでなく、健常者に比べてかなりのハンデがあるにも関わらず、テレビなどで活躍していることは本当に凄いことだと感じました。
    そして、よくある芸能人のエッセイ本とは一線を画す内容で発達障害の理解が深まる内容だとも感じました。
    また、母親の教育や生活面での指導が氏の人格の形成に大きく影響しているだけでなく、芸能界で信頼を得ている礎にもなっていると感じました。

    母親や主治医である高橋猛氏のインタビューそして友人である芸人兼作家の又吉直樹氏との対談も載せられており、子育てする母親の目線から見た発達障害との向き合い方や医学的見地からの見方など発達障害について様々な角度から知ることもできました。

    特に本書を読んで感じたのが、母親の泉氏が息子の障害と信念を持って真摯に向き合う姿が印象に残りました。
    その中でも相手の行動に対する情緒面の根本を教えたことが強く印象に残りました。
    自身のことを理解しながらそれに応えようとする氏本人の努力や素直な人柄も本書から感じ取ることができ、メディアを通したイメージとは違う一面を抱くこともできました。
    また、発達障害の人は体で感じることで覚えていく経験が大事であるという高橋氏の指摘も印象に残りました。

    本書の中でも指摘があるアメリカと日本の支援の違いは考えるべきところであると思いますし、多様性を認めて、求めすぎず無理をさせないことがやはり大事なのではないかと感じました。
    人それぞれケースは色々あり何が正しいとは言えないものですが、メディアの露出が多く目に触れる機会が多い氏の公表により日本社会の障害への理解がより深まればいいなと感じました。

  • #読了 2022.4.30

    笑っていいとも!とか出てた頃から発達障害なのかなぁとは思っていた。最近は1歳10ヶ月の娘とEテレを見てることが多く、英語の番組に栗原類さんが出ているのを見かけた。英語が上手なのはもちろんだけど、ダンスとかもあって苦手そうだけど全力で頑張ってる姿に陰ながら応援したいなぁと思っていた。そんなときに本書を図書館で見かけて手に取った次第。

    本書に書かれたケースはあくまで栗原類さんの場合かとは思うが、発達障害の方がどんな思考でどんなものが苦手なのか、日常生活でどのようなサポートをしてほしいかどのような理解でいてほしいか、そのあたりが具体的によく理解できた。
    私の心象として、一般的にモデルの人とか容姿端麗な芸能人とか、もちろんそういう世界は苦労も多いし、努力もしてると思うけど、小さい頃からモテたんでしょ?と思うと、自分が容姿にコンプレックスがあることでの心労や他人から得られる自己肯定感に差があるだろうなとなんとなく共感したいと思えなかったのだけど、栗原類さんの発達障害という大変なハンデキャップに対する考え方や取り組み方を知って、心からその努力を労いたい気持ちになった。

    そして、何よりお母さん(泉さん)がとにかくすごい。なんなら正直、本人よりお母さんの方が苦労しただろうなと思う。こんな考え方ができるなんてどんな生い立ちの人なのだろうと思っていたら、「ブレない子育て」という本書と対になるようなアンサーになるようなものが出版されてたのでそちらも引き続き読むことにする。

    ◆内容紹介◆
    母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録
8歳で発達障害と診断された僕が、なぜ自分の才能を生かす場所をみつけて輝けるようになったのか。同じ障害がありながら、いつも僕を信じて導いてくれた母。そしてアメリカの「発達障害」に対するおおらかな環境と、学んだ英語が自信を持たせてくれたこと。されて嫌なことを人にはしないと決めた、人として愛される生き方など。ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできたこれまでの道のりを語る。母、主治医、友人・又吉直樹氏のインタビューも収録。誰もが輝けるヒントがみつかる!

  • 例え本人にお会いしていなくても、本を通してその人の経験や考えに触れ、擬似体験すると、少し身近は存在に感じられるようになりました。

    彼の目線とお母様の目線で書かれています。取り繕っていない言葉に、障害を受け止め、理解して過ごす事の苦労(という言葉は適当ではないかもしれませんが)をひしひしと感じました。

    彼が芸能界で活躍している姿を見ると、応援するというより、尊敬の念を抱くように。
    発達障害という言葉を身近に感じている人も感じていない人も、読んで欲しいなーと思います。あまりにも世の中の障害に向けられる目は、偏見と誤解で溢れているから。自分にないものを理解するのはとても難しいことです。
    歩み寄る第一歩は『知る』ことにあると思うのです。とても読みやすくて、心が温まって、考えさせられます。

    私には些細な行動も、彼にとってはとてつもなくエネルギーがいるんだってわかったら、もう少し彼らに優しくなれて、この本を読んでよかったなって思う。
    彼らの日々は大変だったんだろうなって、他人事ながら感じました。

  • ちょっと読みづらかったな。

  • 類くんの視点と、お母さんの視点と、主治医の先生の視点と、友人の又吉直樹さんの視点から書かれていて、
    発達障害がある人はやはり、色んな人に関わってもらうことが何よりも大切なのだな、と痛感した。お母さんの療育がとてもきめ細やかで感動した。個人的には、最後の又吉さんとの対談が好き。

  • 夫もいないのに息子の発達障害を受け入れて適切な子育てを行った母親がすごい。
    帰国子女としてなら受験しやすいと長期スパンで考えてアメリカに行くとは。
    類くんが記憶に残らないとしても沢山の海外旅行に連れて行き生の経験をさせる母。
    類くんも苦労しているが、自分の相応しい場所が見つかって今後もテレビに潰されたりせず活躍してほしい。

  • 本人と親によるADHDのエッセイ
    恵まれすぎているのはあるけど、いい考え方も多い。その場その場できちんと選択している。
    母親の先見の明が凄い。先を見据えて考えているしきちんと決断している。
    ここまできちんとしてる人なら発達障害があろうがちゃんと育つ

    なにげにどちらの目線でも見れるのは貴重かも

    機器が使えるときは使う。自分をモニタリングしてもらう、不得意を伝える。されて嫌なことはしない、嬉しいことを相手にする、感謝を伝える。自分に求められているものを考える。好きを掘り下げ得意を伸ばす。忘れることでメンタルを維持
    自分ができないことで相手ができることを考える。広くハマる、尊敬の念を持つ、知識を増やす体験は楽しい、機会の平等
    あっさりはっきり、くどくなく、早口で畳み掛けない、穏やかに話す、曖昧なことを言わない。

    ①個人として理解する②孤立させない③環境を作る④問題点をあぶり出す⑤作戦を建てる、表を活用⑥少しづつ前進⑦落ち着いて対応⑧生活リズムを作る⑨柔軟に考える⑩立ち止まってみる

  • 本人だけでなく、母親や主治医の意見など客観性もあり、発達障害の方に対する接し方での参考になるところが多々あってよかった。

  • いまいち彼の症状の重さが伝わってこなかった。
    というか辛い記憶を読んでいるうちに、途中でこちらも辛くなって読むの止めてしまいました、ごめんなさい。
    「僕の努力が足りなかった、駄目だった」という過剰なネガティブ発言が多いんですよね。謙虚なんですが、同じ障害を持ってる人が読んだら、自分はやっぱり駄目なんだなって責められてる気持ちになるのでは。
    読んでる感じ、別に駄目な人生とは思えない。まだ若いんだし。
    彼が駄目だったら私はどうなるんだ(笑)

    彼は記憶力が無いと言っても、好きな映画の事とかは覚えてるし、私も嫌いな授業の記憶なんて全然残らないし、うーん。
    男性と女性の記憶力って違うから、お母様が「この子は記憶力が無い」って思っただけにも見える。
    男の人って話聞くと女と比べて子供の頃の記憶あまりないよね。
    あとアメリカでは問題なく過ごしてたんだよね。
    これは、問題の無い生徒を問題児としてしまう日本教育の方に問題がある、という話ではありませんか?

  • 発達障害当事者を中心に執筆されたものであることに興味を持ち読んだ。

    ・説明内容がよく整理されていて読みやすい
    ・他者からいろいろな評価を受けている彼自身が当時どう感じていたのか、実際の心の動きはどうだったのかを知ることができてよかった。
    ・母親、主治医、仕事で知り合った人(又吉氏)と多面的に意見が述べられていることが興味深い。

  • 短期記憶がなくて一冊書くのも大変だったよう。

    独特のキャラだなあと思っていたけど、対人関係が苦手なせいがあって変わってるように見えるのだろう。
    でも丁寧なものごしというか、若いのに浮付いてない感じはあって読む前から彼は好き。又吉と仲がいいのも好きな証拠

    本人よりも、お母さんがどういうことに気を付けて育ててきたかを書きたかったのではないかという印象。周りに流されずに、ただ本人が幸せになれるようにという基準で子育ての選択をしてきたことがわかってジーンとした。ブレずに、っていうのは大事だなと思う。忘れがちになるのだけど。
    海外をたくさんたびさせたというのは、なかなか普通のワーキングマザーにはできないけれどいい体験だろうなと思う。発達障害の子には感覚で感じる体験がなおさら大事なようで。

  • この本を読んで栗原類さんを知ったのでテレビで活躍されているところは見ていないのですが、写真がステキだなと思ったら梅佳代さんが撮ってるんですね。
    発達障害を脳のクセと表現していてなるほどなと思いました。そしてとにかくお母様がすごいです。ご自身もADHDと診断されたそうですが、根気よく息子と向き合い対処して輝ける場所を見つけてあげたのだと思います。

  • 実体験の成長過程を細かく記載してくれていて参考になりました。
    お母様の育児に対する考え方や行動力も見習うべき所や育児のヒントがありました。
    又吉 人間として完璧に、皆んなに褒められるように生きる必要はない。
    個性を認めて一人の人間として関係を持つといこと。
    深い

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著者プロフィール

1994年東京生まれ。イギリス人の父と日本人の母を持つ。8歳の時NYで「発達障害」と診断される。11歳で日本に帰国。中学時代にメンズノンノなどでモデルデビュー。17歳の時、バラエティ番組で「ネガティブタレント」としてブレイク。パリコレモデルなどを経て、現在はモデル、タレント、役者として、テレビ、ラジオ、舞台などで活躍中。2016年10月に出版したエッセイ、『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』(KADOKAWA)は15万部突破のベストセラーとなる。

「2017年 『マンガでわかる 発達障害の僕が 羽ばたけた理由 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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