ウイルス大感染時代

  • KADOKAWA
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046018779

作品紹介・あらすじ

NHKスペシャル「MEGA CRISIS 巨大危機 脅威と闘う者たち 第3集 ウイルス“大感染”時代~忍び寄るパンデミック~」待望の書籍化!

~密かに感染拡大するウイルスとの闘い~

ジカウイルスの脅威は、症状の出ない“不顕性感染”であること。突如、グローバルパンデミックを起こす可能性がある。リオ五輪でその脅威と闘うWHO。ゲノム編集で蚊の撲滅を目指す技術者。対策の最前線に密着する。

感想・レビュー・書評

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  • 世界的な交通網の発達や、医療の進歩で人類の寿命が伸びたことで、人類の脅威として常に注目を浴びるウイルス感染症。ここに焦点をあてたNHKの番組の書籍版です。

    当初番組ではジカ熱に焦点を当てようとしていたとのことですが、取材を進めるにつれより重大な脅威として浮かび上がってきたのはインフルエンザウイルスであり、それを柱に据えた一冊になっています。

    病原性の高さなど、インフルエンザウイルスが注目される理由はいくつかありますが、その最大の理由として「インフルエンザが最大の人獣共通感染症」であるという点があげられています。インフルエンザウイルスは、よく知られているヒト、鳥、豚だけではなく、犬、猫、馬、虎、アザラシ、クジラなどにも感染するのです。

    こうなってくると、仮に人類の間でインフルエンザウイルスを撲滅させても意味はなく、あらゆる動物のなかでそのウイルスは生き残り、進化し、また人類を宿主とすることを繰り返すことになります。

    つまり、ウイルスは撲滅するのではなく、どう付き合っていくかを考える必要があるということです。

    これを本書では「ウイルスとわれわれヒトは仲間であり、敵でもある。その関係は、哺乳類誕生に遡るほど古く、だからこそウイルスと、その対策のイタチごっこが果てしなく続くことを、私たちは覚悟しなければならない。」と表現しています。

    ここまで読んだとき、最相葉月がその著書「未来への周遊券」で仰っていた次の言葉を思い出しました。
    「ウイルスは三十億年前に誕生し、過去に動植物を絶滅させた例はない。動植物の絶滅はウイルス自身の絶滅をも意味するからだ。未来は、ウイルスと共存してきた歴史の知恵を必要としている。」

    そう、対策ではなく共存のための知恵が求められているのが現代だと改めて気づかせてくれた一冊です。

  • コンピュータウイルスの話かと思って図書館で借りたら、生物の方のウイルスの話だった本。

    中身はNHKスペシャルで放送された内容を元にしたもの。そういえば、NHKスペシャルの番宣で見たような気がしてきた。

    人だけでなく他の動物にとってもかなりの脅威となるウイルス。インフルエンザが流行るこの時期に読んだのは意味のあったことかもしれない。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら。
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5326536.html

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