証し 日本のキリスト者

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  • KADOKAWA (2023年1月13日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (1096ページ) / ISBN・EAN: 9784046019004

作品紹介・あらすじ

◎キリスト教書店大賞2024受賞!


「証し」とは、キリスト者が神からいただいた恵みを言葉や言動を通して人に伝えることである。


本書は、北海道から沖縄、五島、奄美、小笠原まで全国の教会を訪ね、そこで暮らすキリスト者135人に、神と共に生きる彼らの半生を聞き書きしたものだ。自然災害や戦争、事件、事故、差別、病のような不条理に直面してなお、彼らは神をどうして信じられるのか? なぜ、信仰は揺るぎないものであり続けるのか。


回心、洗礼、家族、献身、開拓、奉仕、社会、差別、政治、戦争、運命、赦し、真理、そして復活……。それぞれの章で語られる「証し」のなかで「信仰とは何か?」という有史以来の謎に向き合い、終章の「コロナ下の教会、そして戦争」で、日本におけるキリスト教の現在地をも筆者は照らし出す。


構想10年、取材6年。1000ページを超える圧倒的なボリュームで綴る渾身の長編ノンフィクション。


〈目次〉
この本について――まえがきに代えて

第一章 私は罪を犯しました
第二章 人間ではよりどころになりません
第三章 神様より親が怖かった

十字架の風景1 兄弟姉妹

第四章 お望みなら杯を飲みましょう

十字架の風景2 教会とカウンセリング

第五章 神を伝える

十字架の風景3 宣教ブーム

第六章 自分の意思より神の計画
第七章 教会という社会に生きる
第八章 神はなぜ私を造ったのか
第九章 政治と信仰

十字架の風景4 夫婦と教会

第十章 そこに神はいたか
第十一章 神はなぜ奪うのか
第十二章 それでも赦さなければならないのか

十字架の風景5 宣教の終わりと始まり

第十三章 真理を求めて
第十四章 これが天の援軍か
終章 コロナ下の教会、そして戦争

あとがき

みんなの感想まとめ

信仰の多様性とその背景を深く掘り下げた本作は、全国各地の135人のキリスト者の半生を通じて、彼らがどのように神と共に生きているのかを描いています。自然災害や社会的な不条理に直面しながらも、信仰を持ち続...

感想・レビュー・書評

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  • 日本人にとって「信仰」とは何か?――『証し 日本のキリスト者』最相葉月さんインタビュー | インタビュー | Book Bang -ブックバン-
    https://www.bookbang.jp/review/article/747649

    「証し 日本のキリスト者」 最相 葉月[ノンフィクション] - KADOKAWA
    https://www.kadokawa.co.jp/product/321610000779/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      【書評】最相葉月著『証し 日本のキリスト者』 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christiantoday.co...
      【書評】最相葉月著『証し 日本のキリスト者』 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christiantoday.co.jp/articles/31917/20230124/testimony-christians-in-japan.htm
      2023/01/31
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      キリスト教書店大賞、2024年のノミネート作品発表 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christiantoday...
      キリスト教書店大賞、2024年のノミネート作品発表 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christiantoday.co.jp/articles/33552/20240425/christian-book-of-the-year-2024-nominee.htm
      2024/04/30
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      キリスト教書店大賞、2024年の大賞は最相葉月著『証し』 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christianto...
      キリスト教書店大賞、2024年の大賞は最相葉月著『証し』 : 書籍 : クリスチャントゥデイ
      https://www.christiantoday.co.jp/articles/33885/20240801/christian-book-of-the-year-2024.htm
      2024/08/02
  • 最近ずっとキリスト教について考えているので、読んでよかった。
    教文館での最相さんのトークイベントでは、訪れた教会や地域の特色についてのお話を聞けた。

    信仰との出会いは人それぞれ。
    信仰の仕方も人それぞれなんだなということがよくわかった。
    全て一人称で語られているのも、ドキュメンタリーを見ているようでよかった。

    ただ、トークイベントで最相さんがおっしゃっていた「いけないあとがき」は、全然いけないというわけではなく、むしろ6年間話を聞き続けたリアルな感想だなと思った。
    「イエス像」について、同じように思っていた部分があったので、深く共感した。

    トークイベントで「話を聞いてるうちに入信してみようという気になりませんでしたか?」と聞いたが、「何度もあった。でも今じゃないと思った」とおっしゃっていたのが印象的だった。

    「なぜ人は宗教を求めるのか」
    と考えていたけど、いまは「イエス」という人物について、もう少し知りたいと思う。

  • タイトルからつい、凄惨な内容かと構えて開きましたが、そうではなく、普通の人の身近な証言が並んでいました。それを次々読ませるものにしていく著者の筆の力はすごい。
    と思いながら読み続けて行きましたが、実際には、程度の差はあるものの個々の人にとっては「凄惨な」内容が語られているのでした(物語になりそうなものも含めて)。淡々とした筆致なだけに、それに気づくのに少し時間がかかりました。
    最後に筆者自身の信仰感が語られますが、それにはちょっと抵抗を感じました。
    1000ページ強の分厚い本でした。

  • 別の本でこの本の存在を知り、図書館で予約、順番が回ってきて取りに行った瞬間「えっ、こんなに分厚いの⁈」と驚いた。結局、一回の貸出期間では読みきれず、改めて予約をして二度目の貸し出しで読了した。
    ボリュームはあるが、一人一人生身の人間の声や生き方に圧倒された。特に戦争や震災を体験した人たちの証言は、一市民の生の体験談として、歴史的にも価値あるものだと感じた。
    日本のキリスト教の宣教は難しいとよく聞く。しかし、どのような苦難の中でもこの信仰に拠って立つ人々が確かにいる。そして神様は決してこの人たちを見捨てることはないのだ。

  • 「証し」とは神から受けた恵みを人に伝えることだという。
    そのせいか教会で聞かれる証しは、
    多勢の人の前ということもあるが、
    時に綺麗にまとまったものであることも多い。

    この本のタイトルに異議もあるようだが、
    そもそもタイトルが「証し」でなかったら、
    読んでいなかったと思う。
    期待に違わず、それぞれに与えられた人生
    (平坦でないことが多い)と格闘しつつ、
    神の働きに思いを巡らせ、
    真摯に向き合う様子が生々しく、
    呼吸感をもって表現されていた。
    この本がなかったら、知る機会もなかったであろう証しとの出会いに感謝する。

    それぞれの証しは重く、
    祈りたくなるような時もあったが、
    今後個人的に考えを深めていきたいことを
    二つ発見して、ワクワクしている。
    ひとつは、「女性神学」という分野があるということ。
    この視点から聖書を読み直してみたい。
    もう一つは、「イエス・キリストはゼロ神教」
    だという晴佐久神父の言葉。
    ピンときた。
    イエスはキリスト教の一神教におさまらない、
    そんな気がしていたのだ。

  • 著者が6年にわたり日本各地の教会を訪問して聞いてきた質問、神をどうして信じたのか、自然災害や戦争などの不幸が起こる中でどうして神を信じ続けることが出来るのか、どうして牧師・神父になったのか、など多くのインタビューイーの言葉の数々。東日本大震災、LGBT問題、ウクライナ侵略戦争、コロナウイルス禍など、最近起こった信仰を考えさせられる問題にもしっかりと向かい合った人々の姿である。語り手約120人は実に広範囲、カトリック、正教会、聖公会、救世軍、無教会主義の集会、日本キリスト教団のリベラルな教会、ホーリネス、バプテストなどの福音主義教会、ペンテコステ系教会、戦後宣教師により開拓された教会…。場所も北海道、東北、東京、小笠原、神戸、鳥取、福岡、長崎、五島、鹿児島、奄美、沖縄など日本各地。そしてブラジル・韓国など外国出身者、在日など。年齢も90歳代から若者まで。信仰的な話もあれば、信仰的とは全く言い難い不信に満ちた話も。それが日本のキリスト教界の生々しい実情をそのまま表しているような迫力である。「証し」は教会では多く使う言葉であるが、私にとっては普段の教会では知ることが出来ない、様々な人たちの正直な言葉(証しとは言えない言葉)を聞いて、キリスト教会の知らない面が多く分かり、驚きでもある貴重な体験になった。14章が回心、洗礼、家族、献身、開拓、奉仕、社会、差別、政治、戦争、運命,赦し、真理、復活、現在というテーマで区切られており、キリスト者を取り巻くテーマを示し、興味深く読めるようになっている。最後の「現在」は著者自身のキリスト教理解が示されている。そして著者は神戸市灘区の教会付属幼稚園に通っていたことが明かされ、この問題意識の背景が分かったように思う。

  • 凄い本であります。2016年に北九州若松にあるバプテスト教会を訪問するところから始めて、6年をかけ、数百人の信者、教会関係者との面談(コロナ禍でのオンライン等)を重ね、北は北海道から南は、沖縄、小笠原まで、著者が足を運んで作られた本であります。許し、という重いテーマを様々な人たちが語る辺りに、ぼんやりと、許しのカタチも見え隠れします。それを著者が受け止めて本に取りまとめておられます、凄いことですね、 ☆五つです。

  • 2025.2.18市立図書館
    最相葉月のエッセイを読んでいたら、日本中のキリスト者を尋ね歩いたノンフィクションも書いてると知って、おもしろそう・・・興味を持って気軽に予約して借りてみたら、千ページ超の鈍器本が来てちょっとひるんでいる。でも幸い春休みだ、がんばろう。

    けっきょく読むエネルギーがなく返却。こういう仕事があるということは覚えておきたい。

  • (2024/09/24 20h)

  • なぜキリスト教とともに生きるのか
    各地のキリスト者に訪ね歩くノンフィクション。
    なぜ信じるようになったのか
    決定的な何かがあるというよりは「ご縁」があったと言う感じ。
    結婚と似てるかな。
    いいタイミングで縁合って結ばれたよう。

    神を信じることは理屈では分かるけど実際にそうなる事との一枚の分厚い壁を破る何かって何だろうと思う私にはまだご縁がないのだろうか。

  • 濃厚すぎる

  • 日本のキリスト教信者、牧師や神父などに、なぜ神を信じるのかを「証し」してもらった本。6年かけたらしい。北海道から沖縄、小笠原島まで。教派もカトリックから正教からプロテスタントでもニッキから福音派から救世軍から無教会から、さまざまだ。1090ページ。教会に通っている人、信仰に疑問を持っている人には絶対おすすめ。壮絶な体験から、人々が神を求める理由を知ることができる。

  • 中等教育でのプロテスタント体験と、大人になってからはときどき日曜礼拝に行くか行かないかくらいの教会との距離感。
    キリスト教の世界をこの本で描かれているほどマイノリティワールドだとは一度も思ったことがなく、インタビューに応えるクリスチャンたちもちょっと独りよがりだったり視野狭窄だったり浮世離れしている人(言葉を選ばず言えば、変わった人とか生きづらそうな人とか)が多い印象でした。いや、クリスチャンってもっとフツーの人たちだと思うけど。そもそも登場する方々が高齢の方ばかりに偏っているのも違和感でした。若者クリスチャンだってたくさんいるのに。
    神の愛を信じること、他者を分け隔てなく愛すること、それによって穏やかな人生を生きることって、こんなに非日常な世界観ではないです。

    とはいえ。日本全国のこんなにたくさんの方々にお話を伺われていることには脱帽。ここ最近の出版界ではなかなか出会えない、著者と編集者の熱意を感じる本でした。読んでよかったです。

  • ふむ

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著者プロフィール

1963年、東京生まれの神戸育ち。関西学院大学法学部卒業。科学技術と人間の関係性、スポーツ、精神医療、信仰などをテーマに執筆活動を展開。著書に『絶対音感』(小学館ノンフィクション大賞)、『星新一 一〇〇一話をつくった人』(大佛次郎賞、講談社ノンフィクション賞ほか)、『青いバラ』『セラピスト』『れるられる』『ナグネ 中国朝鮮族の友と日本』『証し 日本のキリスト者』(キリスト教書店大賞)、『中井久夫 人と仕事』など多数。ミシマ社では『母の最終講義』『なんといふ空』『辛口サイショーの人生案内』『辛口サイショーの人生案内DX』『未来への周遊券』(瀬名秀明との共著)、『胎児のはなし』(増﨑英明との共著)を刊行。

「2025年 『口笛のはなし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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