いつか別れる。でもそれは今日ではない

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  • KADOKAWA (2017年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784046020116

作品紹介・あらすじ

ずっと、なんてない。だから今が楽しく、切なく、永遠なのだ

10代20代の男女から圧倒的な支持を得る、新たな古典エッセイの誕生。

真夜中が、寂しくてよかった。
なにかに悩んだり、なぜか眠れない一人の夜、何度でも読み返したくなる一冊。

            ***
どんなに好きなものも、愛している人も、いつか別れてしまう。なんどでもそのことを忘れてしまう。だから、なんどでも思い出さないといけない。
            ***
小学生の時、「先生のおすすめの本ってありますか」と彼女に訊ねると「あなたが私の好きな本を読んで、私の好きな言葉を覚えて、私が好きそうなことを話しても、あなたのことは好きなままだけど、大好きにはならないと思う」と、先生は笑った。
            ***
長所で好きになり、欠点で愛する。見返りを求めない。特別な理由もない。これが王道の愛し方
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結局人は、見た目が大事なのか、中身が大事なのか。見た目以上の中身でなければならない。逆に、中身以上の見た目に魅力はない
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誰でもよかった夏。誰でもよくなくなって秋。そして誰もいなくなる冬。感情は死に切って春。
  ***
最後まで人が忘れられないものは、香りらしい。
            ***
Twitterフォロワー数19万人超の「F」がつむぐ、寂しいと言えなくなったすべての大人のためのエッセイ計65篇を収録。

1章「恋愛講座、もしくは反恋愛講座」では、女と男・愛・セックスをメインテーマに、好きという気持ちとは何か、見た目と中身どちらが大切か、色気についてなどエッセイ16篇を、

2章「優等生の皆様、不良の皆様」では、より良い人間関係とはなにかをメインテーマに、友達がいない人、人たらしな人、嫌いな人、コミュニケーション能力についてなどのエッセイ14篇を、

3章「寂しいって言って」では孤独・嫉妬・自信・感性など、自分との向き合い方をテーマに、10代・20代の背中をそっと一押しする、ちょっと切ないエッセイ14篇を、

最終章「恋愛を越えろ、夜を越えろ、永遠を越えろ」では片思い・失恋・結婚などをテーマに、本当に大切な人との向き合い方を綴った独自のエッセイを21篇収録。

計65篇のほのかに温かく、絶妙に鋭い文章がすっと入ってきます。

読み終わった後、二人の時間も、一人の時間も、今よりきっと、愛おしくなる。

みんなの感想まとめ

人間関係や恋愛、孤独について深く考えさせられるエッセイ集で、特に10代や20代の若者に響く内容が詰まっています。愛と依存の違いや、孤独を受け入れることの大切さをテーマにした章があり、心に刺さる言葉が多...

感想・レビュー・書評

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  • スマホか、彼女に依存してしまっているなと感じたらこの感想の頁をもう一度読み返そうと思った。
    キケロの言葉にゾッとする。他にも孤独な人で溢れている事実に気づけて、心が少し軽くなる。
    背筋を伸ばして恋愛をしたいと思わされた。

    048月と星とプラネタリム爆破計画
    「私が孤独である時、私は最も孤独ではない」キケロの寸鉄
    携帯電話片手に繋がった錯覚でいる現代人に妥当する。
    1人の時こそ、ちゃんと1人きりでいる。誰かと生きていくために。

    052相手優先が愛、自分優先が依存
    重いと言われるような状態は、相手ではなく自分の快楽が最優先されている。
    きっと軽いくらいが、ちょうどいい。黒か白か、どちらか確かめられないものを、人は追いかけ続けるしかない。

    p130大人の唯一の義務は、ご機嫌に暮らすこと
    p177学歴というプライドを切り捨てる
    読書は体系的に。自分の記憶力を信じすぎない。

  • 確実に女性向け、女性好みの本であることはわかっているが、チラッと見て少し響いたので買ってしまった。

    全般的には若者に向けての話かと。社会人一年目に向けて、とか、男と女の友情、とか、コミュニケーション能力とか、、、それでも、時折心に刺さる言葉がある。
    「嫌いな人と付き合うのは人生の無駄」
    「1人の時こそ、ちゃんと1人きりでいたいと思う」
    「楽に生きて、長生きする。必要なのはそれだけ」
    この辺が少し刺さった。

    少しだけ、緊張でパツパツの方の筋肉がほぐれた気がする。

  • すごく素敵でおしゃれな本です。
    自分が日常生活で気づいているけれど、言葉にできなかったモヤモヤを言語化してもらっているような気分になる。
    懐かしさも感じるし、新鮮さもあり、不思議な感覚に陥る。
    まるで砂のように、芸術作品のように繊細で、計算されたように文字が並んでいる。
    とにかく、美しくて、エロイ。
    夢中で貪るように読んでしまう。
    Fさんの作品は魅力的だ。
    『20代で得た知見』よりも、色気むんむんしてて、内容が好みだった!(笑)

    何回も何回も読みなおしたい。
    沢山お気に入りの箇所はあるが、一番お気に入りのところだけ、あげておく。↓

    本当の勉強の目的は、こうだ。
    いつか出会うであろう、自分の手に届くか届かないかもわからない、魅力的な人を、ほんの少しの会話で、獰猛に自分の世界に閉じ込めてしまう=色気を手に入れるため。

    →よく「勉強はしておいて損はない」とか言われる。実際、私はその言葉を信じて熱心に勉強し、大学に行った。確かに、この言葉は合っていたと思う。学歴なんて高ければ高いほうが優位に働くのだから、自分自身がなにものかになるために、「勉強」は必要なのだろう。しかし、私は今になって自分の学生生活を振り返って、勉強に時間を取っていたせいで、友人関係などにあまり時間をさ取れなかった。勉強にのみ、執着するあまり、普通の中学生や高校生が送るような「青春」を送ってこなかった。時間は戻らない、あの時頑張った私がいるから今の私がいることも事実だが、「損がないから」という理由だけで、勉強を頑張ってみるのは、もう限界を感じている。勉強よりも、もっと楽しいことが世界にはたくさん転がっているではないかと分かってしまったからである。
    そんな中、この言葉に出会い、例えば今自分が一生懸命本を読んで感想を書いたり、日々日記を書いて自分を分析したり、バイトで子供と全力で遊んだり、それらすべての勉強は、未来につながっている。自分がどうしても手に入れたい人を見つけた時の、自分の強みになる、色気になるのだ、と気づかされた。
    文字をカキカキするのだけが、勉強なのではない、と大学生になってから、本当によく思う。自分の人生で気づいたこと、学んできたことが今の私を形作っており、それは巡り巡って「運命の人」を引き寄せることにつながるのかな、と感じた。だから、何事も人生、勉強、なので。頑張っていきたいと思います(笑)

  • 5年前くらい買った本、当時は心の拠り所としてお守りのように読んでいたけど、今読み返すと違う言語のように言葉が読めない、入ってこなくなった。
    自分には必要のなくなった言葉なんだなと思うのと、自分がどれだけ変わっていったかが分かった。
    本を読むって、その時の心との相性によって感じ方が変わるから面白いな。
    ある1ページだけが自分の中で変わらず大切にしている言葉が書いてあったからそれだけ切り取ってこの本はさよならすることにした。
    最後の最後にかけてほしい言葉が詰まった本でした。

  • ツイッターでたまに目にするこの人の感性が好きで、本になるということも知って、それで読みました。
    人間関係や、恋愛や、生き方などなど、つれづれなるままに語られています。
    人生は絶望であることを完璧に受け入れた飄々としたスタンスはどこか村上春樹小説の主人公のようでもあったし、斜に構えたようなクールな一面はしょせんライトノベルの定型化した主人公のようでもあった。
    っていうかこんな文章、酒にべろんべろんに酔ってなければ書けなくない!?ってほど自己陶酔で満ち満ちている。
    でも最後までついついページをめくってしまうのは、私自身のなかにも彼だか彼女だか知らないけどこの著者に似た部分があるのを明らかに自覚してるからなんだよなぁ。

    好きだと思ったのは、「ご機嫌に生きる以外私たちには大した義務などない」というのと「信じたい嘘を信じて生きる」ということ。
    それと「いつかは別れる、でもそれは今日ではない」ということ。

  • “人生・恋愛指南エッセイ”

    「もう私たちは見た目だけで誰かを愛せるほど若くはないし、性格だけで愛せるほど達観したお人好しでもない」
    という文に心躍り、

    「思い出は、恥ずかしいことをしないとしないと作れないものだ。」
    という言葉にちょっぴり勇気をもらい、

    「付き合うのは、現在と、ちょっとした先の未来を楽しむためだ」
    という考えで気持ちが楽になり、

    「誘う少数派が、誘われたい多数派に絶対勝つ」
    という考えのおかげでご飯に行くことができ、

    「好きなものは好きだと言い続けないと、好きな人は寄ってこない」
    という言葉で野球応援を他人と楽しめるようになって、

    「なんでもない一日のことを、書いたり、写真に撮っていたなら、いつかそれは宝物になる」
    という言葉を真に受けて3年日記帳を買い、

    「伝え続ける」
    ことの大切さを知り、

    入社1年目の覚え書きを手に入れた。


    「指南」と表現したけど、文体が優しいので読んでいて楽。
    受け入れるところだけ受け入れられる。

    「読後、人生が変わる」は言い過ぎじゃないかもしれない。

  • 言葉がとてもすき

    越えられそうにない夜を越えるために読みたい

    もうすでに3回ほど救ってもらった

  • 心を救ってもらった。昔からずっと可愛さや自信、大勢の友達が欲しいと思っていたが、このままでいいんだと、ありのままの自分でいいんだと思えた。これから先はもう少し胸を張って生きていけそうだと思った。

  •  筆者の着眼点とそれを巧く言葉に当てはめる言語化が素晴らしい。
     私は近所をよく散歩する。それは自分の内側に雑然と散らばる考えを整理するためだ。だから散歩とはいえ常に上の空で歩いている。幾度か人とぶつかりそうになり車に轢かれそうになったりした。
     そんな中でも、ふと思考を強制停止する光景に出会ったりする。考え事をしている最中、外界へふと意識を向けると、いつの間にか高台を歩いていて自分の街が一望できる。橙色に輝き夕日に燃える街並みを見ていると、自分がひどく矮小に感じられ同時に今の悩みが瑣末なものへと浄化される。
     本書では時にこちらをハッとさせる指摘を交えてくる。そしてそれは筆者が狙って言っているようには思えない。自分がこれまでに気づかなかった、いや気付けなかったことを、さらりと言ってのけるその観察眼と言語能力には頭を下げずにはいられない。
     例えば、「大抵の悩みは街角で配られたティッシュと同じ」という言葉。悩みは、いわば世間から押し付けられた無用の長物というわけだ。確かに、自分がしたいように生きることができれば悩みは生じ得ない。自分と世間との間にギャップが生じるからこそ悩みは生まれるという寸法だ。もちろん私たちは世間の一部なのだから外界と折り合いをつけねばならないこともあろう。その場合に生まれた悩みは避けることはできず直ちに対処する必要がある。
     しかし殊更に悩まないでもいいこともあろう。多様性の時代だからこそ自分軸を貫けば良い。ティッシュは欲しければ貰い、不要なら要らないと突き返せばいいのだ。何でもかんでも受け取る必要はないだろう。深刻な花粉症の人でさえそんなにティッシュは要らないし、貰わない。
     本書にはこのような言葉が散りばめられている。そうした言葉は世界を見るための新しいレンズだ。今までとは違った景色を見せてくれるメガネなのだ。
     筆者の比喩は独特で正直わかりづらい箇所もある。だがそれはそれでいい。書き手にしかわからない比喩を理解できた時にこそ、また新たな世界が開かれるというものだ。
     そしてそれは今日ではない。

  • 人それぞれ個性があるように恋愛のカタチにも個性があっていい。他人の噂や価値観に捉われていくつかの敷かれたレールの上を選択しながら進むのではなく、自分たちで新たな道を切り開く事が本来の愛のカタチで、それが相手と向き合うという事だと考えさせられた。

    世間の当たり前を否定して、自分の考えをハッキリとズバッと時には辛辣な言葉で提言していて読んでいて気持ち良かった。
    もちろん全部が全部、共感出来た訳ではないけれど、いくつもの新たな気づきや教訓、いつまでも心に留めておきたい言葉があった。

  • 共感できるところとできないところと。作者は男性性も女性性も持ってる気がするけど、全体的に『女々しい』気がする。

  • タイトルや表紙に惹かれて購入。
    途中で読むのを辞めました。

    作者さんみたら、20代で得た知見の作者さんで納得
    この本も苦手で序盤で辞めました。

    タイトルとかイラストに添えてあるフレーズは
    素敵なのでSNSで見るだけで充分かもしれない

    下品に感じる表現や、例え話も苦手でした。







  • 面白い時と全くおもんない時の差がすごい。いきなり女子会でするような作者の恋愛観をだらだら喋ってるかと思いきや、2.3章は結構ためになること言って面白くなってきたのに、最終章になるとまたどうでもいい恋愛観を述べるって言う、よくわかんない構成だった。2.3章は面白い!でも恋愛系メンへラ文章はまじでなんも響かない。私が悪い説あるけど。p149の文章は結構良かった。あと、最初の方はあまり人前で読まないほうがいいです。

  • Fさんのエッセイは、他人に期待をしすぎたり、どうしようもなく1人が寂しい時とかに読むと救ってくれる。

    私的には「モテる友人は聞き上手」について書かれた章が凄く印象的で、これを読んだら人から愛される人の秘訣が分かるかも。

    他人に寄りかかりすぎてしまった時、寄りかかりたくなった時に、元々私達は独りだったんだ〜って思うことを肯定してくれる、そんな本でした。

  • 食べかけのハーゲンダッツを灰皿の代わりにする人と結婚した著者に幻滅して、それ以降の内容を読みたいと思えなくなった

  • 買った時は恋愛のアドバイスでも書かれてるのかなと思って買ったけど違った。
    でも、買ってよかった。

  • 結構前からFさんの綴る言葉が好きで、よくツイートをメモしていたなぁと思いながら読んだ。あれから7,8年が経ちさまざまな経験を経て社会人2年目になった今、昔よりも孤独・愛・大人について、など答えの無いものについて思考するようになったからかより深く言葉が刺さるように感じた。
    この本の中では特に色気についての考え方が好き。

  • たしかに癖はある。
    癖があるからこそ、読む人を別世界へいざなってくれる。人によっては中毒性もあるんじゃないだろうか。全てに共感は出来なくても、間違いなく読む人の価値観の一つや二つ、これからの生き方が変わる本。
    自分にはなかった美学をこれでもかってくらい、魅せられた。人を見る目が変わった。
    あざした!

  • なんだろう…一見いい言葉を並べてはいるんだけど全然記憶に残らなかった…。全体的に内容が薄く感じた。

  • 何かを捨てると言う事は、その何かと一緒に生きていたときの自分の人生も一部捨ててしまうと言うことだ。過去、経験したこと、一緒に過ごした時間、経験したことを消す必要、捨てる必要ない。

    別れは、お互いに少し死ぬことだ。
    そして別れの終わりは、もう2度とお互いに傷つけることも傷つけられることもできない、あの真っ白な空白、その距離感に戻るということなのだと思う。

    せめて、誰とどこにいて何をしてもいいから、寝る時ぐらいは暖かくしていて欲しい生きて欲しいと祈る以上の愛なんて持てない。

    過去のことを正当化し抱きながら、別れと共に新たなステージに進み、新しい経験をしようという、ほんのりあたたかさを感じられる本でした。

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著者プロフィール

1989年11月生まれ。神戸出身、新宿在住。男。著作に『いつか別れる。でもそれは今日ではない』『真夜中乙女戦争』。

「2021年 『真夜中乙女戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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