天国に一番近い会社に勤めていた話

著者 :
  • KADOKAWA
3.21
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本棚登録 : 56
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046020956

作品紹介・あらすじ

小さい頃の夢は警察官になることだった。
公務員試験に合格し、警察学校に行ったものの、
わずか半年で辞めることに……。
夢を砕かれたあとの主人公ハルオサンの壮絶なる人生はいかに!

※本書は、ブログを再編集・再構成した書下ろし。

================
元タンクトップ少年は確かにクレイジーな男でした。
しかし、この会社に足を踏み込めばただの一般人に成り下がります。

強盗、暴行、傷害、詐欺、薬中。

この会社の従業員の大半は……、
ありとあらゆる(元)犯罪者の集まりだからです。
『人生の道』を踏み外し、
どこにも行き場所がなくなってしまった人間が、
最後に辿り着く場所が、ココなのです。

警察官を辞めた私も、
真っ当な人間ではありません。
もう染まっているのです……。
真っ黒に。

     ――本文より
================

夢を砕かれたその後、スイミングスクールのアルバイトの子どもたちに傷心を癒してもらう。
そして、長い就職活動した末に入った家具屋では、死後部屋の清掃をするはめに。
月収25万円の求人広告にひかれて入社した会社は、元犯罪者ばかりの究極のブラック企業。
そこで知り合った女性と婚約するもの、相手の5股が発覚。またもや傷心。
即採用された次なるベンチャー企業も、たとえるのなら地獄の沼という名のブラック。
行き場を失ったハルオサンは、ドロドロの日雇いをしながら起業を。
しかし……。

このクソ人生にピリオドを打つために、死ぬ覚悟で始めた
たった1つのこととは……。


【おもな内容】
◎オモテ家具屋ウラノ死後清掃
◎アットホームブラック
◎人生を変える巨乳オリンピック
◎不気味な会社のルール
◎健康食品という名のカルト
◎最下層民の恋
◎凶悪犯たちの希望
◎ブラック企業ジャンキー
◎天国へのキップ
◎敗者復活戦
◎弱者の戦い方
◎人生最後の挑戦
◎灰色のクソ人生

感想・レビュー・書評

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  • ハルオサンのブログを書籍化したもの。
    壮絶な人生なのに、読後感がさわやか。

  • 頑張っています、といのはヒシヒシと伝わった。
    読みやすいし、飽きさせないしいいと思う。

    ただ、書籍を買ってまで読むのはなー。
    Web上で公開されていたのを書籍にしたとのことだが
    Web上でじゅうぶんではなかろか。

  • メルカリ購入

  • 警察官をクビになった話の流れで購入。
    わたる世間は鬼ばかり。

  • ハルオサンの勤めてきた様々なブラック会社について書かれた本。
    警察官をクビになった話はカットされてます。
    是非ブログで読んでみてください!
    この本を読んでると、ハルオサンは努力家だし才能ある感じですね。
    こういう人が評価されないできた社会が悲しい…。

  • ある意味でこんな強烈な実話を読んだのは初めてだった。読むからに著者は疑うことを知らない人で常識人とは異なる行動をとる人。幼少期に脳の病気にもなっており小学校から高校までテストは白紙で提出していたことからも、なんらかの障害を抱えた人なんだとは思う。ネットで会社のブラックぶりが話題を呼んでいたことからこの本を手にとった。
    個人的には会社のブラックぶりよりも、著者がこの本を書くことによって自殺をやめようと心境の変化があったこと、また、著者のこだわりはブラック会社への恨みでもなく、ブログが有名になって稼げるようになったことでもなく、警察官を辞めてしまったことへのコンプレックスと戦ってきたという点にその人らしい納得する人生とは何かとか人を突き動かす原動力は何かという人間内面の心理を深く考えさせられた。
    ある意味で、この本はネットになったからこそでてきた現代社会の寵児でもあるが、ネットから書籍になったものは正直なところクオリティーが低くてブログの内容をそのまま紙に印刷をしたような書籍の体をしていないものが多い中、この本は本としてきちんと体裁が完結しており、ネットから書籍化された本のなかでは今までで一番面白くて一番惹きつけられた。

  • なんていうか、いろいろすごいなあと。
    生きてると何があるかわからないなあと思った。

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著者プロフィール

18歳で警察官をクビになり、営業や特殊清掃、日雇い仕事などを転々とする。2017年、初めて描いた漫画『警察官をクビになった話』をWEBで発表。1日200万PVを記録するなど、大きな話題となった。

「2020年 『警察官をクビになった話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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