仕事の「生産性」はドイツ人に学べ 「効率」が上がる、「休日」が増える
- KADOKAWA (2017年9月28日発売)
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感想 : 31件
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784046021021
作品紹介・あらすじ
日本よりも年300時間少なく働き、なぜドイツは「日本の1.5倍」 の生産性があるのか。
ドイツ・ビジネス業界に20年身を置いた著者が、一流ビジネスパーソンの生産性の秘密に迫る。
「そもそも残業しない、と決めている」
「決定はすぐやる、作業は明日でいい」
「会議は、その目的をはっきりさせる」
「休暇の予定を社内で見える化」
「“上下”の報・連・相は限定的」
「超・簡潔なメール文」……
こうした働き方の背景には、「労働を人生の中でどう位置づけているか」「自立・独立の意識」「優先順位をつける考え方」「コミュニケーションのとり方」など、日本とは違う考え方があると著者は分析します。
ひとつのヒントとして私たちが少し取り入れれば、生産性が高まり、快適な働き方に近づくことができるのです。
みんなの感想まとめ
効率的な働き方を追求する本書では、ドイツのビジネス文化から学ぶ生産性向上の秘訣が紹介されています。著者は、残業をしないことや、会議の目的を明確にすること、そしてコミュニケーションの質よりも量を重視する...
感想・レビュー・書評
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品質を伴う生産性の議論もあってもいいのでは。
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ドイツは日本よりも年300時間少なく働き、
日本の1.5倍の生産性があります。
しかし、日本人個々の能力が低いわけではありません。
国の繁栄のしかたの違いによる、国民に刷り込まれた考え方が
少なからず影響しているようです。
本日ご紹介する本は、
なぜドイツの生産性は高いのか、
日本人とドイツ人の考え方の違いを紹介した1冊。
ポイントは
「国民の定義」
日本では、国民を消費者と考えます。
”お客様は神様”と言うベースがあり
そこまで必要ですか?
という過剰サービスが普通に行われます。
一方、ドイツは国民を労働者だと考えます。
労働者としての義務をしっかり果たす代わりに
権利もはっきり主張します。
「仕事と家庭」
ドイツでは、やるべき仕事を終わらせるとすぐ帰宅し、
夕飯を家族で囲むのが当たり前。
日本のように定時ですぐ帰ることに、だれも後ろめたさがありません。
”さっさと終わらして、早く帰る”
と言うのが常識だそうです。
「コミュニケーション」
日本は、自分と違う考え方をもつ人を、尊重する習慣がついていません。
思うことをはっきり言わなかったり、その人をなんとなく敬遠したりします。
ドイツは移民の国だから、互いの違いを認め合い、尊重する文化を持っています。
暗黙の了解など通用しないので、すべて相手に伝えるのが当たり前です。
「時間管理」
ドイツには「時間厳守がすべてだ」という格言があるくらい時間に厳しく、
自分で時間を管理するのが当たり前だそうです。
残業までして長時間働く人は無能だと思われてしまう。
周りから優秀だと認められるためは、残業は徹底して避けるそうです。
国民全体の感覚を変えるのは難しいかもしれませんが
理にかなっていることは参考にするべきかもしれません。
ぜひ、読んでみてください。
◆本から得た気づき◆
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自分のアサインメントを遂行することには勤勉だが、それ以上のことはあえて無理にしない
「しない仕組み」を徹底してつくるのがドイツ
自分に与えられた仕事をコミットし、成果につなげれば、働き方については相当柔軟
日本は出る杭は打たれますが、ドイツでは出ない杭は評価されない
ドイツでは仕事の成果よりも自分の人生をどう生きるかに重きを置いている
お金の浪費は稼げば取り戻せますが、人生の浪費は取り戻せません
ドイツでは、相手が話している間は、話を遮らないのが鉄則
「他の仕事を割り込ませない」という方法は、生産性を上げるもっともシンプルな方法
ドイツに限らず移民国家はさまざまな言語を使うので、わからないのは当たり前と考える
仕事の生産性を上げるには、きちんと休暇をとることがとても大事
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◆目次◆
序章 「生産性」――日本とドイツで差がつく理由
1章 「自立・独立の考え方」が生産性に直結 【意識】
2章 報告、会議「それは本当に必要?」【コミュニケーション】
3章 退社時刻を決める、優先順位を考える【時間管理】
4章 フラットな組織は「スピード」が速い【チーム】
5章 まず「休む」、その後に「仕事」がある 【生き方】
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自分が仕事をするときに意識することが多く書かれており、とても参考にしている.
「私の地位からすればそのようなこと(目標管理のため、厳しく管理すること)は簡単です.今からでもすぐんみできます.が、決してしません.なぜなら【できない理由】が数多く上がってくるだけだららです.私が知りたいのはどのように前に進むかであって、前に進めない理由ではありません.そのような方法では社員の士気は上がりません.」
⭐️コミュニケーションは質よりも量だと言われている.「ご飯何食べた?」「元気?」など多くの言葉を交わさなくても、頻繁に挨拶するだけでも親近感が湧く.
相手に仕事を頼むときには、何のために必要なのか、なぜこのタイミングで必要なのか、どれくらいシビアなのか、もしも間に合わなかったらどうなるのかを説明するべき.すると相手は納得してくれる.
質問するのはタダ
⭐️失敗したときにはまず、感謝するくらいでないと悪い報告は上がってこない.それから対処法を考えてフォローする.その後に、なぜ起きたのかを議論し分析するという手順が大切.
⭕️会議の目的を明確にする
「情報交換の内容」「決定するための内容」など、合目的な運営を心がける.そのように記載する.
⭕️「今日決めて、明日作業する感覚」
本著を読み終えてから、実践したことがいくつもある.おかげでその後の業務スピードは格段に上がり、ミスも減った.
全てを真似する必要はないが、自分ができそうなもの、あっていそうなものを実践することの大切さに気づくことができた.
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オーディブルで。
切り替えを上手にするところなどは大賛成!
取り入れられるところ、ちょっと違和感と思うところなどいろいろ。
一番感じたのは、他の国に行って仕事をするって大変だろうなぁということ。自分の中にある無意識の常識的なことと、周りの態度や反応が違った時、それがどうしてなのかわからないと戸惑うだろうし、どういうことなのかを確認できる語学力がないとモヤモヤは続くだろうし。
目的に対して、方法は1つではないけれど、参考にできそうなところはいろいろありそう。
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サラッと読めて、かつ大事なことがかなり書いてある。
日本らしい当たり前がいかに異常か考えさせられ、視野が広がる本。 -
日本とドイツの仕事の進め方や考え方の違いこれらを組み合わせて仕事の生産性について説明した本。
違いについて説明をしている内容に関しては、自分自身海外で働いた経験があるためあまり参考になる内容はなかった。しかし日本とドイツで考え方に違いがあると言う点について、理解のない人が読めばある程度参考になると感じた。比較的説明はわかりやすい。
ただし、ではそのような違いに基づいて日本においてどうするか、なぜ日本においてそのような非生産的な振る舞いが生じるかを説明する内容を期待したが、あまりそのような踏み込みはなかったような印象。 -
明日から実践できることも多い気がした!
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読みやすい。ドイツ企業で働いたわけじゃないけど、ドイツで生活していて思うこととおおまかに違いはないかな。
担当者によって対応がちがうのは、個人に与えられている裁量権が大きいからこそで、まあそれもよしあしだけど…
カンブリア宮殿や産業保健分野でも話題の、六花亭やSCSKの取り組みは良い例で、会社の仕組みづくりは欠かせないと思う。
国民は、ドイツでは労働者、日本では消費者というのは本当に納得。
日曜が休息日だったり、そもそもの働くこと自体の捉え方も宗教とか歴史的背景からちがうから、日本でドイツみたいにいかない部分もあるけど、本当にいいところは参考にして、日本の働く環境はもう少しよくなったらいいなとか思ってしまった。 -
・国民→ドイツ:労働者の権利、日本:消費者の権利
・ドイツのライフは家庭とイコール。家族やパートナーとの時間を何よりも優先する。
・君子は和して同ぜず→優れた人は協調するが、むやみに同調しない
・ドイツはいいものを高く売るという考え方。日本は100円のものを80円で買おうとする。デフレから抜け出せない?
・さまざまな部署に配属される人事異動は日本企業の特殊な点
・時間をコントロールすることは人生をコントロールすること
・6時間労働て生産性アップ(zozo)
・日本電産の永守会長→2020年までに残業0を目指す
・ドイツでは個人の責任とアサインメントがリンクしたいる
・日本は集団決定をとりたがる
・「人生の半分は整理整頓である」ドイツの諺。
・日本:言わなくてもわかるだろう。海外→移民国家:言わないとわからない。
・ドイツでは仕事の後の飲み会は、ほぼない。
・scsk:残業を減らした人に残業代を払う制度。成功。
・ドイツ人は散歩好き。
・家族は社会の最小単位。家庭がうまくいってるから仕事に打ち込める。
・互いの違いを認め合い尊重する文化。
・人は人、自分は自分 -
参考になることはあるが対価に日本を不要に貶めが不必要
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仕事の生産性を上げて、プライベートも充実させるための考え方ややるべきことなど。この手の本としてはよくある内容だけれど、実際に回せている国があることが知れて役に立つ。学ぶべき対象としてのドイツ人の働き方だけど、逆にうまくいっていない点があれば知りたいところ。過剰な品質ややりすぎのおもてなし精神、「お客様は神様です」の誤用による束縛、労働者目線の不足、周りに合わせてしまう国民性など、日本人の特性(良い面と悪い面は表裏一体)が絶妙に絡み合ってのこの状況、そろそろ変わり時に来ているのではないか。
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ドイツ人と仕事する機会があり、手に取った。
男性で育休とる人がたくさんいるらしく、一緒に昨日まで仕事していたドイツ人男性が、突如育休でいなくなったりして驚いた。
一概には言えないのでは?と思うところもあったが、だいたい私の想像するところのドイツ人と近しい描写が多かった。
どうして国が隣り合っているフランス人とドイツ人は、こんなにも性格や仕事の仕方が違うのか、民族の差と言えばそれまでなのかもしれないけど、筆者のように現地に駐在する機会があれば直接確かめてみたい。 -
図書館
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ドイツ企業で働いた経験から、ドイツ人の生産性を追求する働き方を目の当たりにした著者。
日本人との歴史や文化の違いなあれど、多くの見習う点があると感じ、
その内容をわかり易く綴った本。
ドイツ人が素晴らしいという話ではなく、日本人の働き方に多くの改善余地のある点がよく分かる。
・時間という制約を設け、それを実践する気持ちの大切さ。
・徹底した割り切り
生産性に関する本を読むと、いくつも共通点があるが、
個人的にはこの二つが大変重要と思っている。実践していこう。 -
Audibleでオーディオブックとして聴いた。印象に残ったのは2つ。ドイツのクリスマスは華やかなイルミネーションで街に人が溢れるのは直前で、当日は皆が家族と家で過ごす為に街はひっそりとする。もう一つは、静かに過ごす時間が法律で決められていて日常の生活の作業も制限を受ける。そのことが逆に時間のメリハリとなって恩恵を与えている面もある。
ドイツと日本はGDPランキングもお隣で、共に戦後復興を遂げた国と共通項は多いけど、やはり地理的・民族的に異なるために生活様式の違いも大きい。無作為に外国礼賛する必要はないが、良いなと思う部分は素直に取り入れたい。自分の仕事への誇りの持ち方とか、普段の生活に散歩を組み込んで上手にリフレッシュすることとか。 -
1.本を選んだ理由
ドイツと日本は、似たような国民性である。しかし、一人当たりの生産性は1.5倍もあると聞いている。その理由が知りたくてこの本を選んだ。
2.概要
著者はドイツの銀行で働いた経験談から、ドイツが日本より生産性が高い事例を多数紹介している。納得できる話が多い。日本のビジネスマンにも真似してもらいたい話がたくさんある。私もこの本の巻末にある明日からできる仕事術を実践します。 -
ドイツ流、とうのはともすれば合理的だが冷たい、という印象はあるが、改めて本書に当たると、なるほど、合理的な考えに基づく生産性向上の仕組みや考え方が良くわかる。
今すぐ個人でできるものもあるので、本日から実施したい。
行動指針の寄る辺として何度も読み返したいので、★5つ。
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・優先度の低い仕事は言われてもすぐに受けない。翌日実施。
・方針を決めたら仕組みをつくり、実施を徹底するのがドイツ流。
・なぜこのタイミングで必要なのか、どれくらいシビアなのか、もしも間に合わなかったら何が起こるかを説明。細かい部分まで、きちんと言葉で説明し納得させることで生産性を上げる。目的・効果・理由を説明する。
・忖度している時間腰、非生産的。忖度しないためにはどうすればいいか。答えは簡単で、わからなければ相手に聞く。わかるまで聞き返す、をためらわない。
・失敗したらまずは迅速に報告してくれたことに謝意を表明して報告に耳を傾ける。
・社内外交で大事なのは、この仕事やチームや会社にとってどれくらい重要なのかを十分に説明して、相手の理解を得たうえで仕事をてつだってもらう。
・「忙しかったから、できなかった」ドイツでこの言い訳を使っても通用しない。
・メールはシンプルに。
・「ほかの仕事を割り込ませない」という方法は、生産性を上げるもっともシンプルな方法。
・自分がいなくてお会社を機能するようにしておくのが、経営者の役割。
・しかり方は「あなたのアサインメントはこれとこれだる。この点については十分業務が果たされていない。」
・部下に権限を渡せないのは、何かあった時に自分で責任を取るのが嫌なのか、そこまで信頼していないかのいずれか。それなら、最初から「この金額で決めてほしい」と指示をだしておけばいいだけ。
・意思決定の人数を減らすことは、意思決定のスピード上げるための最も有効な手段。
・悪いニュースほど早く言いなさい。
・1年の最初に休暇の計画を立てる。
・毎日「3つだけやるリスト」を作る。 -
Ruhezeit 静かな時間
平日 22時~翌7時
昼 13時~15時
土 19時~翌8時
日曜・祝日 全日
禁止 掃除機、洗濯機、シャワー
人生を主体的に生きること。時間をコントロールするのは、人生をコントロールすること。時間のコントロールが難しいのは、優先順位が定まっていないから。
著者プロフィール
隅田貫の作品
