- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784046021304
作品紹介・あらすじ
20年の講師経験に裏打ちされたノウハウと斬新なアイディア、SNS時代の顧客との関わり方など、
時代に合わせた「愛にあふれた」一冊となっています。
初めて講師を引き受けた際に、やるべきことがこの一冊ですべてわかります。
◎「60分話す」のではなく、「5分ネタを12本話す」と考え、5分ネタを磨きあげる
◎成功体験は、「誰にでもできるスキル」に落とし込んで話すと、自慢話にならない
◎最初の3分は勝負ドコロ。「ツカミ」のネタは、必ず台本にしてブラッシュアップする
◎講演にメリハリをつけたいときは、「クイズ形式」にして、聞き手に質問する
◎思いとスキルはワンセットにして伝える
◎余韻が残る講演は、シメの話がうまいもの。3分くらいのシメトークを必ず用意する
感想・レビュー・書評
-
【概略】
「90分の講演、お願いできませんか?」というリクエストなんて自分には縁のない世界だ、などと思うなかれ。人生は何が起こるかわからない(からおもしろい)。そんなリクエストを受けたあなた、さてどうしよう。プロの講師と呼ばれる立場の人だって、その殆どが「お願いできますか?」から始まっている。吉本興業にてマネージャーとして経験を積み、プロの講師としてのキャリアを積み上げた著者が、はじめてのオファーから現代に至るまでの講師業としてのイロハを包み隠さず披露してくれる一冊。
2023年03月02日 読了
【書評】
とあるご縁で手に取ってみた。
基本的に自分は、自己啓発本であったり自分が中心軸に置いている分野については、読んだ本から何かを吸収するというよりも、自分が考えてきたこと試してきたことや自分の世界観を「確認する」ようなイメージで読み進める。だからかいつまんで(要約して)知っておくだけでよい、といった読み方は(このテの本については)ナシだし、非合理的であり無駄であるかもだけど、自身で考えるというプロセスを先に置かないといけないと思っている。
・・・という前提でこの本を読み終えた。「ホッ」と思うところと「あぁ、耳が痛い」というところが色濃く出ていて面白く読めた。
「ホッ」と思うところは、自身が得意としているアウトプットの部分。「5分で一つのトピック(ネタ)」という部分なども、今自分が YouTube で7分のスピーチを投稿していたり、10分以内のラジオ動画を投稿している点につながっている。研修やワークショップを通じてシェアしてきたことが、著者のようなキャリアや実績のある方によって「大丈夫だよ」と言われたこと、嬉しい。
「あぁ、耳が痛い」という点は、自身の営業センスというか、外側に向けた配慮の部分。結局は、相手への配慮の延長線上にあることなのだよね。この辺り、自分は壊滅的に、ヤバい。孤高の、唯一無二の存在ならともかく、そんな状態になっていないのに、この営業センスについて考えてこなかったのだよね。ここで言う営業センスは、講師の仕事を取る営業センスではなく、もう一段抽象度が高いレイヤーに存在している。「相手への周囲への、提案スタンス」と言い換えてもいい。これは「講師」という枠を取っ払って、他業種、例えば車の営業であったり、人材派遣の営業であったり、総務という立場に置き換えても通用する。
そんな自分だけど、打破をするためには、本書では第二章⑦前日までの準備と第三章⑪指名を増やす に書かれている事柄がキーとなるような気がする。ここで細かなコトを書き始めると、既に書評の枠から外れたものになっているのに更に収拾がつかなくなる。そのため割愛をするけれど、要は「ちょっとした(相手への)配慮」なのだよね。これが自分には圧倒的に足りない。
定期的に友人が経営する接骨院に通い、身体のメンテナンスをしている自分。「ちょっと姿勢がずれてきてるね」とか「肌の感じがよくなってるね(おかしいね)」といったプロの目線でコメントをもらってる。そんな感覚で、一年に一度ぐらいのペースでこの本を読んで、姿勢が崩れていないか・良くなっているかといったことを確認してもいいかもね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
参考になったのは小ネタを沢山用意すること、という所。
何となくちょっと古いかな、と思う所もあった。 -
講師をする際に、大切と言われていることがわかりやすく説明されている。
今まで、ストーリーがない、シメがふわっとしてしまったと指摘されていたことが改善できそうに思えた。 -
講師を頼まれた時にどう対応するべきなのか?心構えや準備、当日の対応の仕方などをまとめた本。
飛び道具などなく、やはりしっかりと準備して努力するからこそ、人気講師になれるんだと改めて感じた。
この本は後2回以上は読んで、著者の考えを身につけて、上手く相手に伝えられる様になりたい。
ポイントは以下。
1.目的を明確にする。
2.主催者の意図をしっかりと確認する
3.志しをもつ
4.台本を作る。しかも5分ネタを沢山もつ
5.メリハリをつける
6.ネタはブラッシュアップを行う
7.当たり前だが、横柄な態度は絶対に取らない -
2017/10/30
-
90分の講師料が基本50万円という、まさにプロ講師になるまでに著者が培ってきたノウハウ。初めて講師を頼まれた立場にプロの講師がどのような意識で、どんな準備をして、どのように講師を務めているのか、その本気さが分かる。
本気でやる覚悟を求められる一冊だが、ノウハウはあくまで大谷流なので、参考にしつつも自分スタイルを確立することが大切なのかなと感じた。
18-65 -
年間300本以上の講演を行う著者の話はとても為になります。
長い話ではなく5分ネタを沢山つくっておくとういのはなるほどと思いました。
それにしても講師という職業というのは思った以上に経験とスキルが必要そうですね。 -
人前で話すことになり困ったり不安に感じたりしている人が「これならできるかも」と思えるヒントやコツを与えてくれる本
・ツカミの3分に本気になる、この講師はいつもと違うと思わせる
・“5分ネタ”をストックしておけば60分でも90分でも調整できる
・5分のシメの話でメッセージがぶれず、参加者を満足させられる
著者は年間1億円のオファーに応える人気講師にして【講師塾】の主宰
本書はロングセラーとなった2009年の旧版をアップデートした「最新版」