MUJIが生まれる「思考」と「言葉」

  • KADOKAWA (2018年7月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784046022691

作品紹介・あらすじ

「大戦略は『役に立つ』」
「手の痕跡のあるものづくり」
「心においしい商品」
「媚びず、驕らず、でしゃばらず。」
「これのどこがMUJIなの?」
「ローカルから始める未来」
「生活が美しくなれば、社会はよくなる」……。

「MUJI(無印良品)」は、どうやって生まれるのか。
どうして生まれたのか。これから、どうなるのか。

「商品・コンセプト」の考え方から、それを実現する
「これからの企業の姿」にまで言及。

感想・レビュー・書評

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  • 3回目かな
    これを読んで働き始めたことを思い出します。
    これを綺麗事と捉えるか、人生を賭けてチャレンジする事柄と捉えるか
    そんな狭間で揺れ動くよね
    でも一つ確かなのは、この軸がぶれなければMUJIがこの世に存在する意義に胸を張れるんだと思う。
    頑張る。

  • 企業理念満載。
    デザイン。人生。無印で家整理したくなった。
    自負マーケティング。

  • 借りたもの。
    無印良品のアイデンティティーを明文化した一冊。
    シンプル・イズ・ベストなデザインを提案するものと思っていた無印良品。それは私の認識違いだった。

    ページを開くと右側にキーワード。
    その導入に「?」と思い、開設される文章を読んで納得してゆく。

    「これがいい」ではなく「これでいい」
    「消費社会へのアンチテーゼ」…

    無印良品の製品を使用する人に「ていねいな暮らし」を提案することが無印良品のコンセプト――思想――だった。
    この本の装丁からも、それは窺える。
    白くて、読みやすい行間、上品な細い明朝体。

    商業主義……「売る側」のビジネス戦略ばかり最近読んでいたので、その思想に読んでいてほっとする。
    これは『中川清七商店』のコンセプトにも近しいと思った。

    決算での下方修正の報道(2019年1月)で「無印は高いから」という意見を聞いた。しかし、無印は「シンプルなデザインな分、安く」をコンセプトに“していない”ことを理解すると、また違った見方ができるのではないだろうか?(某”お値段以上”は言っている割には(値段相応で)質が良くないし…)
    「安ければいい」と思うのであれば他の100均でも良いわけで。
    「シンプルで上品さがある」という点で思い起こしやすいのが、生活スタイルごと提案している「無印良品」であるため、足を向ける。
    一見すると気づきにくいが、無印良品は時代に合わせて「ていねいな暮らし」を模索している。

  • 生活者の視点から「感じいい暮らし」を追求するMUJIの根底にある、徹底した思想とものづくりへの真摯な姿勢がよくわかる一冊。シンプルさの裏側にある「省く」ことの難しさや、時代へのアンチテーゼとしての役割に深く共感しました。

  • 無印良品の店舗を利用することはあったが、ここまでのコンセプト・拘りがあることを知らなかった。
    この会社で働く人間が、目指すべきところを見失ったときに、原点を確認できる本だと思う。
    必ずしも読者やビジネスに影響を与える本ではないと思うが、激戦の小売業界を生き抜く企業のバイブルは一読の価値ありと感じる。

  • シンプルな暮らしをしたくて、手に取った本。
    「シンプルな暮らし」を体現したブランド、といえば無印良品。これまで、地味でおもしろみがないという印象だったけど、無印良品の美学に触れて、こういう生活やデザインの良さが少しわかった。ちょっと買ってみようかな、という気になったから、この本はいい宣伝になっていると思う。
    無印良品が目指すスタイルのエッセンスを、自分も取り入れたい。

  • ポエムみたい。

  • 会社が出してるのに、反資本主義で反体制的な内容に驚いたし、何気なく使っている無印良品の思想を感じられてとても良かった
    新卒の時にこの本に出会っていたら…と思ってしまったが、資本主義にどっぷり染まった今だから、会社は株主のものではない、利益よりも役に立つことが第一だと言える特異さと凄さがわかるのだと思った
    無印良品愛をもってしまった

  • 無印良品の経営思想や商品を産む考え方をを肩肘はらず「ちょうどいい」言葉たちで解説した本。
    右ページに「無印良品を表す言葉」左ページからはその言葉の成り立ちや意図を配置。するすると読み進められます。
    正直のところ天啓を受けるような新しい考え方や気づきはなかったのですが、なんとなくどこかに置いておきたいなあとは思える、感じのいい内容。この読後感も無印的なのかもしれません。

  • 無印好きが読んだらさらに無印が好きに成る本。
    世の中に対する考え方、良品計画のあり方が理解できた。

  • 無印良品のシンプルなモノづくりが好きで、その考え方を学べることを期待して読んでみました。現会長の金井さんが大切にされている言葉を軸に、その思想やビジョン、組織のあり方を紹介されています。経営やプロダクト開発の詳細ではなく、ものづくりの思想や経営者としての哲学を平易な語り口調で書かれており、(無印らしく)読みやすいです。「人の役に立つ」には?と発想して課題発見する、具体的に困っている人を想像することを改めてやっていきたいと思いました。

  • 気になる言葉や考えは全てメモをとりながら、やっと読み終わった。とにかく自分もこの輪の中に入ってやると闘志を燃やすことができた一冊。
    「良心とクリエイティブ」が会社を変え、社会を変える。

  • 思想からできた店。世の中の流れがようやく良品計画に近づいてきたということ。これだけの思想家が常日頃から世の中を考え、意見を交わし、それが店づくりに適切に反映されている。「これがいいではなく、これでいい」というのはまさに日本人らしい思想であり、足りるを知ることから生み出される美は日本が世界に誇れる意識である。

  • とにかく他人の言葉の引用が多くて
    「感じ良くない」

    この本に「MUJIらしさ」は感じない

  • 思想や理念の重要性がよく分かる。思想が戦略を決め、ユーザ体験を大きく変える。思想が全てのベースになることを教えてくれる稀有な本。

  • 90年代、小学生の頃に無印良品に出会って以来、ファンだったけどいつからかチープな印象になってた。でもここ数年、特にMUJIBOOKSとMUJICafeを大好きになって以来、ふたたびMUJIファンに。この本を読んで、その理由がわかった。ちょっと格好つけて書かれているところが垣間見えるものの、思想はぶれてない。私が感じる心地よい手作り感と自由感には、こういう思想がベースにあったんだとわかって、ちょっとすっきり。会社がヤバくなったときのことも書かれてあって、参考になった。現場は大事。

  • MUJIを通して人々や社会に対して本来あるべき美しい生活の姿を訴えている。
    大量生産大量消費社会で人間がどんどん欲深くまたそれはどんどん満たしていこうとする中で、反対に0か100ではないちょうど良さが持つ美しさ洗練さを会社全体で体現している。
    一つ一つの事業や商品に社会的背景やストーリーを込めているため、深く生活者の共感を生み出している。
    とても難しいことだが、それを実現しているからこそ、最良の生活者からの信頼が厚い。
    今まで何気なく考えていた無印の姿が何十倍も深く重く感じた。

  • 無印良品の思想が分かる本。会社という観点だけでなく哲学的にも学ぶことが多い本だと思った。

    どんな会社を作りたいかを徹底的に話して決めたからこそ一言の思想で終わらず、こんなにも色んなことが語れるのだろう。
    一貫している気がしていたけど、商品価値の転換から生活価値の転換、そして社会価値の転換へと思想は一貫していても、ビジョンや戦略は時代に合わせて遷移していたことを初めて知った。
    この世界観を内外に伝えるためのコピーライターやデザイナーの存在が大きい気がする。すごい会社だ。

    以下、本書の中からのピックアップだが、どれも無印らしい。そう思わせるのは、やっぱりすごいと思う。ブレない世界観を作るのは社員に浸透してるからだろうけど、大きくなると上も下も世界観を共有するのは大変そう。
    役に立つという大戦略、感じの良いくらしをつくるもの、材料ではなくプロセスを見直すことでの豊かな低コスト、高くも低くもない価格、商品マイナスα、生活者にとって必要な本質だけを提供、そうか!なるほどねと感じる商品(商品価値の転換)→ 簡素であるがクリエイティブな共感と納得 "(生活価値の転換)→社会価値の転換へ

  • 『感じ良い社会』を目指している良品計画の哲学を紐解く一冊。良品計画はもともと消費社会に対するアンチテーゼとして始まり、売り手の論理を押し付けず、お客様に「役に立つ」を提供している。

    お客様の消費意欲を無理やり刺激せず、「これがいい」ではなく「これでいい」と思ってもらえる商品提供する。「豊かな生活」ではなく「感じ良い生活」を目指す。満足感よりも譲歩や受容を大事にし、行き過ぎた経済が地球環境や地域文化を壊すのを止めようとしている。

    良品計画の経営は、この哲学に則っているが、これを維持するのはとてもむずかしい。そもそも適正なバランスは曖昧だし、気を抜くと経済の論理に飲み込まれて利益や売上を最優先しまう。哲学を体現するような業務プロセスやマニュアルが整備されているけれども、社員は常にこれをアップデートするように、自ら考え、カイゼンしていく。

    この適性を追求し続ける姿勢は、MUJIにとどまらず、誰かに「役に立つ」を提供する人々に通ずるものだと感じた。昨今ではホセ・ムヒカ元大統領のスピーチやSDGsのように、経済の論理だけでは良き社会が実現しないことが主張されていて、良品計画の哲学もその主張の一つだと思う。自分もこの「思考」と「言葉」に時々立ち戻りながら、日々の生活や仕事に臨みたい。

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著者プロフィール

「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売までを行う製造小売業として、衣料品から家庭用品、食品など日常生活全般にわたる商品群を展開する。

「2018年 『MUJIが生まれる「思考」と「言葉」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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