じゃ、また世界のどこかで。

著者 :
  • KADOKAWA
4.18
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本棚登録 : 305
感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046024169

作品紹介・あらすじ

英語がダメでもお金がなくても、世界一面白い旅ができる!

本書は、写真家を目指し、就職活動をやめて、独学のカメラを片手に世界一周へと繰り出した著者(近藤大真=こんちゃん)の旅の記録だ。
「就活やめて世界一周? そんなことして将来、大丈夫?」「そもそも世界一周なんて無理じゃない?」――旅に出ると宣言したら、そう言う人もいた。
確かに英語も中学生レベルだし、お金も頑張って貯めたぶんしかない。でも、こんちゃんには、世界一周を通して「どうしてもやりたいこと」があったから、出発した。

結果、2カ国目で前歯が3本折れるわ、借りたバイクは数日間で10回以上も故障するわ、お金はスられるわ、飛行機は三度も乗り過ごすわ、気づけば全財産が250円をきってあわやホームレス!な事態になるわ……。もしかして、止めてくれた皆の言ったことが正しかったのか……!?

しかし、こんちゃんは諦めなかった。「世界中の人の写真を撮って、チェキでその人にプレゼントする」という夢を、最後までやり遂げた。
その旅の毎日を美しすぎる写真とともにつづったブログは、瞬く間に話題となり、海外でも「君、知ってるよ! ブログの人だろう!」と声をかけられるまでに。

「言葉が通じなくても、人はこんなにも通じ合えるものだろうか」と驚かされるような、世界中の人々の笑顔とエピソードの数々。
旅を終えたこんちゃんのコメントも収録し、ページを開けばいつでも「まるで自分も旅をしているような」気持ちになれる本。

――さあ、次はどこへ行こう?

感想・レビュー・書評

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  • 旅行記。
    筆者の近藤さんは、1年半かけて世界中を旅する。アジア・ヨーロッパ・アフリカ・中南米。訪問した国は33ケ国。フライトに乗り遅れたり、歯を折ったりというエピソードも面白いのだが、何と言っても本書の見どころは写真である。
    近藤さんは、本書とは別にこの旅を題材にした写真集も出しておられる写真家でもある。本書の中にも、本当にきれいな写真が沢山収められている。それよりも素敵なのは、行き先々で撮影した、人々の写真だ。近藤さんはこの旅にチェキを持っていく。持参したチェキのフィルム数は2,000を超える数であった。旅先で、チェキで写真をとり、その写真を相手にあげる。笑顔の相手をさらに写真に記録する、そういった感じの写真が数多く収載されている。皆の笑顔が良い、特に子供たちの笑顔が良い。

  • 文章が読みやすくて写真がとても綺麗。
    そして、、国籍、年齢問わず笑顔は素敵だなあ。
    超遠距離恋愛の恋人とのエピソードにはウルッとなった。
    世界一周に行きたい‼︎たくさんの人に出会いたい‼︎と思わせてくれた本です。

  • やりたいと思ったことに思い切って踏み出す勇気と行動力がとてつもない。お金がない、時間がないを言い訳にせずやりたいことに向かってとことん突き進む姿がカッコ良く、勇気をもらった。

  • 自分の世界は、自分で作る。
    そんなことを思いながら、その材料になればと手に取った。
    世界広すぎ。こんなことが待ってるんだ。
    自分の悩みなんてのは、自分や周りの価値観だけで判断してて…
    世界に待ってるのは、そんな常識を持ち合わせないっていう広さと、そこにいる人々。
    知りたい、みたい、話したい。
    だから、自分から会いに行こうって思いました。
    近藤さんにも、会ってみたいと思いました。。。

  • 尊敬する、大好きな写真家こんちゃんの写真集

    20歳でカメラに出会い、その数年後に世界一周の旅に出る
    その旅で出会った景色、人、エピソードがこの一冊にふんだんに詰められていた

    「お金もないし英語も中学生レベルしか喋れない。それでも僕の写真でたくさんの人を笑顔にして、幸せを贈りたい。」
    そう言って旅先で出会った人たちにチェキをプレゼントし続けたそう

    彼みたいに信念をもって生きていきたい
    彼が見てきた景色もいつか自分の目で見てみたい

  • 大好きな写真家・こんちゃんの旅本。世界を旅する気分を味わえたり、こんちゃんのパワーに力をもらえたり、笑顔が溢れる1冊です。こんちゃんの人柄が素敵。

  • 旅好きには共感できる内容が多い、
    伝えたいこともすごく伝わる
    なによりも近藤さんの人柄に惹かれる

  • <学生コメント>
    世界中を旅している気分になれるでしょう。コロナ禍で旅行行きたい欲抑えてるあなたへ。この本の写真を見て楽しんでください。

  • 旅の厳しさ、出会いの素晴らしさ、景色の美しさを感じる一冊。便利じゃなくても、衛生的でなくても、生きる力をもった人々の尊さが伝わってきた。

  • ひたすら綺麗な写真でした。
    旅行にとにかく行きたくなりました。

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著者プロフィール

1992年、愛知県生まれ。20歳の時、写真好きの父の影響でカメラにハマる。大学3年時の夏休みに車で西日本一周しながら絶景を撮る旅へ。その旅で多くの人と出会い、人の笑顔を写真に撮る楽しさを知る。その感動が忘れられず、大学4年時に就職活動を放棄し、ヒッチハイクで日本一周しながら日本中の笑顔を撮る旅へ。大学卒業後は、株式会社ラブグラフでカメラマンとして活動しながら、2016年8月より世界中の笑顔を撮る旅へ。2018年2月、世界一周を終えて日本へ帰国。

「2018年 『じゃ、また世界のどこかで。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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