イラストで楽しむ日本の七十二候 イラストと浮世絵で日本の旧暦を味わう! (中経の文庫)

  • KADOKAWA (2013年4月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784046025548

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

季節の移ろいを感じることができる本で、二十四節気をさらに細分化した七十二候を、イラストや浮世絵を交えて解説しています。日本の伝統的な季節感や言葉の起源に触れながら、のんびりとした時間を過ごすことができ...

感想・レビュー・書評

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  • 秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露にぬれつつ
     天智天皇

     ご存じ、「百人一首」の1番目を飾る歌。秋の田近くの仮小屋で番をしていると、かやぶき屋根の編み目が荒いので、衣の袖は夜露に濡れるばかりだ、という歌意。
    鑑賞するなら、農作業の厳しさをつぶやいた歌ではなく、むしろ、収穫の秋を喜び、晩秋の詩情を誘うような夜の光景を思い浮かべたい。

     日本の農業の目安には「旧暦」が有効だそうだが、「秋分」や「冬至」などを区切りとする「二十四節気」を、さらに3等分した「七十二候」の存在も興味深い。6世紀ごろに古代中国から日本に伝わり、その後、江戸時代の暦学者が日本にふさわしいように改訂したものという。

     そもそも、「気候」という言葉は、「節気」の気と「七十二候」の候を組み合わせたものだとか。季節感と日本語との、深い関係性も再発見させられる。

    「七十二候」では、ほぼ5日ごとに名称がつけられており、新暦(現在の暦)11月7日から11日ごろは、「山茶始開【つばきはじめてひらく】」。つややかな桃色の山茶花【さざんか】をツバキと間違えた名称で、そういう裏事情も雑学としておもしろい。

     次なる11月12日から16日ごろは、「地始凍【ちはじめてこおる】」。冷え込みの厳しくなる朝晩の、まさに実感のこもった名称だ。

     ほか、秋の章では「涼風至【すずかぜいたる】」、冬の章では「虹蔵不見【にじかくれてみえず】」など、風情ある言葉に出会え、旧暦の奥深さにひかれてしまう。
    (2016年11月6日掲載)

  • 誕生日に姉から貰ったもの。

    それぞれの季節を表現する言葉がたくさん載っていて、語彙が豊かになりそう。

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著者プロフィール

アフロ:1988年1月7日生まれ。東京ドームと同い年。2008年、MOROHAを結成しラップを担当。現在は活動休止し、ソロの音楽活動とユニット「天々高々」で邁進中。俳優として映画「さよなら ほやマン」に主演、第78回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、第33回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。著書にエッセイ集『東京失格』。信濃毎日新聞でコラムも連載中。何でも屋の頑張り屋。

「2025年 『俺のがヤバイ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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