新撰組顛末記 (新人物文庫 な 1-1)

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  • KADOKAWA/中経出版
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046029188

感想・レビュー・書評

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  • この本は新聞記者の取材に応じて晩年の永倉新八が語った内容をまとめたものだそうだ。もともとは小樽新聞で連載されていたとか。

    小説のようにドラマチックに展開されることもなく淡々と進んでいく。新撰組も人間なんだなぁ…と思うエピソードが所々にあり、リアルさを感じられる本だった。とても貴重な資料だと思う。

    また、解説に心打たれた。4ページほどの短い解説だったが、永倉新八が新時代をどんな風に生きたのか垣間見た気がする。(垣間見たと言うことすらおこがましいかもしれません…)幕末からの数十年はわずかな期間であらゆる物事が変化した激動の時代だと思うが、生き残った新撰組の人々が新しい時代をどんな風に生きたのか、私はそれが気になってしかたがない。

  • 最大の欠点は、永倉新八ではなく、第三者の目から語られていること。一人称ですらないのだ。
    氷川清話の勝海舟を見れば分かるように、
    永倉のように歴史上の人物であれば、語り口調から
    看取することも多いはずだ。
    そこから、いきいきとした言葉、歴史、思いが活写されるのではないか。

    編集という意味では大失点だろう。
    また、面白く無いのは、歴史上の事実をただ辿っているだけなところだ。
    そうではなく、当事者ならではの心情を吐露して欲しかった。
    これだったら、小説で十分だ。

    新撰組に関しては、やはりただの無頼者の集まりであるという印象しかない。
    逆に言えば、美化され得ない、ただの人間としての姿がここにあること。
    誰も、大した人物がいないということだ。

  • 史料としては興味深いけれど、文学作品ではないでさね。あとがきに、何故朝敵となってしまったか、という考察があるが、書かれていることをそのままやっていたのだとしたら、そうなっても仕方ない気もします。

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プロフィール

1839年(天保10)、江戸生まれ。本姓長倉。元は松前藩士。武者修行中に近藤勇に出会い浪士組に参加、新選組結成後は二番組長を務めるなど新選組草創期からの中心人物。甲陽鎮撫隊や靖共隊に属して戦うが、米沢より江戸へ帰還。松前藩への帰藩が許され、藩医の杉村介庵の婿養子となり杉村治備(後に義衛)と名乗る。その後小樽へ移り、樺戸集治監の剣術師範となる。数少ない新選組幹部の生き残りとして、板橋に近藤勇、土方歳三の墓を建立した。1915年(大正4)、病没

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