世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた

著者 :
  • KADOKAWA
3.78
  • (62)
  • (118)
  • (74)
  • (17)
  • (5)
本棚登録 : 2371
感想 : 100
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784046040534

作品紹介・あらすじ

60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ著者、最新刊!

「経営戦略やマーケティング理論は学ばなくてはと思っていても専門書は難しすぎて読めない」
「知りたいのは理論でない。仕事に「どう役立つのか?」が知りたい」
といった忙しいビジネスパーソンのために、MBAで学ぶ理論、さらに仕事に役立てる実践方法を「セブンイレブンの戦略」
「Amazonはなぜ実店舗を作ったのか」といったビジネス実例を紹介しながらわかりやすく解説する。
『競争の戦略』『ビジョナリー・カンパニー』『ブルー・オーシャン戦略』『影響力の武器』といった定番から、『イノベーションのジレンマ』『リーン・スタートアップ』といった新テーマ、『ティール組織』『予想どおりに不合理』といった最新ビジネス理論まで網羅。
ビジネスマン必読の50冊のエッセンスが1冊で学べる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学で習う様な質の良い知識が満載でした。
    いっときのブームに流されない偉人達の著書ですので、信憑性もありました。

    私がこの本で最も気に入っている部分は例えが現代の日本人に理解しやすい物だったことです。
    偉人達の著書を読もうとすると例えが戦時中のアメリカだったりで、「言いたいことはわかるけどいまいちピンとこない」という状況が多いですが、本書は例えがセブンイレブンやトヨタなどわかりやすく表されているので、本筋を見失うことなく、学べました。

    ただ、量が多いため1度で覚えきるのは無理だと感じました。何度も読み直すか、自分に必要な知識だけを学ぶことがやっとでしたが、それでもこれで2000円しないのはコスパが良いと私は感じます。

  • 日本では「経営理論=机上の空論」、現実の世界では役立たないとされており、体系的に学ぶ人は少ない。セオリーを無視し、現場の経験・精神論を過度に重視する現代の日本企業は「うさぎ跳びで勝てるようになる」と考えていた運動部と同じだ。

    世界のエリートたちは、ビジネスの「セオリー」を知っているのだ。

    (以下、特に読みたいと思った著書を6つ挙げます)


    ①『新訂 競争の戦略』- M.E.ポーター

    ポーターによると、業界が儲かるかどうかは、その業界の競争状況の違いに出るという。競争が激しい業界は儲からない。

    ただし、競争しているのは、同業者・売り手・買い手・新規参入者・代替品の5つである。

    そしてその業界で他社に勝つには、コストリーダーシップ戦略・差別化戦略・集中戦略の3つしかない。


    ②『キャズム Ver.2』-ジェフリー・ムーア

    新商品の普及段階を示したテクノロジーライフサイクルには、イノベーター・アーリーアダプター・アーリーマジョリティ・レイトマジョリティ・ラガードの5段階ある。

    現実には、各段階の間に隙間があり、ここに落ちるとそれ以降には普及しない。特に1番厄介なのが、アーリーアダプターとアーリーマジョリティの間にあるキャズムである。

    このキャズムを越えるためには、ホールプロダクトを用意すること、他のアーリーマジョリティの事例を提示することが必要になる。


    ③『新版 ブルー・オーシャン戦略』-W・チャン・キム、レネ・モボルニュ

    ブルーオーシャンを作る方法を3段階で示した1冊。

    まず、業界の一般的な価値提供を把握するために、価値曲線を描く。次に、どの価値提供を辞め、どの価値提供を増やすべきかを整理する。最後に、新たな戦略キャンパスを描き、新たな価値提供から市場を創り出す。


    ④『価格の掟』-ハーマン・サイモン

    価格とは価値である、顧客が「この価値なら支払う」という価格が正しい価格である。行動経済学は、非合理的な人の行動を解明してくれる。

    低価格戦略と高価格戦略のいずれを選ぶかは重要だ。顧客に一度でもアンカーされれば、途中変更はできない。

    ただし、高価格戦略で成功している企業の方が、低価格戦略で成功している企業より多い。大抵の市場で、低価格で成功できるのは1,2社のみだからだ。


    ⑤『ビジョナリー・カンパニー 時代を超える生存の原則』-ジム・コリンズ

    優れた製品・戦略を作ることで、企業が成長するわけではない。リーダーが優れた組織を作り、社員に活力を与えて創造性を引き出した結果、優れた製品を生み出すビジョナリーカンパニーになったのだ。

    彼らに共通する点は「理念を貫き通している」ということだ。基本理念を会社の目標や施策に一貫性を持って反映させ、社員の日々の行動に浸透させている。


    ⑥『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』-ジム・コリンズ

    ビジョナリーカンパニーのリーダーに共通するのは、一見謙虚で大人しく見えるが、内面は熱狂的で意志が強く、勤勉に働き、大胆な判断をするという点だ。コリンズは彼らを「第5水準の経営者」と呼ぶ。

    成功すると外部要因を探し、失敗すると自責を考え改善点を探す。

    彼らは、まず自社の方針に合う適切な人だけを選んでバスに乗せ、不適切な人は降ろし、バスの目的地を決める。気の合うような人同士なら、目的地変更は簡単で、環境が変わってもすぐに対応できる。


  • この本、一冊だけで要約が掴める。
    深く読みたい&知りたい物はオススメされてる本を読まなきゃだけど、この一冊だけで充分価値ある一冊。

  • 『感想』
    〇触りの部分だけかもしれないが、50冊を1冊にまとめてあり、ここから興味のある本へ向かうことができる。0の知識を1にでき、この後1の知識を10,20と増やしていけるきっかけを得ることができ、よかった。

  • タイトル通りビジネス書50冊の重要な部分を
    簡潔にまとめてくれています。
    すごいです
    ほとんどが海外の著者ですが、日本人にも身近に感じられるような売れてる商品や人気なものの例えをあげて噛み砕いてくれてるので分かりやすく面白い。

    メモ
    差別化、何をやらないか(セイコーマート)
    悪いニュースを歓迎、80点主義で速さ重視
    問題発見力と解決力
    コアコンピタンス(ユニ・チャーム)
    変化を感知し、今の強みをくみなおし新たな強みを(富士フィルム)
    日々の改善
    失敗前提で小さな挑戦を繰り返す
    ブルーオーシャン(QBハウス)

    エクセレントカンパニー、やってみよだめなら直せ

    ビジョナリーカンパニー、企業地位を何十年も維持する未来志向、超一流企業。カリスマ不要、戦略も試行錯誤
    ビジョナリーカンパニー2、人材を決める。謙虚に愚直にやれば偉大になれる
    ティール組織、管理しない組織

    内発的動機付け
    自己肯定感

    与える人ギバーこそ成功選択偶然運命で未来は決まる

    強みを活かす

  • 産後のボケボケ脳のリハビリとして。
    企業の実例も多くて読みやすい。
    調査は顧客満足度よりNSPスコアをみた方が良さそう。
    仕事復帰したら再読したい。

  • 著者のおすすめの本をレビューするというコンセプト、中には読んでみたい本もあったので良い発見。ただ読書というのはやはり自分で読んでみないと、と思う。それも良い発見。

  • この本を読んで理解するのではなく、読むべき本を探すという目的に最適。下手なレビューを見るより、信用でき参考になる。

  • MBAのために必読な本の50選を、それぞれ要約&筆者が自分の引き出しの事例も書き加えたカタログ的本。

    特に筆者がIBMの社員だったこともあり、ガースナーの本に関してはかなりあつかった。

    ここからまた各本へ行ける、超良書。
    エクセレント・カンパニーとティール組織はすぐにでも読みたい。

  • MBAについて何も知らなかったので、手始めの情報収集として読みました。

    本の紹介としては◎と思う。
    一つ一つの本に深入りしてないので、軽い気持ちでテンポ良く読めた。いきなり専門書を手に取るより、これを先に読んで面白そうな本の目星をつけてから買いに行く方が失敗は減るはず。

    個人的読みたくなったランキングベスト3
    1.ブルーオーシャン戦略
    2.ティール組織
    3.ジョブ理論

全100件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

マーケティング戦略コンサルタント。慶應義塾大学工学部卒業。日本IBMに入社しマーケティングマネージャーや人材育成責任者を担当。2013年に日本IBMを退社しウォンツアンドバリュー株式会社を設立。執筆の傍ら、企業への戦略策定支援や「永井経営塾」を主宰。2002年多摩大学大学院MBA修了。主な著書に、『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』のほかシリーズ60万部突破!『100円のコーラを1000円で売る方法』(KADOKAWA)など多数。

「2021年 『世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

永井孝尚の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
佐々木 圭一
リンダ グラット...
出口 治明
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×